ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-10

[米ドル円]111円台底固めから上値トライ

(米ドル円日足)


中国の為替操作国への認定、ブレグジット問題、イタリア財政赤字問題、そして中東の地政学的リスクなどが燻る中、円高に振れやすい地合いで先週は始まった。しかし、為替報告書で中国が操作国として認定されなかったことで一先ず安心感が広がった。また、イタリアが財政赤字目標を変更するとの報道で欧州への懸念は後退。ブレグジット問題はまだ先行き不透明ではあるがメイ首相が歩み寄りを見せたことで極端な警戒感も後退。
円高要因が少しずつではあるが縮小し円安が進みやすい地合いとなった。
米国サイドではFOMC議事要旨がタカ派的との見方が広がり米長期金利は上昇。
日米金融政策の違いによるドル買いの動きも見られる。
一方、NY株式市場は依然として荒っぽい動きがみられるものの下げたところでは買いがみられ、そろそろ底固めに入ったとみている。
ドル円も同様に111円50銭(BB下限で雲の上限)付近の底固めから再び113円台を試す展開が予想される。

今週のドル円予想レンジ:113円40銭(61.8%)~111円70銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]ダブルボトムを付け反発

(ユーロ米ドル日足)


イタリアに対して欧州委員会は財政規律に違反すると正式に警告を与えた。
ユーロは10月9日に付けた安値1.1432に迫る1.1434まで下落した。
イタリア政府はこれに対し財政赤字目標を対GDP比2.4%から2.1%に変更することを検討するとしユーロは1.1535まで反発。辛うじて1.1432割れを回避したことで目先安心感が広がる。
しかし、これでイタリアリスクが後退したわけではなく短期的な戻しとみた方がよさそうだ。
今週はECB理事会が開かれるが現行の政策金利は維持されると予想され市場への影響は限定的とみる。
注目はその後のドラギ総裁の記者会見に集まる。イタリア財政赤字懸念や国債の下落などに対して出口戦略に慎重姿勢を示すようならユーロ売りが再開することになる。
また、貿易摩擦による欧州経済への影響などに言及すれば同様にユーロ売りが強まる。
反対に、改めて出口戦略に前向きな姿勢を示すようなら一旦は買いが強まったとしてもイタリアやドイツの政治混乱などを背景に上値は限定的とみる。
戻り売りスタンスで臨みたい。

今週のユーロドル予想レンジ:1.1580(38.2%、BB中心)~ 1.1380(BB下限)

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[カナダドル円]BOC会合で利上げ予想

(カナダドル円日足)


先週末に発表されたカナダ8月CPIが-0.4%と予想の0.0%を大きく下回ったことからカナダドルは急落。カナダドル円は86円35銭から一気に85円68銭まで下落した。その後は買い戻しの動きも見られたが出遅れた売りが再び上値を抑え、この日の安値となる85円56銭まで下落した。引けにかけて買い戻しが入ったものの上値の重い展開となって週を終えた。
今週はBOC政策会合が開かれ政策金利を現行の1.5%から1.75%に引き上げると予想される。先週末の経済指標の数字が予想を下回ったことで利上げに変化が生じるとの見方が広がっている。それだけ織り込まれていないということでもし利上げに踏み切るようなら素直にカナダドル円は上昇に転じるとみている。
ただ、WTIが70ドルを割り込んできたこともありカナダドルの上値も限定的となりそうだ。

今週のカナダドル円予想レンジ:87円10銭(BB中心、38.2%)~85円00銭

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[全般]荒れ相場も収束へ

先週はイタリア予算案、ブレグジット協議、中国経済の行方を巡り株式市場を中心に荒っぽい相場展開が続いた。また、サウジの記者殺害疑惑も浮上し中東情勢が俄かに不穏な空気に包まれるなど地政学的リスクの拡大も市場の波乱要因となった。しかし、それも週末にかけて収まり始めており今週は落ち着きを取り戻した市場が反発に向かうか注目される。
先週末の東京市場で発表された中国7-9月期GDPが6.5%と予想の6.6%を下回ったにも拘らず上海総合指数は大きく反発。中国発の世界同時株安の懸念がこれにより払しょくされた格好だ。
イタリア予算案問題で売りが続いたユーロもこの日は反発に転じた。イタリア政府が2019年の財政赤字目標をGDP比2.4%から2.1%に修正するとの一部報道を受けリスクが後退した。また、ブレグジット協議で揺れていたポンドもメイ首相が「アイルランド問題で主要な要求の一つを取り下げる用意がある」との報道で反発。
前日大幅安となったNY株式市場もダウがプラスに転じ一先ず安心感が広がりドル円クロス円ともに上昇に転じるなど円独歩安の展開となった。
米中首脳会談が11月29日に暫定合意されたことや、中国経済の減速も先週のGDP発表後の動きを見るとほぼ織り込んでいることが分かった。為替報告書で中国が認定されなかったことも安心感を与えている。
ブレグジット問題はかなり混沌としてきているもののバルニエ首席交渉官やメイ首相の発言などから大分煮詰まってきている。
イタリア問題も悪材料として既に市場は消化し始めており今後イタリアの歩み寄りが明確になればユーロ買い戻しのきっかけにもなる。
中東情勢は米国中間選挙を控え波乱要因となるものの直ぐに市場に影響を与えるものではなく当面は様子見となる。
今週はそれぞれの問題をこなしながら徐々に荒れた相場も落ち着きを取り戻すなかでリスクオンの動きに転じる可能性もある。
リスクの後はチャンスあり。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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