ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-11

[米ドル円]ドルと円の綱引き状態継続

(米ドル円日足)



先週は日米の祝日が重なりドル円は週を通し90銭程度の値幅にとどまった。
ただ、NY株式市場が1000ドル近く下落した割にはドル円は底堅い動きを維持。ドル高と円高の綱引き状態がドル円の動きを支えている格好だ。
今週は週末に米中貿易協議が控えていることから依然として綱引き状態が続くと予想される。ただ、その中でもユーロやポンドの下落幅が拡大しドル高が円高の動きを上回る可能性が高まる。
今週もNY株価が下落したとしても112円の下値の堅さが確認されただけに底値が割れないという安心感が漂う。
一方、10月以降114円台の上値の重さも印象的なだけに今週も狭いレンジ内での動きが予想される。

今週のドル円予想レンジ114円10銭(BB上限)~112円20銭(雲の下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ポンド円]離脱協定案期待とスペインの反対

(ポンド円日足)



先週末のポンド円は軟調な地合いで推移。
25日の臨時EU首脳会議で英国離脱案について正式合意が期待される中でポンド売りが先行。英国領ジブラルタルを巡りスペインが離脱反対の姿勢を強めたことが上値を抑えた。
ただ、スペイン1国が反対に回ったとしても合意への影響はなく最終的に合意に至ればポンド買いに反応するとみる。ただ、メイ首相の信任案や議会の混乱など国内問題などへの懸念が上値を抑える。
テクニカル的にみるとボリンジャーバンドの中心線で上値が抑えられ雲の下限付近で下げ止まった。
協議が合意に至れば再び上昇に転じ雲の上限を目指す展開が予想される。
合意に至らなかったとしても今後も交渉が継続されることから下値も限定的。
10月26日に付けた安値142円77銭からボリンジャーバンドの下限が位置する142円50銭付近にかけて強いサポートとして意識される。
このレベルでは押し目買いを入れていきたい。

今週のポンド円予想レンジ:147円40銭(61.8%)~142円50銭

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[豪ドル米ドル]米中首脳会談に注目

(豪ドル米ドル日足)



先週はNY株式市場が大幅下落となりリスク回避の動きが豪ドルの上値を抑えた。また、原油価格の下げ止まりも見られず資源国通貨としての豪ドル売りを促した。
米中貿易摩擦による中国景気への不透明感もあり下落が続いた豪ドルは10月末に0.7020の安値を付けた後に反発。下落トレンドラインを上回り上昇に転じた可能性がある。
週末の米中首脳会談で貿易摩擦問題を巡る交渉が予定されている。
最近のNY株価の下落を受けてかトランプ大統領は中国との交渉に楽観的な見方を示すコメントが増えている。中国としてもなんとしても米国からの圧力をかわそうとの思いもある。対立が緩和されるようなら安心感が広がりNY株価も上昇。同時に中国の影響を受けやすい豪ドルにも買いが強まるとみている。
交渉が失敗した場合には豪ドル売りに反応するとみるが貿易協議は今後も継続することから下げも一時的とみる。
ここにきてランドやカナダドル等の資源国通貨が堅調な地合いで推移しているのはそれだけ投資意欲が強いとみることができる。
豪ドルも将来的に利上げが期待されることから押し目買いスタンスで臨みたい。

今週の豪ドルドル予想レンジ:0.7350(BB上限)~0.7140(61.8%)

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[全般]週末の米中首脳会談に注目

先週はNYが感謝祭を挟むなかでNYダウが続落。原油価格も50ドル付近まで下落して終わったことで連休明けのNY市場の動向に注目が集まる。EU臨時首脳会議の結果や週末の米中首脳会談を控えネガティブサイドへの神経質な展開が予想される。
先週末の金曜日は日本が勤労感謝で祝日となる中で動意が乏しかった。
欧州市場に入りドイツやユーロ圏のPMIが製造業、サービスともに予想を下回るとユーロが急落。ポンドもEU離脱問題を巡りスペインがジブラルタルの領有権を主張する問題もあり離脱反対を主張するなど下落。
この日はNY市場が短縮取引となる中でNY株式市場もダウが三日続落となりナスダックも反落。更に、WTI原油価格もサウジの減産に懐疑的な見方が広がり50ドル付近まで下落して終了。リスクオフの動きとなった。
しかし、ユーロやポンドが下落したことでドル高の流れが強まりドル円は113円近くまで上昇するなど底堅さが目立った。
日米祝日で参加者の少ない中でのNY株安が、連休明けのNY市場でも継続するか注目。
既にNY株式市場が本格的な調整に入ったとの見方が広がる中で続落するようなら悲観的なセンチメントがさらに広がることになる。
今週は週初にも臨時EU首脳会議で離脱協定案の結果を巡りポンドの動きが注目される。
また、週末にはG20で米中首脳会談が開かれ貿易摩擦問題を巡る交渉が予定されている。
これらの問題に関する要人発言が増えると予想され、ちょっとした悪材料などに敏感に反応しそうだ。
ただ、米中首脳会談で貿易摩擦交渉への期待は相場の下支えとなりそうだ。
最近の株価下落を受けトランプ大統領も中国に対してある程度譲歩するのではといった期待もある。週末に至るまでは米中関連の要人発言で一喜一憂する相場展開も予想される。
いずれにしろ米中通商交渉の行方次第で下落が続くNY株式市場が反発に転じるか注目が集まる。
それまでは方向感がつかみにくく、不安定な相場展開が予想される。

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