ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-12

[米ドル円]円高リスク満載でも保ち合い継続

(米ドル円日足)


米中貿易摩擦懸念や世界的な景気減速懸念からNY株式市場が大幅安となりドル円は113円22銭まで下落した。
しかし、これだけの株価の下落にもかかわらずドル円が底堅い動きを続けているのは、ドル買いの需要が大きいことを示すものだ。
レパトリ減税の効果やドル独り勝ちによるドル買いがドルの下支え要因とも考えられる。
今週開かれるFOMC会合では金利見通しが下方修正されるとみられ、米長期金利が低下。市場は既に来年の利上げ打ち止めへのドル売りが出た観もある。
金利見通しが予想通りであり、パウエル議長の発言内容も前回のものを踏襲するものであれば買い戻しの動きが強まるとみている。
ただ、ドル円は三角保ち合いが収束に向かっており、依然として大きな動きは期待できない。
下値の112円20銭付近の強いサポートを下抜けたとしても110円台では買い需要が高まる。
上値も114円ミドル付近を上抜いたとしても115円台では売りが並ぶ。
結果的に保ち合い相場継続とみている。

今週のドル円予想レンジ:114円20銭~112円40銭(BB下限、雲の下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ポンド米ドル]ハードブレグジットへの道

(ポンド米ドル日足)


メイ首相の信任投票の結果、信任されたものの4割近い議員が反対に回ったことで離脱協定案の今後の議会採決は難しい状況となった。
3月末の離脱期限延長の可能性はあるものの今後もメイ政権の脆弱さやハードブレグジットへの懸念が燻ることからポンドの売りは継続とみる。
今週はBOE政策会合が開かれるが現行の政策金利は継続と予想され、声明文に注目。
ブレグジット問題が燻る中で景気に対する慎重な姿勢が示されるようなら下方向に反応しやすい。
もし利上げに前向きな内容となり、瞬間的にポンド買いに反応するようなら戻り売りスタンスで臨みたい。
下値目標としては9月の高値1.33から10月末の安値1.27までの下げ幅600ピップス。
1.27の底から600ピップスを引いた1.21が下値目標となる。
ただ、目先はまだポンドショートポジションが残るとみられることから下げたところでは買い戻しが入りそうだ。

今週のポンドドル予想レンジ: 1.2740(38.2%)~1.2370

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[NZドル円]中国リスクと商品相場

(NZドル円日足)


米中首脳会談で追加関税延期が決まったことから12月3日早朝にNZドル円は78円80銭の高値を付けた。しかし、その後米中貿易摩擦激化への懸念が再燃し77円付近まで押し戻された。
先週末は中国小売売上が予想を下回ったことで中国景気減速への懸念が広がりNZドル円は77円ミドルの損切りを巻き込みながら急落。76円98銭まで下落し安値圏での引けとなった。
NY株式市場の不安定な動きが継続する中で、今週のNZドル円は一段の下値を試す展開が予想される。
ただ、米中貿易摩擦への懸念は目先織り込んだ格好となり、商品相場の上昇などがNZドルの下支えとなる。
11月に付けた76円20銭付近の安値で下げ止まるようなら上昇トレンド再開とみる。
反対にこのレベルを下回るようなら75円ミドル付近までの下落リスクも頭に入れておきたい。
FOMC会合後のNY株式市場の動向がカギを握る。

NZドル円予想レンジ: 78円30銭(12月13日高値)~76円30銭(BB下限、38.2%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[全般]FOMCとNY株式市場

先週は米中貿易摩擦激化やブレグジット、イタリア予算案などへの過度な懸念が緩む中でNY株式市場は落ち着きを取り戻したかに見えた。しかし、週末の金曜日に発表された中国や欧州の経済指標が予想を下回ると一転。世界景気減速への懸念からNY株式市場は大幅安となった。今週はこれらの株価の動向とFOMCでの今後の金利見通しに市場の注目が集まる。
先週末に発表された中国の小売売上が予想を下回ったことからオセアニア通貨売りが先行。中国が2人目のカナダ人を拘束したことから米中貿易摩擦激化への懸念が高まった。
日経平均株価も大幅安となりドル円は上値の重い展開が続いた。
その後発表されたフランスやドイツ、そしてユーロ圏のPMIが予想を下回ったことからユーロやポンドが急落。ブレグジットやイタリア予算問題などが燻る中で悪材料に反応しやすい状況となった。
NY市場でも中国や欧州経済指標の悪化が世界景気減速への懸念を思わせたことからNY株式市場は三指数ともに大幅安となった。
結果、安全な米国債が買われ金利も低下する中でドル売りが先行。ドル円は一時113円前半まで下落。しかし、ドル売りの勢いが弱まるとドル円は小幅反発して終了。
今週も不安定な株式市場の動きが継続すると予想されるだけにFOMC会合への注目が更に高まる。
FOMCでは今回利上げはほぼ織り込んでおり、市場の注目はメンバーの金利見通しに集まる。
パウエルFRB議長発言で市場は既に来年は1-2回の利上げに止まるのではといった見方が広がっている。株式市場の下落を眺めながらの発言と受け止められているが結果的にイールドカーブのフラット化を招いた。また、利上げ打ち止めは景気減速を背景にしたものとの受け止め方もあり不安定な株式市場が続いている。
トランプ大統領はFRBの利上げに圧力をかけており、ハト派的な政策をとるようなら政治の圧力に屈したと受け止められかねない。
前回の発言よりもややタカ派寄りの発言になるようならドル買いに反応するものの同時に株価の下落を招き円買いの動きも警戒される。
反対に、来年の金利見通しが0回から1回に低下するようならこれまでのドルの上昇トレンドの転換として市場に受け止められそうだ。
どちらにしてもドル円にとっては下振れリスクが燻ることになる。
ただ、市場は悪材料を先食いしている観もあり、FOMC会合が終了すればイベントリスクの後退による円安が進む可能性も残す。

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