ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2018-12

[米ドル円]底堅さを確認

(米ドル円日足)


FOMC会合ではややタカ派的な結果となりドル買いが先行。発表前に112円10銭付近まで下落したドル円は112円67銭まで上昇。
一方、株式市場が反落したことで円買いの動きがドル円の上値を抑えた格好となった。
パウエルFRB議長は貿易摩擦やブレグジットなど世界経済や市場の動向を注視しているとし、今後どちらにも動きやすい状況を醸しだした。
しかし、株式市場は景気減速への懸念からか下落に転じるなど依然として弱気センチメントが漂う。結果的にドル円はドル高円高の動きが続きそうだが、今年最後のイベントが終了し徐々に落ち着きを取り戻すとみている。
FOMC会合前の安値112円10銭付近が目先の底値と見て、その手前では買いを入れていきたい。

ドル円予想レンジ:112円70銭(38.2%)~112円10銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]イタリア予算案合意で安心感

(ユーロ米ドル日足)


欧州時間にヨーロッパ委員会がイタリア19年度予算案について赤字を圧縮する修正案を受け入れることを決定。前日に既に話が広がっていたことから市場は大分織り込んでいたものの、それでもユーロ買いが先行。1.1440付近まで上昇した。
しかし、FOMC会合ではタカ派的と市場が捉えたことでドル買いが進むとユーロドルは1.1365まで下落し、そのまま安値圏での引けとなった。
イタリア問題は一先ず落ち着いたものの、依然としてフランスやドイツなど政治の混乱が続く中で積極的なユーロ買いは難しい。
前日の高値1.1440付近はフィボナッチ38.2%戻しでもあり1.1420付近にはボリンジャーバンドの上限も位置していることから強いレジスタンスとして意識される。
当面1.12から1.15ドルのレンジ内での動きが続くとみている。

ユーロドル予想レンジ: 1.1440(38.2%)~1.1350

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[豪ドル米ドル]米ドル買いが下押し圧力

(豪ドル米ドル日足)


FOMC会合を控え豪ドルドルはじりじりと買いが強まり一時0.72ドルを片足上抜けた。
61.8%戻しとなる0.7160付近の底堅さが意識されていた。
しかし、FOMC会合ではややタカ派的な見方が広がりドルが上昇。豪ドルドルは0.7160を割り込むと断続的に損切りを巻き込みながら0.7087まで下落した。
しかし、流石に売られ過ぎの観もあり買い戻しも見られたが戻りも鈍い。
ドル買いの動きは暫く続くとみており豪ドルドルは今年最安値となる0.7020付近を再度試す展開を予想する。
目先は過去に何度か下げ止まりを見せた0.7050付近がサポートとみる。

豪ドルドル予想レンジ: 0.7160~0.7050

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[全般]FOMCはタカ派的

注目のFOMC会合では利上げや来年の金利見通しは予想通り。一方パウエルFRB議長の発言はややタカ派的との見方が広がり株式市場は急落したもののドル買いが先行。市場を注視しながら全般に慎重な言い回しが目立った。
昨日の東京市場では前日のNY株式市場が大幅安となったことから日経平均株価が下落。ドル円は上下に振らされる場面も見られたがFOMC会合を控えその後は112円ミドル付近でのもみ合いが続いた。
欧州市場ではヨーロッパ委員会がイタリア予算案を承認したことで安心感が広がりユーロが堅調な地合いで推移。
NY市場ではイタリア予算案承認などの動きを背景に株式市場は堅調な地合いでスタート。
NYダウは一時400ドル近い上昇となった。
FOMC会合では、政策金利を現行の2.25%から2.5%に0.25%引き上げることを決定。声明文では「更なる段階的な利上げ」を「いくらかの更なる利上げ」に変更。また、「世界経済や市場の動向を注視し、経済見通しの影響を分析する」とし、市場への配慮がみられた。
金利見通しでは19年の利上げ回数を前回の3回から2回に引き下げられるなど予想通りとなった。20年は1回を据え置いたが長期見通しでは3%から2.75%に引き下げられたことで打ち止め感が広がった。この結果ドルは全面的に買いが入ったものの株式市場は一転して下落。経済鈍化への懸念が広がり大幅安となった。
FOMCでは全般にタカ派とハト派をバランスよく示したように見えるが、株式市場は過剰に反応している。
それだけ今後の動きが不透明ということだろう。
為替市場にとってもブレグジットや貿易摩擦などの今後の動向が見えてこないことから方向感が見えない。
今年最後のビッグイベントが終了したことで、徐々に落ち着きを戻し円安の動きが強まるとみる。

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