ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-01

[米ドル円]ポジションは軽く、上値を試す展開

(米ドル円2時間足)


先週末のNY株式市場が三指数ともに大幅上昇となりリスク回避の動きが後退。円が上昇するとともに米長期金利上昇で金利差からのドル買いも重なりドル円は108円58銭まで上昇。2度同じ高値で跳ね返されたものの高値圏での引けとなっており上昇の勢いは今週も継続。
3日の早朝にドル円は109円付近から104円後半まで4円余り下落。ほとんど出来高がなく下落したことで109円付近までの窓埋めはそろそろ一巡する頃だ。
損切りのほとんどが実行されたことで全体のポジションはかなり軽くなっているとみてよい。
米中貿易摩擦への懸念が後退し、パウエルFRB議長のハト派発言もあり市場のセンチメントが改善されている。一部政府機関の閉鎖など不安材料も残るが目先は昨年クリスマス前後からの下落に対する修正の買い戻しが継続するとみている。
ただ、110円から109円ミドルは強いサポートとして意識されたことからこのレベルでは売りを出しておきたい。

今週のドル円予想レンジ:109円50銭(1月3日高値)~107円50銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ円]急落への反発

(ユーロ円日足)


先週末に発表されたユーロ圏消費者物価指数は1.6%と予想の1.8%を下回ったことでユーロ売りが先行。しかし、前日の急落による反発力は依然として強いことから下げ幅は限定的となった。
NY市場にかけて売りがみられたものの123円割れには買いが並んだことで反発。
NY時間にパウエルFRB議長が利上げに慎重な姿勢を示すと欧米金融政策の違いからユーロが対ドルで上昇。同時に米国株式市場が大幅高となりリスクオンの円安も加わりユーロ円はこの日の高値となる123円85銭まで上昇。ほぼ高値圏で引けている。
今週7日から米中貿易協議が開かれ、中国景気減速懸念の後退はユーロにとって追い風となる。
ユーロ円の損切りが大分成立した後だけにポジションは軽く、今週は一段の上値を試す展開を予想する。ただ、市場は依然として荒っぽい動きが予想されるだけに反対に動き出したときは無理をせずに損切りを出しておきたい。

今週のユーロ円予想レンジ: 125円10銭(61.8%)~122円50銭

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[米ドルカナダドル]BOC政策会合に注目

(米ドルカナダドル日足)


原油価格の下落などからカナダドル売りが続いたが、昨年末からの流れに変化がみられる。
10月後半から株価や原油価格の下落が強まる中でカナダドル売りがスタート。上昇バンドウォークがクリスマスを挟んで終了し下落に転じている。
FRBの利上げ打ち止めが強まったことからドル売りが進んだためだが、それと同時にカナダドルの買い戻しが始まったと考えられる。
原油価格が下げ止まったこともカナダドルの買いを促している。
先週発表されたカナダの雇用統計は雇用者数は予想を上回り、失業率は5.7%から5.6%に急速に低下。米雇用統計は更にそれを上回る結果となったことでカナダドル売りがみられた。しかし、その後パウエルFRB議長のハト派発言で再びドル売りカナダドル買いが再開。
ボリンジャーバンドの中心線を下回ったことで次はバンドの下限を伺う勢いだ。
今週はカナダ中銀BOCの政策会合が開かれる。
世界的な株安が収まるまではBOCも利上げに消極的な姿勢が示すと予想されるが、ほぼ織り込み済みとなっている。
もし、会合後にドルカナダの上値がボリンジャーバンドの中心線の位置する1.34ミドルから1.35ドルで上値が抑えられるようなら戻り売りを出してみる。

今週のドルカナダ予想レンジ:1.3500~1.3220(50%)

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[全般]米中の歩み寄りとFRBのハト派化

先週は日本が正月休みのなかでドル円クロス円が急落するなど市場リスクが急上昇。
世界的な株価下落など波乱含みで始まった年明け相場も週末の雇用統計やパウエル発言、そして中国の金融緩和などから一先ず落ち着きを取り戻したように見える。
先週末のNY市場で発表された12月米雇用統計は予想を上回る好結果となった。
非農業部門の雇用者数は31.2万人と予想の17.7万人を大きく上回った。また、平均時給も0.4%と予想の0.3%を上回り3か月連続で3%台の伸びとなるなど好調な米労働市場を示すものとなった。また、パウエルFRB議長は「市場のリスク懸念に慎重に耳を傾けており、必要に応じて迅速かつ柔軟に政策を調整する必要がある」「利上げについて我々は辛抱強くなる」「バランスシート縮小に関しても調整の用意がある」など、ハト派的な発言をしたことで株式市場は軒並み上昇。
アジア時間には中国が預金準備率の引き下げやさらなる措置を取るなど金融緩和を示唆。
また、米中次官級貿易協議を開くことを発表。トランプ大統領は「米中協議は上手くいっている」と発言するなど貿易摩擦解消に向けた動きを市場は好感。
米中貿易摩擦による世界的な景気減速懸念が後退する中で、雇用統計の好調な結果を機に市場のマインドに変化が見え始めた。
市場はリスク回避の動きが後退する中でドル円クロス円ともに上昇するなど円全面安の展開で引けている。
前日の早朝に円が全面高となったことが寧ろ市場の灰汁(アク)抜きになった可能性が高い。
雇用統計の結果に対して素直に市場が反応していることもそれを示している。
トランプ大統領は中国への圧力継続よりも株価の上昇を選択した可能性も高い。
一方、メキシコの壁問題で政府機関の一部閉鎖が長期化する懸念もあるだけに予断を許さない。
今週は米中貿易協議の行方やパウエル発言、そして中国やNY株式市場の動向に注目。
NYダウは一日で700ドル下げて800ドル上昇するなどジェットコースター相場が今年に入っても続く。その傷ついた市場だけにいきなりトレンドが変わるとも思えない。
しかし、3日早朝の急落で円ショートポジションがほぼ解消された後だけにその反動から今週はドル円やクロス円が上値を試す展開を予想する。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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