ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-01

[米ドル円]東京勢のいない間に

(米ドル円時間足)



年末年始と同様に東京勢不在の中で円高が進んだ。
中国12月貿易収支は黒字額が予想を上回ったものの2年2か月ぶりに輸出入ともに大きくマイナスとなった。市場は中国景気が減速するとの見方が広がりリスク回避の円買いが先行。ドル円は欧州時間に108円を片足割り込んだ。しかし、薄商いの中で仕掛けてきた円買いが進んだとみられることから買い戻しが強まった。
NY市場では株価が下落して始まったことでドル円は上値が抑えられたが、トランプ大統領が米中協議への楽観的な見方を示したことで下値も限定的となった。
今日の東京市場ではNY株価下落の動きを受けドル円の上値は抑えられそうだ。
しかし、全般に市場のボラティリティーは低下し始めており悪材料は大分織り込んでいる。
休み中に進み過ぎた円安の買い戻しの動きが時間をかけて強まるとみている。

ドル円予想レンジ:108円60銭~107円70銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ポンド米ドル]合意案議会採決で下振れも

(ポンド米ドル日足)



いよいよ本日英国議会でEUからの離脱案の採決が行われる。
バックストップ案を巡り市場は否決の可能性が高いとの見方が広がっているが、実際に否決となれば一時的にポンド売りが強まることになりそうだ。
議会の3開会日以内に代替案が提出されるもののその間にEUと再折衝するとしても難航が予想される。
市場は否決をほぼ織り込んでおりポンドの下値は限定的とみるが、積極的な買いも入れにくい。
ただ、昨日は英保守党のEU離脱強硬派の一部がメイ首相の合意を支持するとの報道もありポンド買いが進んだ。
もし、過半数を獲得するようなら一気にポンド買いが進むことになるが、その可能性は低い。
採決前には一段のポンドショートカバーが入る可能性があり、短期的には戻り売りスタンスで臨みたい。

ポンドドル予想レンジ:1.2930~1.2720(38.2%、BB中心)

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[豪ドル米ドル]中国景気減速懸念による豪ドル売り

(豪ドル米ドル日足)



昨日のアジア時間に発表された中国12月貿易収支で輸出入ともに予想を下回ったことから景気減速懸念が拡大。発表を受け豪ドル売りが強まり0.7175まで下落した。
その後欧米市場にかけて買い戻しが入り0.7210まで上昇。しかし、下落前の高値0.7218には届かずに失速。
3日に大きく下落した買い戻しがほぼ一巡した観もある。
3日の豪ドル安値は0.6730付近とされているものの、ほとんど真空状態ということもありフィボナッチは下落前の安値から測定。
下値目途としてはフィボナッチ38.2%戻しの0.7140か、或いは50%戻しでありボリンジャーバンドの中心線でもある0.71ドル付近が意識される。

豪ドルドル予想レンジ: 0.7220~0.7140(38.2%)

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[全般]中国景気減速懸念とブレグジット

日本が祝日のアジア市場では中国貿易収支の結果を受け景気減速懸念が広がるとリスク回避の円高が先行。欧州市場では15日の英国議会のEUからの離脱案の議会採決を控えポンドの動きが活発となった。NY市場では先週末に引き続きNY株式市場が小幅に下落したものの混乱はなく安心感が広がり始めている。

昨日のアジア時間に発表された中国12月貿易収支は570.6億ドルと予想の515億ドルを上回った。しかし、輸出は前年比で‐4.4%、輸入も‐8.0%となるなど2年2か月ぶりにともにマイナスとなった。これを受け中国景気減速懸念が広がりリスク回避の円買いが先行。
ドル円は108円ミドルから108円付近まで下落。
欧州市場では15日の英国議会におけるEU離脱案採決を控えリスク回避の動きが重なりドル円は一時107円98銭を付けた。しかし、107円台でのドル円の買いが待ち構えていたと見られすぐに反発。
NY市場では株式市場が中国景気減速懸念を背景に3指数ともに軟調なスタート。
しかし、その後トランプ大統領が「中国との通商協議は合意に達するだろう」と発言したことで持ち直す場面も見られた。
その後も低調な株式市場は継続したもののこれまでのような上下に乱高下するといった波乱はなく落ち着いた動きが続いた。

特に目立った材料はなかったものの、先週からの株式市場の安定した動きは市場に安心感を与えるものだ。
NY株価下落やブレグジット懸念が燻る中で円高への仕掛けが入りやすい地合でスタートしそうだ。
しかし、東京勢のいない間に円高が進行した反動が最終的に強まるとみる。

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