ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-01

[米ドル円]110円上抜けトライ

(米ドル円日足)


先週のドル円は高値110円安値109円15銭と1円幅もない小動きとなった。
今週に多くの重要イベントを控えていたこともあり慎重な動きが続いた。
一方、NY株式市場は大分落ち着きを取り戻しており、全体の流れは円安に傾きやすい地合いとみてよいだろう。
米中貿易協議やブレグジット問題、そして米政府機関閉鎖問題などの懸念材料を市場は大分織り込んできている。
それらの中で何らかの決着がみられた時の市場へのインパクトは寧ろ大きい。
週末発表される米雇用統計も政府閉鎖や年末商戦による反動で悪化しているとの見方もある一方で、週間新規失業保険申請件数は雇用改善を示すものとなっている。
もし、予想を上回る好結果となれば株価上昇とドル高でドル円は110円を上抜き111円方向を目指す展開が予想される。
1月3日早朝のドル円急落によりドルロングポジションは切らされ軽くなっているだけに、上に抜けやすい状況にあるとみる。

今週のドル円予想レンジ:110円80銭(61.8%、BB上限)~108円80銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ポンド米ドル]修正案可決期待とその結果

(ポンド米ドル週足)


今週29日火曜日に英国下院でEU離脱修正案の採決が行われる予定で、先週末には合意期待から既にポンドが大きく上昇。週を通してポンドは対ドル対円、そして対ユーロでも買いが強まった。
野党最大の労働党党首ジョン・マクドネル議員は党として正式に支持する考えを示したことも期待を高めている。もし、合意に至らない場合でも離脱時期を延長するとの期待などもポンドの押し上げ要因となった。
週末の欧米市場で上昇が加速し一時1.32ドルを上抜けるなど買いの勢いは止まらずほぼ高値圏での引けとなっている。
1.32ミドルはボリンジャーバンドの上限が位置し、1.33にかけて昨年上値を抑えられたこともあり強いレジスタンスとして意識される。
実際に合意に至るようなら一段の買いが強まる可能性が高い。
もし、合意に至らない場合には失望感の高まりから一気に1.3ドルを割り込む可能性があり注意したい。

今週のポンドドル予想レンジ: 1.3400(50%)~1.2900(BB中心)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[豪ドル円]米中協議期待とリスクオン

(豪ドル円日足)

AUD_JPY_20190128_hiashi.jpg

今週30日に行われる米中閣僚級貿易協議に対しロス商務長官が問題解決には程遠いと発言。一方、クドローNEC委員長が「トランプ大統領は中国との貿易協議について楽観的」との発言もあった。NY市場では協定への期待が上回りNY株価は上昇。リスクオンの円安が進んだ。
同時に豪ドルも対ドル対円で上昇。中国が景気刺激策などを打ち出したこともあり豪ドル買いが強まった。
もし、協議が難航するようなら一時的に豪ドル円の売りに繋がる可能性が高いものの、協議は今後も継続。
株式市場がここにきて安定しておりリスクオンの円安に傾きやすい。
豪ドル円の下値は限定的とみており、下げたところでは買いを入れていきたい。

今週の豪ドル円予想レンジ: 80円80銭(76.4%)~78円00銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[全般]イベント満載、方向感の見極め

先週はECBドラギ総裁のハト派発言を織り込みその後反発。米中協議への期待と不安が入り混じるなかNY株価は上昇幅を拡大。週末は米政府機関閉鎖が暫定的に解除された一方でトランプ大統領の盟友逮捕の報道などもあり方向性の掴みにくい状況が続いた。
今週は重要イベント満載となり、その結果次第で相場の方向性を見極める週となりそうだ。
先週末のNY市場では株式市場が三指数ともに上昇して始まった。
WSJ紙が「FRBは保有資産縮小の終了の議論をしている」との報道で株価上昇。ユーロやポンドの買い戻しが強まりドルは全面安となった。
また、米上院において政府機関閉鎖の一部解除を可能にする暫定予算案が可決するとの期待が株価を押し上げた。ドル円は一時109円95銭まで上昇したが110円には一歩届かず。一方でトランプ大統領のストーン元選対顧問がロシア介入疑惑で逮捕されたとの報道など不安材料も混在する中でドル円は109円ミドル付近まで押し戻された。
今週は重要イベント満載で相場は一時的に混乱する可能性が高いものの、それらの結果を見極めることで次の相場の方向性が見えてきそうだ。
29日火曜日は英下院でEU離脱採決が行われる。
合意無き離脱を回避するような結果となればポンド買いが更に強まるとみられる。しかし、既に期待からポンドの買い戻しが強まった後だけに反落のリスクも高まっている。
1月30日水曜日にはFOMC会合が開かれる。今回は金利据え置きと予想されるがその後のパウエル議長の発言に注目が集まる。
先週末のNY市場でFRBのバランスシート縮小終了の議論がされているとの報道を実際に裏付けるような発言内容となればNY株価上昇と同時にドル売りも強まる可能性が高い。
ただ、この動きは既に織り込み始めており、特に新たな内容が示されないようなら市場への影響は限定的とみる。
30日は同時に米中閣僚級貿易協議が開かれる。
ファーウェイ幹部の引き渡しなどで関係悪化が懸念される中での協議となるが、中国側が対米黒字削減姿勢を既に示しており、何らかの進展が見られるようなら円安に繋がる。
反対に、対立姿勢が強まるようなら株安円高リスクとなる。
1日金曜日は注目の米1月雇用統計が発表される。
先週クドローNEC委員長が「1月の雇用統計は著しい伸びが示される可能性が高い」と発言しており、予想を上回る結果となれば素直にドル買い円売りの動きが強まるとみている。
多くの重要指標が発表されるなかで方向性を見極めることになる。
ただ、昨年末の株価乱高下など、既に悪材料を大分織り込んでいるとみられる。また、米政府機関閉鎖解除など、最終的に株高円安の流れが強まる可能性が高いとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

 | HOME | 

注意喚起

当社の取扱う店頭外国為替証拠金取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や為替レートの変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、マイナー通貨(流動性の低い通貨)の取引をされる場合、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。加えて、スワップポイント(通貨間の金利差調整額)においては通貨ペアやポジションの状態(売りまたは買い)によっては、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、想定元本(為替レート×取引数量)× 4%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので最大25倍となります。法人のお客様の必要証拠金は、為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。 為替リスク想定比率は、通貨ペアごとに異なり、当社では、原則として一般社団法人金融先物取引業協会が金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1項に規定される定量的計算モデルを用いて算出する数値を利用します。なお、為替リスク想定比率は、原則として1週間ごとに見直しが行われ、レバレッジは、為替リスク想定比率の逆数(想定元本÷必要証拠金)となりますので、1週間ごとに変動します。

店頭バイナリーオプション取引「LION BO」は、判定時刻の為替レートが、当社の設定した最大7本の権利行使価格から、お客様が選択された権利行使価格よりも、上昇するか下降するかを予想するヨーロピアンタイプのラダーバイナリーオプション取引です。最大損失額は、オプションの取得対価の全額となります。取引単位は1ロット(1ロット当たりの価格は0~1,000円)、1回の取引あたりの最大取引単位は50ロットとなります。手数料は無料です。オプションの購入後において、取引をキャンセルすることはできません。購入したオプションを取引可能期間前に清算(売却)をすることはできます。但し、購入価格と清算価格にはスプレッドがあり、清算時に損失を被る可能性があります。「LION BO」は投資額に比べて大きな利益を得る可能性がある反面、投資元本の保証はなく、お客様にとって為替レートが不利な方向に変動することにより投資元本の全てを失う可能性のあるリスクが高い金融商品です。

当社の取扱う店頭CFD取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、原資産の価格の変動や為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や金融市場、為替相場の変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、流動性が低下している状況では、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。また、株価指数、ETF(上場投資信託)、ETN(指標連動証券)を原資産とするCFD取引は、金利調整額(買建玉を保有している場合は支払い、売建玉を保有している場合は受取り)が発生しますが、金利調整額は、金利水準が各国の経済事情や政治情勢等様々な要因を反映するため変動するので、売建玉を保有している場合でも、マイナス金利となる際は、当社への支払いとなります。加えて、配当金・分配金の各権利確定日の取引終了時点で建玉を保有していた場合、これらの権利調整額が建玉に発生します。一般に権利調整額は買建玉を保有している場合は受取り、売建玉を保有している場合は支払います。一方、原資産となる株価指数自体が配当金を考慮している指数の場合等は、使用するリクィディティプロバイダーによっては、権利調整額は売建玉を保有している場合は受取り、買建玉を保有している場合は支払います。この他、商品先物を原資産とするCFD取引は、当社が定める日の未決済ポジションに対して当社が定めた価格調整額が発生します。原資産にコーポレートアクションが発生した場合は、当社は決済期日を定めた上で新規取引を停止する場合があります。建玉を決済期日までに決済されなかったときには、当該建玉は当社の任意で反対売買により決済されます。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、原則、想定元本(基準値×1.1×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート)× 株価指数CFDの場合10%・債券CFDの場合2%・その他有価証券CFDの場合20%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので、それぞれ最大10倍・50倍・5倍となります。

当社は、インターネットを通じて店頭外国為替証拠金取引、店頭バイナリーオプション取引および店頭CFD取引サービスをご提供しておりますので、お客様のパソコン・インターネット環境や当社のシステムに不具合が生じた場合等、取引ができなくなる可能性があります。また、お客様の取引の相手方は当社(相対取引)となっており、取引所取引とは異なります。お客様におかれましては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。



商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
    日本証券業協会 日本投資者保護基金

 

岡安盛男のもりもりトレード情報!



新規口座開設はこちら

口座開設バナー


LION FX経済カレンダー信託保全確定申告について各国情報Q&A
初めてのFX
連絡先

カテゴリー

プロフィール

ヒロセ通商

Author:ヒロセ通商
毎日の売買ポイント
●ファンダメンタルズ
●テクニカル

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する