ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-02

[米ドル円]米長期金利上昇とリスク後退の円安

(米ドル円日足)


東京市場でドル円は上値の重い展開で始まった。前日のNY市場でパウエルFRB議長が改めてバランスシート縮小停止姿勢を示したことがドルの上値を抑えた。
しかし、その後はポンド円を中心にクロス円の買いがドル円をサポート。米中協議進展への期待によるリスク選好の円安の流れも継続。
NY市場では米長期金利が反発したこともありドル高円安が同時に進みドル円は再び111円台を回復して引けている。
しかし、積極的なドル円の買いは出しにくく上値も限定的。
ボリンジャーバンドの中心線は上昇トレンドが継続しているもののバンドの上限は徐々に横ばいに傾き始めている。
今日の米朝首脳会談で合意文書に署名がされるようなら一時的にドル円の買いに繋がるとみている。
しかし、111円40銭から110円30銭のレンジの枠を超えるのは難しく、レンジの上限に近づいたところでは売りを出しておきたい。

ドル円予想レンジ:111円30銭~110円60銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ポンド円]離脱期限延長期待で高値更新

(ポンド円日足)


東京市場では一先ず上昇に一服感が漂ったポンド円だが欧州市場に入ると再び買いの勢いが加速。
市場関係者から「離脱時期延期はほぼ確実だろう。残留に繋がる2度目の国民投票の可能性も出てきた」との声もあり、ポンドは昨年11月15日に付けた高値とほぼ同レベルの148円05銭まで上昇。合意なき離脱の可能性が低下したとの見方がポンドの買い戻しにつながっている。
実際にはEUとの協議も含め依然としてハードブレグジットの可能性が残る中で期待が先行し過ぎているように見える。
しかし、マーケットの勢いは強くポンドは対ドル対円で一段の上昇が見込める。
ボリンジャーバンドの上限に沿って上昇トレンドが継続する中で次の上値目途としては昨年11月8日に付けた高値149円50銭付近が意識される。

ポンド円予想レンジ:149円50銭(18年11月8日高値)~ 147円10銭

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[NZドル円]上昇チャネル継続

(NZドル円日足)


NZドル円は年初からの上昇トレンドが継続する中で調整の売りが入り欧州市場にかけて売りが先行。
欧米株式市場が軟調な地合いで推移する中でNZドル円はこの日の安値となる75円73銭まで売り込まれた。ポンドやユーロは対ドル対円だけではなく豪ドルやNZドルなどのオセアニア通貨に対しても買いが散見された。
しかし、対円では依然として上昇チャネルが継続しており、ポジション調整的な売りとみてよいだろう。
結局、ボリンジャーバンドの中心まで到達できずに再び反転する可能性が高いとみる。
前日の安値75円70銭付近で買いを入れて、ボリンジャーの中心線である75円50銭を下回るようなら一旦損切りを入れる。

NZドル円予想レンジ:76円30銭~75円70銭(50%)

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[全般]オセアニア通貨以外のクロス円上昇

前日は米長期金利が低下しドル安が進んだが昨日は一転。米長期金利が反発しポンド以外の主要通貨に対してドルは全面高。特に材料はなくポジション調整を中心とした動きが相場をけん引している。
昨日の東京市場では前日のパウエル議長議会証言で利上げ見送り観測が改めて確認されたことから日本と中国株価が堅調な地合いで始まった。また、この日スタートの米朝首脳会談への期待もありリスクオンの動きも見られた。しかし、ポンドは前日に引き続き合意無き離脱懸念の後退などから上昇して始まるとドル売りが先行。ドル円は110円36銭まで下落した。しかし、米中通商協議の進展やブレグジット期待などを背景としたリスクオンの流れから円安が進行。ポンド円を中心にクロス円の買いが強まる中でクロス円は上昇。ドル円も下げ止まりから上昇に転じた。しかし、アジア時間から豪ドルやNZドルが対ドルだけではなく対円で下落が進んだことでドル円の上値も抑えられた。
NY市場が始まると一転。米長期金利が上昇に転じるとドル全面高の様相となるなかでドル円は111円台を回復。また、前日に引き続きNY株式市場が三指数ともに小幅な動きにとどまったことで安心感が広がり円安の動きも見られた。
米朝首脳会談による朝鮮半島非核化に向けた動きは本来地政学的リスクの後退に繋がるもので、本日何らかの進展がみられるようなら一時的に円安に反応するとみる。
一方で、ライトハイザーUSTR代表は来月にも日米通商交渉を開始し、為替に関して話し合うことを示唆。また、コーエン氏の議会証言などからのロシア疑惑問題、そしてメキシコの壁に対する非常事態宣言無効を議会が可決するなど、波乱要因も燻る。
市場は暫く様子見姿勢が続く中で各国通貨ごとのクロス円に注目したい。

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