ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-03

[米ドル円]ドル円の上昇余地

(米ドル円日足)


東京時間に行われた米朝首脳会談では合意に至らなかったことからドル円は一時110円67銭まで下落した。この日の高値から見ると20銭程度の下落幅であり、如何に為替市場の関心が低いかを伺わせる。
一方、NY時間に発表された米10-12月GDPは予想を大きく上回った事でドル円は111円台を回復。その後発表の景況指数も予想を上回りドル円は今年最高値の111円23銭を上抜き111円49銭まで上昇。ほぼ高値圏での引けとなった。一方、NY株式市場は軟調な地合いが続いていることから円安の動きは抑えられている。
米中の後は日米貿易協議が始まることもあり為替圧力などへの不透明感。また、トランプ大統領のロシア疑惑問題など円高材料がドル円の買いを抑える。
しかし、それだけにドル円は買い遅れているともいえる。底値が切り上がってきていることでも想像できる。
一気に上昇することは難しいものの、押し目買いスタンスは継続。
米朝合意に至らずに下げた安値110円67銭付近が当面の底値になった可能性が高い。

ドル円予想レンジ:111円70銭(BB上限)~110円80銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ポンド米ドル]調整売りに注意

(ポンド米ドル日足)


前日今年最高値を更新した後にローソク足が上髭を伸ばしたことで目先天井を付けた可能性がある。
昨日のNY時間にユースティス英農業・食糧・海洋環境担当相が「メイ首相の離脱延期を容認する姿勢に反対して辞任」との報道でポンドは急落。1.33前半から1.32ミドルへ下落しそのまま安値圏での引けとなった。
今月末にEU離脱時期が迫る中で、合意無き離脱回避のために期限が延長されるとの期待感がポンドを押し上げてきた。
しかし、依然としてハードブレグジットへの懸念は残ることから、買い戻しが一巡したところでは再び売りが出やすい。
ポンドは対ドルだけではなく対ユーロや円、そしてオセアニア通貨などの主要通貨に対しても売りが続いた。
ボリンジャーバンドの中心線は上昇トレンド継続を示していることから、下げも一時的とみる。

ポンドドル予想レンジ:1.3300~1.3130(38.2%)

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[カナダドル円]加GDPに注目

(カナダドル円日足)


今年1月3日のフラッシュクラッシュ以降カナダ円の上昇トレンドは継続。
昨日も米朝首脳会談が合意に至らず円買いが進む中で84円を割り込む場面も見られた。しかし、NY時間に発表された米GDPが予想を上回るものとなりカナダドルは対ドルでピークを付けると下落に転じた。結果的にカナダドル買いが強まると同時に円安が進みカナダ円はこの日の高値となる84円80銭を付けた。このレベルはボリンジャーバンドの上限でもあり上値が抑えられた。
今日のNY時間にはカナダの12月GDPが発表される。前月の1.7%から1.4%に低下すると予想される。もし予想通りか下回るようなら一旦は利益確定の売りが出るとみている。
ただ、原油価格はここにきて底堅い動きが続いておりカナダ円の底値を支える。
ボリンジャーバンドの中心線と上限の上昇チャネルに挟まれながらカナダ円は一段の上昇が見込める。
GDPで一時的な下押しがあれば押し目買いのチャンスとみる。

カナダ円予想レンジ:85円25銭(18年12月3日高値)~84円20銭

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[全般]米GDPサプライズでドル全面高

米朝首脳会談は結果的に合意に至らなかったことで一時的に円高に振れたものの限定的。一方、注目の米GDPは予想を上回る好結果となりドルは全面高。ドル円は今年最高値を更新するなどドル円の独歩高となった。
昨日の東京時間に行われていた米朝首脳会談で合意は一切されず失望感からドル円は一時110円67銭まで下落。しかし、元々地政学的リスクへの懸念はみられず為替市場での注目度は低いことから下げも限定的となった。
欧州市場ではドイツの長期金利が上昇して始まるとユーロ買いが先行。ドル売りの動きがドル円の上値を抑えた。
NY市場が始まり注目の米10-12月期GDPが2.6%と予想の2.2%を大きく上回った事でドルが全面高。ドル円は再び111円台乗せとなった。GDPは政府機関閉鎖により今回は速報値と改定値を一緒に発表。数字がどこまで信頼性が高いかは疑問だが、先日発表された米小売売上が予想を大きく下回っていたことで今回の結果はサプライズとなった。
その後発表されたシカゴ購買部協会景気指数も64.7と予想の57.5を大きく上回るとドル買いの動きが更に強まりドル円は今年最高値となる111円49銭まで上昇。
一方、NY株式市場は三指数ともに小幅ながら続落したことから円安へのバイアスはかからずドル円の上値も上値を抑えられた。
GDPの結果がここまでドル買いを促すとは予想以上の反応となった。それだけ市場は好材料に反応しやすい状況といえそうだ。
一方、株式市場は今週に入り慎重な動きが続いている。米中通商協議期待やFRBのバランスシート縮小停止期待を大分織り込んできたこともあり、ここから新たな材料を探っている観もある。また、コーエン元顧問弁護士によるロシア疑惑問題などへの懸念も足かせとなっている。
本日は米12月PCEデフレーターや2月ISM製造業景況指数といった重要指標が発表される。
GDPと同様に予想を上回るようなら一段のドルの上昇が見込めるが、同時に金利上昇による株価の下落に繋がる可能性もある。
週末ということもあり、ドルが大きく上昇した時は一旦ポジションを縮小しておきたい。

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