[米ドル円]米雇用統計に注目

ECB理事会では予想以上のハト派的な内容となったことを受けユーロが大きく下落。これに攣られてクロス円の売りが強まりドル円の上値を抑えた。また、NY株式市場が三指数ともに下落したこともリスク回避の円買いを促した。ドル円は一時111円49銭まで下落したものの、一方でドルが全面高となったことから下値も限られた。
欧米中銀が相次いで緩和政策に戻り始めている中で日銀の手段は限られることから円高が進むとの見方も根強い。しかし、金利差による動きよりも株式市場の動向がドル円を下支えしているように見える。
今日の米2月雇用統計の結果NY株式市場の反応次第で目先ドル円の動きが左右されそうだ。
112円が当面の天井となるか、或いは底固めから再び上値を試す展開となるかを確認してから動きたい。
ドル円予想レンジ:112円20銭~111円25銭(50%)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[ユーロ米ドル]予想以上のハト派的なECB

ECB理事会を控えユーロは底堅い動きで推移。理事会直前にはこの日の高値となる1.13205を付けるなどECBの決定はほぼ織り込み済みとみられた。
しかし、蓋を開けてみると予想以上のハト派色の強い結果となったことでユーロは下落。
市場は今回の理事会ではTLTROの実施は見送られるとみていただけにショックとなった。
その後ドラギ総裁の記者会見ではGDPやインフレ見通しを大幅に下方修正させたこともユーロ売りを加速させた。
結局、今年最安値となる1.1235を下回り1.1177まで売り込まれ一先ず下げ止まった。
このレベルは週足チャートを見るとボリンジャーバンドの下限でもあり、フィボナッチ61.8%戻しでもあり強いサポートとして意識される。
米長期金利はこの結果を受け低下しておりユーロの下げも限定的とみる。
ただ、途転を示すパラボリックは依然として下落が続いていることから、予断を許さない。
一先ず1.1170手前では買いを入れてみるが、下抜けするようならすぐに損切りを出す。
ユーロドル予想レンジ:1.1250~ 1.1170(BB下限)
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[カナダドル円]加雇用統計に注目

昨日のECB理事会を受けリスク回避の円買いが進みカナダ円も82円87銭まで下落した。
今週に入りカナダ政策会合で利上げに慎重な姿勢が示されカナダドルは下落。その前に発表されたカナダ貿易収支や労働生産性指数などが予想を下回ったことも売りに繋がった。上昇チャネルの下限を下回ったことでカナダドルに弱気な見方が広がっている。
今日は米雇用統計と同時にカナダの雇用統計も発表される。
雇用者数は前月の6.68万人から0に低下すると予想されるなど雇用状況にも悲観的な見方が広がる。
しかし、原油価格は底堅い動きが続くなど、下値も限られそうだ。
目先ボリンジャーバンドの下限でありフィボナッチ50.0%戻しの82円ミドル付近が下値目途となる。
カナダ円予想レンジ: 83円30銭~82円50銭(BB下限、50.0%)
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[全般]ECBショックでリスク回避
昨日の東京市場では前日のNY株式市場が続落したことを受け日経平均株価も下落して始まるとドル円も軟調な地合いでスタート。NY終値の111円80銭から111円58銭まで下落。その後は買い戻しの動きもみられ111円80銭まで回復。
この日は注目のECB理事会を控えユーロやポンドはこじっかりとした動きが続いた。ドル円も理事会直前にはこの日の高値となる111円86銭を付けるなど、ECBへの警戒感は感じられなかった。
しかし、ECB理事会後にユーロは大きく下落、ポンドもブレグジット懸念を背景に攣られ安となった。
ECB声明の主な内容
「少なくとも2019年末までは金利を据え置く」とこれまで「19年夏まで」を「年末まで」にと先送りを決定した。また、「利上げ開始後の保有債券償還金の再投資を長期に渡り継続」
「期間2年のTLTRO,9月に実施」とした。
市場は利上げ先延ばしまでは予想していたがTLTRO実施は今回見送るとの見方が大半だっただけにユーロ売りで反応。
その後ドラギ総裁の記者会見でも
「ECBは必要に応じてすべての手段を調整する用意がある」と発言。また、GDPやインフレ見通しを大幅下方修正するなど景気減速を深刻に捉えていることを市場は認識。
ユーロ売りが更に加速した。
また、この見通しを受けNY株式市場も三指数ともに下落幅を拡大。金利低下は株価にとってはプラス材料ではあるが、市場は世界的な景気減速懸念を意識した売りが上回った。
ECBにより改めて景気減速懸念が市場の不安を拡大させたものの、ある程度市場は織り込んでいたものだ。
このまま市場の不安が継続されるかどうかを見るには本日発表の米雇用統計の結果を受けた市場の反応をみたい。
結果が予想を下回っても最終的に株価が上昇して引けてくるようなら再びリスクオンの動きに戻り、調整一巡とみる。
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