[米ドル円]NY株式市場の動向

先週はECB理事会が予想以上にハト派的な内容となったことで世界的な景気減速懸念が広がりリスク回避の円買いが進んだ。週末の東京市場で日経や上海総合指数が大きく下落するとドル円は111円を割り込んだ。NY市場では雇用統計で雇用者数が予想を下回ると一気に110円80銭まで下落。しかし、失業率低下や賃金上昇などから111円前半に押し戻されて引けている。
今週はNY株式市場の調整が長引くようなら一段の下押しも視野に入る。
ブレグジットを巡る不透明観や日銀会合での緩和姿勢が織り込み済みとして指摘されるようならドル円は110円30銭付近までの下げも視野に入る。
しかし、NY株価が調整一巡で底打ちから反発に向かうようならドル円は再度112円ミドルを試す展開も予想される。
一先ずNY株価とともに110円80銭付近で下げ止まるようなら買いを入れてみたい。
今週のドル円予想レンジ:112円40銭~110円30銭(50%)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[ポンド米ドル]議会採決後のトレンド確認

今週12日には英議会でEU離脱修正案の採決が否決される可能性が高い。もし、否決された場合には13日に合意無き離脱の賛否を問う採決が行われる。これも否決されるようなら14日には離脱期限延期の採決となる。結果的にはどちらにしても合意無き離脱は当面回避されることになる。
既に先週ポンドは否決を前提に大きく下落しており大分織り込んできたとみられる。
ただ、期限延期をEU側が拒否する可能性もあり、そうなれば一段の下落を誘う可能性が高い。
テクニカル的にみるとパラボリックの位置する1.3ドル手前で下げ止まった。このレベルはフィボナッチ38.2%戻しでもあり意識された。
しかし、売られ過ぎ買い過ぎを示すオシレーター系のRSIやMACDは先週半ばで売りのサインが出ている。
今週の採決の結果を受け一段の下値を試す展開が予想される。
ただ、最終的に期限延期となれば一先ず材料出尽くしで買い戻しの動きが強まる可能性もある。短期的に売りを出しておき、結果次第で買いを入れていきたい。
今週のポンドドル予想レンジ:1.3100~ 1.2910(50%)
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[カナダドル円/米ドルカナダドル]下げ止まりから反発へ


1月3日のフラッシュクラッシュ後のカナダ円は上昇チャネルが継続していたが先週下限を割り込み下落に転じた。中国がファーウェイの報復としてカナダから菜種輸入を停止したことからカナダドル売りが強まった。また、その後開かれたBOC会合でこれまでよりハト派的な内容となったことがカナダドルの下落を加速させた。
先週末にはボリンジャーバンドの下限となる82円50銭を瞬間割り込み82円43銭まで下落したものの終値ベースではバンドを上回った。結果的に日足ローソク足は長い下髭を伸ばしたことで底値を付けた可能性が高い。
対ドルでみてもこれまでの陽線が続いた後に高値圏で陰線に転じており天井を付けたとみる。
一先ずカナダ売りが一巡した可能性が高く今週は反転するとみる。
NYや中国の株価動向に注目しながらバンドの下限に近付いたところで押し目買いを入れてみたい。
今週のカナダ円予想レンジ: 83円60銭(BB中心、50%)~82円50銭(BB下限)
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[全般]調整局面の終了か
今週はブレグジットを巡る重要な週となるものの、これを機にNY株式市場が下げ止まりから反発に向かうようならドル円やクロス円の買いのチャンスとなる。
先週はECB理事会で予想を上回るハト派的な内容となったことで景気減速への懸念が拡大。ユーロが下落するとともにNY株式市場も下落幅が拡大するなど悲観的な見方が広がった。
週末に発表された米雇用統計は雇用者数が減少したものの失業率は低下し賃金は上昇。これは総合的に見て米経済の強さを示すものともいえる。
先週発表されたISM非製造業や新築住宅販売、住宅着工などは予想を上回る結果となった。貿易赤字は拡大したものの輸入増は景気の強さを示すものでもある。
RBAやBOCなど米国FRBを皮切りに各国が緩和姿勢に舵を取り始めユーロやポンド、そして資源国通貨の売りが一斉に強まった。金融面からみて相対的にドルの強さは継続するとみてよいだろう。
今週は日銀の政策会合や英国ではブレグジットを巡る議会採決などイベントの他に重要な米経済指標の発表を控える。
日銀は世界的な緩和政策への転換とともに更なる緩和政策への姿勢が示されるとみられる。英国のEU離脱に関する修正案は否決され合意無き離脱回避のために最終期限延期案が採決されるとの見方が広がっている。
市場では一時的なリスク回避の動きが予想されるが、最終的に合意無しのブレグジットは目先回避されると予想されポンドの反発には注意したい。
米経済指標では前月予想以上に悪化した小売売上に注目が集まる。
今回はその反動もあり予想を上回る可能性が高く、そうなれば株価の上昇に繋がりドル円やクロス円の反発のきっかけになりやすい。
ただ、指標が予想を下回り株価の修正局面が継続する可能性も残す。
調整終了か継続かを見極めたところでポジションを傾けたい。
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
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