ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-03

[米ドル円]NY株式市場の動向

(米ドル円日足)


先週はECB理事会が予想以上にハト派的な内容となったことで世界的な景気減速懸念が広がりリスク回避の円買いが進んだ。週末の東京市場で日経や上海総合指数が大きく下落するとドル円は111円を割り込んだ。NY市場では雇用統計で雇用者数が予想を下回ると一気に110円80銭まで下落。しかし、失業率低下や賃金上昇などから111円前半に押し戻されて引けている。
今週はNY株式市場の調整が長引くようなら一段の下押しも視野に入る。
ブレグジットを巡る不透明観や日銀会合での緩和姿勢が織り込み済みとして指摘されるようならドル円は110円30銭付近までの下げも視野に入る。
しかし、NY株価が調整一巡で底打ちから反発に向かうようならドル円は再度112円ミドルを試す展開も予想される。
一先ずNY株価とともに110円80銭付近で下げ止まるようなら買いを入れてみたい。

今週のドル円予想レンジ:112円40銭~110円30銭(50%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ポンド米ドル]議会採決後のトレンド確認

(ポンド米ドル日足)


今週12日には英議会でEU離脱修正案の採決が否決される可能性が高い。もし、否決された場合には13日に合意無き離脱の賛否を問う採決が行われる。これも否決されるようなら14日には離脱期限延期の採決となる。結果的にはどちらにしても合意無き離脱は当面回避されることになる。
既に先週ポンドは否決を前提に大きく下落しており大分織り込んできたとみられる。
ただ、期限延期をEU側が拒否する可能性もあり、そうなれば一段の下落を誘う可能性が高い。
テクニカル的にみるとパラボリックの位置する1.3ドル手前で下げ止まった。このレベルはフィボナッチ38.2%戻しでもあり意識された。
しかし、売られ過ぎ買い過ぎを示すオシレーター系のRSIやMACDは先週半ばで売りのサインが出ている。
今週の採決の結果を受け一段の下値を試す展開が予想される。
ただ、最終的に期限延期となれば一先ず材料出尽くしで買い戻しの動きが強まる可能性もある。短期的に売りを出しておき、結果次第で買いを入れていきたい。

今週のポンドドル予想レンジ:1.3100~ 1.2910(50%)

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[カナダドル円/米ドルカナダドル]下げ止まりから反発へ

(カナダドル円日足)


(米ドルカナダドル日足)

USD_CAD_20190311_hiashi.jpg

1月3日のフラッシュクラッシュ後のカナダ円は上昇チャネルが継続していたが先週下限を割り込み下落に転じた。中国がファーウェイの報復としてカナダから菜種輸入を停止したことからカナダドル売りが強まった。また、その後開かれたBOC会合でこれまでよりハト派的な内容となったことがカナダドルの下落を加速させた。
先週末にはボリンジャーバンドの下限となる82円50銭を瞬間割り込み82円43銭まで下落したものの終値ベースではバンドを上回った。結果的に日足ローソク足は長い下髭を伸ばしたことで底値を付けた可能性が高い。
対ドルでみてもこれまでの陽線が続いた後に高値圏で陰線に転じており天井を付けたとみる。
一先ずカナダ売りが一巡した可能性が高く今週は反転するとみる。
NYや中国の株価動向に注目しながらバンドの下限に近付いたところで押し目買いを入れてみたい。

今週のカナダ円予想レンジ: 83円60銭(BB中心、50%)~82円50銭(BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[全般]調整局面の終了か

先週末に発表された2月米雇用統計は雇用者数が予想を大きく下回ったことでドルが全面安となったものの失業率は半世紀ぶりの低水準となった。また、賃金の上昇も見られたことでドルはその後反発。一時大きく下落したNY株式市場もその後は下げ幅を縮小するなど市場の過度な不安感は後退。年初に大きく下落した後の急上昇した調整の売りがこれで一巡した可能性もある。
今週はブレグジットを巡る重要な週となるものの、これを機にNY株式市場が下げ止まりから反発に向かうようならドル円やクロス円の買いのチャンスとなる。
先週はECB理事会で予想を上回るハト派的な内容となったことで景気減速への懸念が拡大。ユーロが下落するとともにNY株式市場も下落幅が拡大するなど悲観的な見方が広がった。
週末に発表された米雇用統計は雇用者数が減少したものの失業率は低下し賃金は上昇。これは総合的に見て米経済の強さを示すものともいえる。
先週発表されたISM非製造業や新築住宅販売、住宅着工などは予想を上回る結果となった。貿易赤字は拡大したものの輸入増は景気の強さを示すものでもある。
RBAやBOCなど米国FRBを皮切りに各国が緩和姿勢に舵を取り始めユーロやポンド、そして資源国通貨の売りが一斉に強まった。金融面からみて相対的にドルの強さは継続するとみてよいだろう。
今週は日銀の政策会合や英国ではブレグジットを巡る議会採決などイベントの他に重要な米経済指標の発表を控える。
日銀は世界的な緩和政策への転換とともに更なる緩和政策への姿勢が示されるとみられる。英国のEU離脱に関する修正案は否決され合意無き離脱回避のために最終期限延期案が採決されるとの見方が広がっている。
市場では一時的なリスク回避の動きが予想されるが、最終的に合意無しのブレグジットは目先回避されると予想されポンドの反発には注意したい。
米経済指標では前月予想以上に悪化した小売売上に注目が集まる。
今回はその反動もあり予想を上回る可能性が高く、そうなれば株価の上昇に繋がりドル円やクロス円の反発のきっかけになりやすい。
ただ、指標が予想を下回り株価の修正局面が継続する可能性も残す。
調整終了か継続かを見極めたところでポジションを傾けたい。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
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