[米ドル円]逆イールドの言葉に過剰反応

FOMCで予想以上の緩和姿勢が示されたことから米長短金利が一時逆転。逆イールドによるリセッション懸念が広がり株式市場が下落。ドルと円との金利差縮小によるドル売りと同時に円高が重なりドル円は109円後半に下落。一目の雲の上限を一時割り込んだ。
逆イールドはリセッションを引き起こす前兆という見方が不安を拡大させたが、今のところ米国経済はそれ程落ち込んでいるわけではない。寧ろ、欧州や中国などと比較しても相対的に強いことから過剰に反応したとみる。
相場が不安定な状況のなか「逆イールド」という言葉でアルゴリズムが反応した可能性もある。
トランプ大統領は米中通商協議は順調に進展していると発言していることも安心感が広がる。
今週は米10-12月期GDPやPCEデフレーターなど重要指標が発表される。パウエル議長のハト派発言との温度差が示されるようならドル円の反発のきっかけになりそうだ。
今週のドル円予想レンジ:111円20銭~109円30銭(38.2%、雲の下限)
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[ポンド米ドル]合意無き離脱懸念も

EU27各国首脳はメイ首相に対して今週議会が協定案を承認しなければ4月12日に新たな計画を示すか、合意無き離脱を選ぶ必要があるとの見解を示した。
EUから決断を迫られた格好だ。
しかし、ポンドは寧ろ下げ止まりから反発するなど、ここにきて底堅さがみられる。
前週に英議会は合意無き離脱を否決しているだけに最終的に最悪な状況は回避されるとの見方が市場に安心感を与えているようだ。
英国について市場は2週間は少なくとも悪材料よりも好材料に反応しやすい状況ともいえる。
先週は悪材料の中でボリンジャーバンドの下限でもありフィボナッチ61.8%戻しでもある1.3ドルで下げ止まりから反発。
ダブルトップのネックライン1.2960を抜けきれなかったことで再度ダブルトップのレベルである1.33後半を試す展開を予想する。
今週のポンドドル予想レンジ:1.3370(BB上限)~1.3000(BB下限、61.8%)
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[NZドル円]RBNZで安値から反転か

1月初旬からNZドル円は一時的にボリンジャーの下限を割り込む場面も見られるが上昇トレンドが継続している。
先週末にドル円が下落幅を拡大したことでNZドル円も攣られて投げが入り75円50銭まで下落。ほぼ安値圏で引けている。
このレベルはボリンジャーバンドの下限や途転のサインとなるパラボリックも位置することから一先ず下げ止まった。
今週はRBNZ政策会合が開かれるが、世界的な景気減速懸念が広がる中でRBNZは現行の緩和政策継続姿勢を示すと予想される。
しかし、既に市場は緩和姿勢を織り込んでいるだけに下値も限定的とみる。
NY終値ベースでこのレベルを上回るようなら反転のきっかけとみる。
ボリンジャーバンドの上限であり今年最高値となる76円80銭付近を目指す展開を予想する。
ただし、ドル円が下げ止まらずにNZドル円が75円を割り込むようなら上昇トレンド終了となる可能性もあり注意したい。
今週のNZドル円予想レンジ: 76円70銭(BB上限)~75円40銭(BB下限、パラボリック)
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[全般]世界経済減速懸念でリスクオフ
先週はFOMCでは年内利上げ見通しをゼロ、バランスシート縮小を9月に終了、そして米経済見通しを引き下げたことでドルは下落に転じた。先週末のNY市場では米長期金利と3カ月物短期金利が一時逆転したことを機にリセッション懸念が拡大。NY株式市場は三指数ともに大幅安となった。また、欧州時間に発表されたユーロ圏3月製造業PMIが景気の分岐点となる50を下回ったことでユーロが急落。欧州景気減速への懸念、そして英国ではブレグジットを巡り合意無き離脱への不透明感が広がる中で、市場はリスクオフによる円買いの動きが強まった。
結果、ドル安と円高が重なりドル円は一時109円75銭まで下落し安値圏での引けとなった。
今週も東京市場ではこのドル安円高の流れを継いだ動きで始まると予想される。
しかし、ここ最近の米国経済指標はまだらではあるものの決して悲観するほどのものではない。寧ろ、NY株式市場は昨年末からの下落前の高値に近づいている。
FOMCの動きは3か月余り遅れての対策のように見える。今後も株価の上昇が止まらないようなら再びFRBは引き締めに転じる必要に迫られる可能性もある。
先週末のマーケットの動きは利下げまで織り込むような過剰反応とも言える。
3月は日本の期末月で今週はその最終週となるため動きにくく、既にポジションは軽い状況とみられる。
過度な反応はいずれその反動が出るもので、チャンスを見逃さないようにしたい。
今週は米国や欧州などの重要な経済指標が発表される。その結果を受けた株式市場のセンチメントを見極めたうえで改めてポジションを仕込みたい。
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