[米ドル円]期初による円売り

米中通商協議の進展により日本や中国、そしてNY株式市場は大幅上昇となったことでドル円はNY市場で110円95銭まで上昇。前日には110円手前まで下げて反発し、この日は111円手前で上値が抑えられた。期末のオプション絡みの売り買いがあった模様だが期が変わってそれらも仕切り直しになるとみる。
期初ということで機関投資家などの新規外貨投資への期待が高まる中で、111円を試す展開を予想する。
今週ワシントンで米中協議が再開されることから期待感からのドル円の買いも入りやすい。ただ、期待が高まり過ぎた時の反動には注意したい。
週初は米ISMや小売売上、そして週末には雇用統計が発表される。
週初から好調な結果が示されるようなら楽観的なムードが広がる。雇用統計でも前回雇用者数が大幅減少となったことからその反動で予想を上回る可能性が高い。
ドル円は押し目買いスタンスで臨みたい。
本日のドル円予想レンジ: 111円20銭(BB中心、61.8%)~110円30銭(雲の上限)
今週のドル円予想レンジ:111円60銭(76.4%)~110円00銭
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[ポンド円]寄り引き同時線で下げ止まりか

先週末に英国議会で行われた3度目の離脱案採決も否決となったことで4月12日期日を控え合意無き離脱への可能性が高まった。この否決結果を受けポンド円は一時143円85銭まで下落。しかし、3月11日に付けた安値143円70銭には届かずに反発。
ハードブレグジットへの懸念が高まってもこのレベルを割り込まなかったことで一先ず安心感が広がった。
月曜日には再度離脱案の代案を巡り支持動向を探る拘束力のない投票が実施される。ダメもとではあるが何らかの歩み寄りがみられるか注目。
依然不透明感は残るものの、一先ず売り一巡で今週は買い先行とみている。
日足ローソク足チャートでは底値や天井を示すとされる寄り引き同時線が現れた。また、ボリンジャーバンドの下限がサポートとなった。
売り買いが拮抗したことを示すものでここから反発する可能性が高いとみる。
ただ、もし143円70銭を下回るようなら142円50銭までの下落も頭に入れておきたい。
今週のポンド円予想レンジ:147円70銭(76.4%)~143円70銭(3月11日安値)
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[豪ドル円]RBA会合と米中協議

先週はRBNZが利下げの可能性を示唆したことでNZドルが急落すると豪ドルも攣られ安となった。
今週開かれるRBA会合でもハト派的な内容になるとの予想が豪ドル売りを促した観もある。先日大手米銀や豪州銀行がRBAが年内2回の利下げを実施するとのレポートが市場に影響を与えた。
中国景気減速懸念などから慎重な景気見通しが、ここにきて中国株式市場の上昇や景気刺激策への期待が高まるだけに変化がみられるようなら豪ドル上昇のきっかけになる。
悲観的な見方が先行した分だけ豪ドルは買い戻しの動きが入りやすい状況とみる。
ボリンジャーバンドの中心線を上抜きバンドの上限の位置する79円ミドルから今年最高値となる79円80銭台を試す展開を予想する。
今週の豪ドル円予想レンジ: 79円50銭(BB上限)~77円90銭(BB下限)
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[全般]米中協議とブレグジット
先週末に発表された米1月PCEデフレーターやシカゴ購買部協会景気指数が予想を下回ったことでNY市場ではドル売りが先行。一方、新築住宅販売やミシガン大学消費者信頼感指数は予想を上回りドル買い戻しが入るなど強弱まちまちの結果となった。
また、この日は英国で3度目の離脱協定案が採決されたが否決となったことでポンドは下落。合意無き離脱への可能性が高まったためだ。
しかし、北京で開かれていた米中通商協議は率直かつ建設的な議論が行われ進展が見られたとのホワイトハウスの声明を市場は好感。世界同時株高となったことで米長期金利も上昇。更にリスクオンの円安が進みドル円は110円95銭の高値を付けた。
先週は月末、そして四半期末ということで各通貨において特殊な需給も含めた売買が交錯し方向感の掴みにくい週となった。
結果的に月ベースでみるとドル円やクロス円は円高が進み小幅な陰線で終了。
期初の動きとしては前月の反動が入りやすい傾向があり、今週はドル円クロス円ともに堅調な地合いが予想される。
また、今週はワシントンで米中通商協議が再開されるがこれまでの流れを見ると期待できそうだ。
ブレグジットに関しては4月12日が期日となるが、その前の4月10日にEU緊急サミットが招集される予定で、それ迄は合意無き離脱への懸念が高まる。
ただ、ポンドは長期に渡り大分それらを織り込んできており市場全体から見るとリスクオンの動きが強まるとみている。
今週は米中の重要な経済指標発表が控える。
週初には中国PMIや米国小売売上、そしてISM製造業景況指数が発表される。中国PMIは好不況の分かれ目である50を上回るようなら過度な景気減速懸念の後退。また、米小売やISMは今回から政府機関閉鎖の影響を受けない正当な数字が明らかになる。結果次第ではFRBの過度な緩和期待の後退から金利上昇に繋がる可能性が高い。
これにより、今週はクロス円全般に底値に近付いていることから底の堅さが確認されたところで反発のチャンスを狙いたい。ただし、底値を割り込んで一段の円高が進むようなら損切り注文もいれておきたい。
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注意喚起
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