[米ドル円]リスクオンで円売り

週明け東京市場でドル円は111円台に乗せてきた。中国製造業PMIが好不況の分岐点となる50を上回るとドル円は111円20銭まで上昇。その後はクロス円などの売りに押されドル円も110円台後半に押し戻された。しかし、NY市場でドル円は再び上昇。
米ISM製造業景況指数が予想を上回り米経済の底堅さが確認されたことで株価は上昇。米長期金利も2.5%台を回復するとドル高円安の流れが強まりドル円は111円45銭まで上昇。ほぼ高値圏での引けとなった。
今日の東京市場でもNY市場の流れを継いでリスクオンの動きが継続されるとみる。
FRBの緩和姿勢を背景としたドルの上値は依然として重いものの過度で悲観的な見方が後退する中でドル円は一段の上昇を試す展開が予想される。
フィボナッチ76.4%戻しとなる111円60銭を上抜くようならボリンジャーバンドの上限でもあり今年高値でもある112円13銭も視野に入る。
ドル円予想レンジ: 111円60銭(76.4%)~110円90銭
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[ユーロ米ドル]ドイツ経済の低迷でユーロ売り継続

週明け東京市場で中国景気減速懸念が後退する中でリスクオンのユーロ円買いが先行。
対ドルでも堅調な地合いで始まった。
欧州時間に発表されたドイツの製造業PMIが44.1と予想の44.7を下回り依然として好不況の分岐点となる50を下回った。また、ユーロ圏消費者物価も予想を下回ったことでユーロ売りが強まったものの下値は限定的となった。
しかし、その後発表された米ISM製造業景況指数が予想を上回った事でユーロは1.12付近まで下落。堅調な米経済に対してユーロ圏経済の弱さがユーロ売りに繋がった。
また、米長期金利が大幅上昇となりドル買いが強まったこともユーロ売りに拍車をかけた。
一先ず今年最安値となる1.1177までは届かなかったものの売り圧力は依然として残る。
1.1177からボリンジャーバンドの下限が位置する1.1165を下回ると下落の勢いが加速する可能性もあり注目。
ユーロドル予想レンジ: 1.1250~1.1177(今年最安値)
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[豪ドル円]RBA会合と中国景気

31日に発表された中国製造業PMIが50.5と予想の49.6を上回ったことから週明けシドニー市場で豪ドルは上昇して始まった。また、東京時間にはマークイット製造業PMIも50.8と好不況の分岐点となる50を上回ると豪ドル円は79円23銭まで上昇。
しかし、欧州市場が始まったところでユーロが下落すると攣られて豪ドルも下落。78円95銭まで下落した。
その後は世界的な株高を背景に円安が進む中で後ドル円はNY市場でこの日の高値となる79円27銭まで上昇。ほぼ高値圏での引けとなった。
本日開かれるRBA会合では世界景気減速懸念を背景に緩和姿勢が示されるとの見方が大勢となっていた。しかし、今回の中国経済指標の結果を受けやや強気の姿勢が示されるようなら豪ドル買いのチャンスとなる。
これまで市場は年内2回の利下げを織り込む形でポジションはショートに傾いているとみており、その買い戻しが期待できる。
上値目途としてはボリンジャーバンドの上限である79円60銭から今年最高値となる79円84銭を試す展開を予想する。
豪ドル円予想レンジ: 79円60銭(BB上限)~78円80銭(BB中心)
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[全般]中国景気減速懸念後退でリスクオン
週明け東京市場では新元号が「令和」と決定。市場全体にお祝い気分が広がる中で中国の3月製造業PMIが50.8と予想の50.0を上回った。好不況の分岐点となる50を上回った事で市場には中国景気減速懸念が後退。市場に安心感が広がると日経平均や上海総合指数が大幅高となった。リスクオンの円安が進みドル円は111円台前半に上昇した。
欧州市場に入ると豪ドル円やユーロ円といったクロス円の売りが強まりドル円は110円台に押し戻された。
NY市場が始まったところで発表された米2月小売売上高が-0.2%と予想の+0.3%を下回るとドル売りが強まりドル円は110円84銭まで下落。しかし、その後発表された米3月ISM製造業景況指数が55.3と予想の54.5を上回るとドルは一転して上昇。
NY株式市場も中国製造業PMIが50を上回った事や米中協議への期待も重なりリスクオンの円安が進んだ。また、米長期金利が2.5%を回復したことでドルも上昇しドル円はこの日の高値となる111円44銭を付けた。
中国の景気減速懸念後退やFRBの利上げ停止により市場はリスクオンの動きが強まり、期初から市場全体に楽観的なムードが広がっている。
市場はパウエル発言で年内利下げをも織り込む勢いで金利が逆イールドとなり景気減速懸念が広がった。しかし、今回の米経済指標は他の主要国と比べて堅調な地合いを示すものだ。
過度な景気減速懸念や金利低下を織り込む格好で売られ過ぎた反動がここにきてみられる。
本日の東京時間には豪州中銀RBAの政策金利発表を控える。
クロス円全般に買いが強まる中で一層の買いを促すきっかけになるか注目。
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
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