ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-04

[米ドル円]112円台を伺う展開

(米ドル円日足)


先週のドル円は週初から中国PMIが50を上回った事で世界的な景気減速懸念が払しょくされ上昇してスタート。世界的な株価の上昇を受けリスクオンの円安が進み緩やかな上昇が続いた。
週末の米雇用統計は雇用者数が増加したものの賃金の伸びは鈍化したことでドル円はいったん上昇し直ぐに押し戻された。
111円80銭付近は3月20日のFOMC会合でドル円が下落する前のレベルでもあり意識された。
先週は中国PMIの結果を受け過度な景気減速懸念が後退。ゴルディロックス相場のスタートとの見方も聞かれる。
今週も日米欧、そして中国株式市場の堅調な地合いが継続されるとみており、ドル円は112円を試す展開が予想される。
112円付近にはボリンジャーバンドの上限が位置し、112円30銭付近はフィボナッチ76.4%戻しとなり大幅上昇にはまだ時間が必要だろう。

今週のドル円予想レンジ;112円30銭(76.4%)~111円00銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ円/ユーロ米ドル]ECB理事会とG20

(ユーロ円日足)

EUR_JPY_20190408_hiashi.jpg

(ユーロ米ドル日足)


3月22日に発表されたドイツ製造業PMIが予想を大きく下回ったことで欧州景気減速懸念が広がりユーロドルはその後1.1184まで下落した。先週発表されたドイツのサービスPMIは予想を上回ったことでユーロは一先ず下げ止まった。
その後公開されたECB議事要旨では一部で利上げ時期が来年3月という意見も聞かれたものの反応はみられなかった。
ここにきて景気減速の要因でもあった中国経済指標の改善がみられる中で今週はECB理事会が開かれる。
改めて景気見通しの下方修正や利上げ時期先延ばしの可能性が示されたとしても大分市場は織り込み始めておりユーロの下値は限定的とみる。寧ろ、材料出尽くし観からの買いが入る可能性が高い。
対ドルでみると1.11後半で跳ね返されたことで目先ダブルボトムが意識される。
リスクオン継続とみられる中で今週はユーロ円上昇を見込んだ押し目買いスタンスで臨みたい。

今週のユーロ円予想レンジ:126円60銭(76.4%)~124円80銭

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[ポンド米ドル]離脱期限延長で進展がみられるか

(ポンド米ドル日足)


ポンドはこのひと月半の間1.34ドルから1.30ドル付近でのレンジ相場が続いている。
メイ首相は先週末にトゥスクEU大統領に書簡を送り、離脱期限を従来の4月12日から6月30日に再延期を要請。しかし、英国が協定案の承認を条件としておりEUは延期を受け入れられない可能性もありポンドはレンジの下限となる1.2988まで下落した。
その後は週末特有の買い戻しもみられたが上値の重い展開となった。
10日にはEU臨時首脳会談で延期も含め今後の話し合いが行われる。もし、なんらかの進展があればポンドは大きく上昇する可能性が高い。
反対に、合意無き離脱への可能性が高まる内容となればレンジの下限を割り込み2月14日付けた戻り安値1.2770付近までの下落も視野に入る。
しかし、合意無き離脱の可能性は極めて低いと思われ、レンジの下限でボリンジャーバンドの下限でもある1.2970を割り込むことはないとみる。

ポンドドル予想レンジ: 1.3230(61.8%)~1.2970(BB下限)

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[全般]リスクオン継続による円安

先週は米中貿易協議への進展や中国PMIが好調な結果を示したことで世界同時株高となるなど市場にリスクオンの動きが高まった。結果、ドル円やクロス円は小幅だが底堅い動きが続いた。今週もリスクオンの流れを継いでドル円は112円台を探る展開が予想される。
先週末に発表された米3月雇用統計は雇用者数が19.6万人と予想の18万人を上回り、2月分も小幅上方修正されたことでドルは上昇。一方、同時に発表された平均時給が0.1%と予想の0.3%を下回ったことからドルの上昇は限られた。ただ、賃金物価上昇が抑えられながら景気の底堅さが続くことで今後も株価押し上げ要因となる。
堅調な米国雇用市場の流れに変化はなく、株価は三指数ともに上昇するなど楽観的なムードは今後も継続。
トランプ大統領がFRBに対して「利下げすべき」「量的緩和にシフトすべき」と発言したもののドル売りには繋がらなかったのはそれだけ市場が安定しているということだろう。
米中通商協議でも習近平国家主席が「貿易協定の文章で大幅な進展」と発言するなど合意への期待が市場に安心感を与えた。
一方、ブレグジットを巡りポンドは弱含みで推移。
この日メイ首相はトゥスクEU大統領に離脱期限を再延期することを要請。しかし、EU側は英議会の離脱協定案の承認を条件としていることから延期が認められない可能性もある。
今週12日までに延期が認められなければ合意無き離脱の可能性が高まり市場全体にリスク回避の動きが強まりかねない。
ただ、現実的にはEUも最終的に受け入れるとの見方が多く、合意無き離脱へのリスクは一先ず回避されるとみてよいだろう。
また、今週末にはG20が開催されるが、各国の景気減速への対策として景気刺激策を強化するとの見方も相場の下支えとなりそうだ。
米国を筆頭に主要各国緩和政策へのシフトによるクロス円の売りもほぼ一巡。
今週は先週のリスクオンの動きを継続する中で緩やかな円安が進みやすく、ドル円クロス円の底値を切り上げる可能性が高いとみる。

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