ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-04

[米ドル円]リスク回避とその反動

(米ドル円日足)



英国のEU離脱を巡る不透明感や米国と欧州との貿易摩擦激化への懸念などから株式市場の下落がリスク回避の円買いを促した。ドル円はNY時間に一時111円を割り込み110円98銭まで下落した。ただ、欧州と米国との航空機に関する摩擦は既に10年近く続いていることや中国と比較して額が小さく市場は過度に反応した観もある。
英国の離脱期限が延期される可能性が高く、欧米貿易摩擦も一時的な円買いになる可能性が高い。
市場は常に不安と安心の繰り返しによるもので、不安感による円買いが進んだその後には安心感の円安に傾くことになる。
材料難のなかで市場はどちらにも振れやすい状況でもある。
111円割れは買いを入れておきたい。

ドル円予想レンジ: 110円80銭~110円60銭(50%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ユーロ円]ECB理事会と貿易摩擦懸念

(ユーロ円日足)



欧州時間にトランプ大統領が欧州に対して110億ドルの輸入製品に関税を導入することを言及。これを受けユーロ円は125円60銭付近から125円前半まで下落した。
欧州と米国はこれまで航空機への補助金を巡り長年報復合戦が続いていたもので、額も比較的小さく影響は限定的とみる。
ただ、ブレグジットを巡る不透明感もあり積極的にユーロを買っていく地合いでもない。
ボリンジャーバンドは三線ともに横ばいに推移しており127円から124円のレンジ内での動きが継続するとみる。
本日欧州時間にはECB理事会、そしてその後ドラギ総裁記者会見が開かれる。
既にECBの利上げ時期先送りを市場は織り込んでおり、一時的な下振れがあれば買いを入れておきたい。

ユーロ円予想レンジ: 126円00銭(61.8%)~125円00銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ポンド米ドル]期限延期承認でも下落リスク燻る

(ポンド米ドル日足)



本日EU臨時首脳会議で12日の英国のEU離脱時期延期が承認されるかを巡りポンドは神経質な動きが続いている。
欧州時間に英国離脱派議員の「メルケル首相はアイルランドの国境安全策に5年の期限を設けることに前向き」との発言でポンドは上昇。しかし、その後ドイツ政府がこの発言を否定すると下落に転じた。
昨日は首脳会議で条件付きで期限延期を承認するとの原案が示された。5月のEU議会選挙前に英国側で承認されれば議会選に参加するという条件。もし守られなければ6月1日に離脱としなければならない。
この条件は英国にとっては非常に難しく今後も不安が残るものとなる。
この条件を英国が受け入れないとなればハードブレグジットの可能性が高まりポンド売りに繋がりかねない。
しかし、市場は楽観的な見方が多く、当面1.3ドル付近から1.34ドルのレンジ相場をブレークすることはないとみる。

ポンドドル予想レンジ: 1.3140(38.2%)~1.2970(BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[全般]貿易摩擦やブレグジット問題で円高進行

特に目立った材料のないなか欧米貿易摩擦激化への懸念やEU離脱を巡る不透明感から全体にリスク回避の動きが高まった。欧米株式市場の下落などからドル円クロス円ともに上値の重い展開となっている。
昨日の東京市場では前日に米長期金利が上昇したことでドル円は底堅い動きで始まったものの米中貿易協議や英国離脱問題への先行き不透明感などからリスク回避の円買いが強まった。また、イランやイスラエル問題など地政学的リスクの高まりも円買いを促した。
欧州時間にはトランプ大統領が「EUから輸入する110億ドルの製品に関税を導入する」との発言で欧州やNY株式市場において貿易摩擦激化への懸念から売りが先行。
NY株式市場は三指数ともに下落すると円買いが一層進みドル円は111円を割り込み110円98銭まで下落。
市場全体に漠然とした不安感が広がる中でドル円やクロス円などにポジション調整の動きが目立った。
EU臨時首脳会議での原案では英国のEU離脱時期延長が承認されたものの、議会選に参加しなければ6月1日に離脱しなければならないとの条件が付いている。
不安感が広がる中で本日のNY時間にはドラギECB総裁の記者会見、そして米国3月CPIの発表を控える。
未明にはFOMC議事要旨が公開されるなど、神経質な展開の中でリスク回避の円買いが強まる可能性も残る。
しかし、欧米貿易摩擦の規模は中国の2500億ドルと比較して小さく、ブレグジットに関しては最終的に合意無き離脱は回避されるとの見方が多い。
リスクの高まった後は必ずリスク回避後退による円安が進みやすくなるといった動きが繰り返されている。
不透明感が増す中でポジションはできるだけ軽くし、何かあればどちらにも動けるようにしておきたい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

 | HOME | 

注意喚起

当社の取扱う店頭外国為替証拠金取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や為替レートの変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、マイナー通貨(流動性の低い通貨)の取引をされる場合、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。加えて、スワップポイント(通貨間の金利差調整額)においては通貨ペアやポジションの状態(売りまたは買い)によっては、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、想定元本(為替レート×取引数量)× 4%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので最大25倍となります。法人のお客様の必要証拠金は、為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。 為替リスク想定比率は、通貨ペアごとに異なり、当社では、原則として一般社団法人金融先物取引業協会が金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1項に規定される定量的計算モデルを用いて算出する数値を利用します。なお、為替リスク想定比率は、原則として1週間ごとに見直しが行われ、レバレッジは、為替リスク想定比率の逆数(想定元本÷必要証拠金)となりますので、1週間ごとに変動します。

当社の取扱う店頭CFD取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、原資産の価格の変動や為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や金融市場、為替相場の変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、流動性が低下している状況では、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。また、株価指数、ETF(上場投資信託)、ETN(指標連動証券)を原資産とするCFD取引は、金利調整額(買建玉を保有している場合は支払い、売建玉を保有している場合は受取り)が発生しますが、金利調整額は、金利水準が各国の経済事情や政治情勢等様々な要因を反映するため変動するので、売建玉を保有している場合でも、マイナス金利となる際は、当社への支払いとなります。加えて、配当金・分配金の各権利確定日の取引終了時点で建玉を保有していた場合、これらの権利調整額が建玉に発生します。一般に権利調整額は買建玉を保有している場合は受取り、売建玉を保有している場合は支払います。一方、原資産となる株価指数自体が配当金を考慮している指数の場合等は、使用するリクィディティプロバイダーによっては、権利調整額は売建玉を保有している場合は受取り、買建玉を保有している場合は支払います。この他、商品先物を原資産とするCFD取引は、当社が定める日の未決済ポジションに対して当社が定めた価格調整額が発生します。原資産にコーポレートアクションが発生した場合は、当社は決済期日を定めた上で新規取引を停止する場合があります。建玉を決済期日までに決済されなかったときには、当該建玉は当社の任意で反対売買により決済されます。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、原則、想定元本(基準値×1.1×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート)× 株価指数CFDの場合10%・債券CFDの場合2%・その他有価証券CFDの場合20%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので、それぞれ最大10倍・50倍・5倍となります。

当社は、インターネットを通じて店頭外国為替証拠金取引、店頭CFD取引サービスをご提供しておりますので、お客様のパソコン・インターネット環境や当社のシステムに不具合が生じた場合等、取引ができなくなる可能性があります。また、お客様の取引の相手方は当社(相対取引)となっており、取引所取引とは異なります。お客様におかれましては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。



商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
    日本証券業協会 日本投資者保護基金

 

岡安盛男のもりもりトレード情報!



新規口座開設はこちら

口座開設バナー


LION FX経済カレンダー信託保全確定申告について各国情報Q&A
初めてのFX
連絡先

カテゴリー

プロフィール

ヒロセ通商

Author:ヒロセ通商
毎日の売買ポイント
●ファンダメンタルズ
●テクニカル

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する