ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-04

[米ドル円]イースター休暇明けのNY株式市場

(米ドル円日足)

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先週のドル円は112円16銭の高値を付けたものの40銭の狭いレンジ内での動きが続いた。今週は第二回TAG交渉が始まるが、為替条項が盛り込まれるようなら一時的にドル円の下振れリスクが高まる。しかし、実際に為替介入を行っているわけではなく現行のドル円水準が否定されない限り一時的な下振れとなりそうだ。
寧ろ、下値が確認されるようなら買い安心感が広がり一段の上値を試す展開が予想される。
NY株式市場は堅調な地合いが続いており、NYダウが史上最高値を更新するようならドル円クロス円ともに一段高が予想される。
上値目途としては目先はボリンジャーバンドの上限となる112円60銭付近からフィボナッチ76.4%戻しとなる113円付近が意識される。

今週のドル円予想レンジ:112円90銭(76.4%)~111円00銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


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[ユーロ米ドル]底割れか反発か

(ユーロ米ドル日足)


先週ユーロはドイツやユーロ圏製造業PMIの悪化により反落。前週の上昇分を全て吐き出した格好だ。
EUは米国に対して200億ドル相当の報復関税のリストを公開したものの、影響は限定的となった。欧州景気減速懸念やECBの利上げ見送りなどを市場は大分織り込んでいる。先週末のユーロ下落はイースター休暇前ということからポジション調整的な売りとみればポジションは軽い。
昨年から今年にかけて1.11後半は最安値であり何度か跳ね返されている強いサポートとして意識される。このレベルを割り込むにはドル買いが強まるなど新たな材料が必要だ。
本格的なイースター明けとなる火曜日からは再びユーロ買いからスタートする可能性もある。
1.12付近では押し目買いスタンスで臨みたい。

今週のユーロドル予想レンジ:1.1420(38.2%)~1.1190(BB下限)

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[カナダドル円]BOC会合に注目

(カナダドル円日足)


先週発表されたカナダの貿易収支、小売売上などは予想以上に好調な結果を示した。
また、原油価格が1バレル64ドルに上昇するなどカナダ経済にとって追い風となる材料だ。
今週はBOC会合が開かれる。
中国景気減速が世界景気への足枷となるのではといった見方が広がっていたがここにきて変化がみられる。
中国の貿易黒字拡大や好調なGDPなど過度な中国景気への懸念が後退。一方、堅調な米労働市場や小売売上などを背景に米国株式市場は最高値に迫る勢いだ。
今回のBOC会合で先行き慎重な姿勢が後退するような内容となればカナダドル円の買いチャンスとなる。
イースター明けとなるため市場のポジションは軽くなっていることから一旦方向性がみられるようなら一気に上昇する可能性が高い。
今年最高値となる85円25銭を試しに行くとみる。
もし、BOC会合声明が前回の内容を踏襲するものとなってもボリンジャーバンドの中心線を割り込まなければ押し目買いを入れてみる。

今週のカナダドル円予想レンジ:85円50銭(61.8%)~83円20銭

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[全般]イースター休暇明けNY株式市場とTAG交渉

先週は中国貿易黒字拡大やGDPが前年同期比で6.4%と予想を上回った事を市場は好感。また、米中通商協議では来月末までに合意に至るとの見方が広がり、週前半ではドル円クロス円ともに底堅い動きで推移。懸念されていた日米物品貿易協定交渉では為替条項に関する協議が行われなかったことでドル円は今年最高値となる112円16銭を付けた。
一方、欧州ではドイツやユーロ圏の製造業PMIが予想を下回り悪化したことからユーロが急落。攣られてクロス円全般に売りが強まるなど週後半は下落に転じた。
やや過剰反応かと思われたが金曜日はイースター休暇のため日本以外の主な市場は休場となるためポジション調整の動きが入ったと考えられる。
しかし、株式市場ではNYダウが昨年10月前半に付けた最高値まであと一歩まで迫るなどリスクオンの動きが継続。
イースター明けの今週は楽観的な動きを継続するとみている。
本格的に海外勢が動き出すのはイースターマンデーを終えた火曜日からとなる。既に市場全体のポジションは休暇前に大分軽くなっていると予想され、どちらにも動きやすくなっている。
ユーロドルやポンドドルはサポートレベルの下限に近付いていることから、これらが再び反発して始まるか注目。反発するようならクロス円全般にも買いが入りドル円の押し上げ要因となりそうだ。
相場のリスクは後退し、米中貿易協議への期待、堅調な株式市場、ブレグジットの期限が10月まで延長されたことでポンドリスクは一先ず先送り。
ユーロに関しては対米報復関税のリストを既に公表しており一先ず悪材料を市場は織り込んでいる。連休前に景気減速懸念からのユーロ売りも一巡した可能性が高い。
注目は米経済指標とNY株式市場の動向に集まる。
先週発表された米小売売上高が前月と打って変わり予想を大きく上回った。
今週発表される米新築住宅件数や1-3月期GDP次第でNYダウが史上最高値を更新するようならドル円やクロス円の一段高に繋がる可能性が高い。
今週末から長期のゴールデンウィークに入るためドル円やクロス円の流動性が低下し、一時的に大きく振らされる可能性もあることからポジションの持越しには注意したい。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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