ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-05

[米ドル円]報復合戦激化で円全面高

(米ドル円日足)


米国が3250億ドルの更なる追加関税品目の詳細を公表するとの報道で週明けドル円は上値の重い展開で始まった。
ただ、この動きは想定内のもので市場は大分織り込んでおり大きな動きは見られなかった。
しかし、NY市場が始まったところで中国政府が600億ドルの米国製品について関税を6月1日に5~25%に引き上げることを発表すると安全通貨の円や米国債に買いが入った。
NY株式市場も三指数ともに大幅安となりドル安と同時に円高の動きが強まりドル円は109円02銭まで下落。しかし、その後ムニューシン財務長官が「米中協議はまだ続いている」「訪中時期は今調整中」と発言したことで一先ず安心感が広がりドル円も下げ止まった。
中国も国内事情もあり引くに引けないといった状況下で対立は激化している。
ただ、関税報復はこれで一先ず出尽くしており、今後の協議の行方次第では円高の反動が強まりかねない。
6月1日までに米中双方に何らかの発言や動きには注意したい。
市場は神経質に反応しやすく、円高リスクは依然として燻る。

ドル円予想レンジ:109円70銭~108円90銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ポンド円]リスク通貨と安全通貨で下げ止まらず

(ポンド円日足)


ブレグジットを巡り不安定なリスク通貨のポンドを売って最も安全な通貨である円を買う動きが強まっている。
米中貿易摩擦激化を背景にポンド円の売りが強まっている。
EUからの離脱問題が長期化する中で昨年末から年初にかけて世界的な株暴落への恐怖感が蘇ってきたようだ。
この時もポンド円の下落幅は他の主要通貨と比べて相対的に売られたことが記憶に残る。
ただ、市場のセンチメントが変われば一気に上昇する可能性もあり深入りは危険。
一先ず61.8%戻しとなる140円後半は強いサポートとして意識されることから一旦は買いを入れておきたい。

ポンド円予想レンジ:142円20銭~140円80銭(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[豪ドル円]中国景気減速懸念から底値見えず

(豪ドル円日足)


中国が米国に対して600億ドルの米国製品について関税引き上げを決定したことで米中貿易摩擦激化の様相を呈してきた。中国景気の影響が最も大きい豪ドルにとっては逆風の風が更に強まった。
ボリンジャーバンドの下限に沿ってバンドウォークが続いており下降トレンドは継続するとみる。
次の下値目途としては1月3日のフラッシュクラッシュの翌日の安値となる75円20銭付近で下げ止まるか注目。もし下抜けするようなら1月3日の安値69円ミドル付近まで目立ったサポートはない。

豪ドル円予想レンジ: 76円40銭~75円20銭(2月4日安値付近)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[全般]米中報復合戦激化で円全面高

米国が中国に対して3250億ドル分の輸入品に追加関税引き上げ姿勢を示すのに対して中国も米国に対して6月1日に関税引き上げを決定。貿易摩擦が激化する中でNY株式市場は大幅安となり円は全面高。米中協議は継続されるものの貿易戦争が収まるにはまだかなりの時間が必要であり円高リスクは依然として燻る。

週明け東京市場ではこの日米国が中国に対して3250億ドルの制裁品目の詳細を公表するとの報道で日経平均株価が下落。リスク回避の動きが強まりドル円は上値の重い展開で始まった。中国景気減速懸念を背景に豪ドルやNZドルといったオセアニア通貨も対円で売りが目立った。
欧州市場でも株式市場が軟調な地合いで始まったがユーロやポンドは落ち着いた動きとなった。
NY市場が始まったところで中国政府が600億ドルの米国製品について関税を6月1日に5~25%に引き上げることを発表するとドル円クロス円が急落。
ドル円はクロス円の売りを伴い一時109円02銭まで下落した。
その後ムニューシン財務長官が「米中協議はまだ続いている」「訪中時期は今調整中」と発言したことで一先ず安心感が広がりドル円クロス円ともに下げ止まった。
米中それぞれ全てに対する関税引き上げを決めたことで一先ず出尽くし観はあるものの市場のセンチメントは冷え始めている。昨年末の株価下落の記憶が投資家心理を冷え込ませているように見える。
6月1日の関税引き上げ実施までの期間に何らかの歩み寄りがみられるようなら円の売り戻しが強まる。しかし、市場の不安感が広がる中で米中経済指標などが予想を下回るようなネガティブ材料に反応しやすい地合いが続きそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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