[米ドル円]不確実性の高まりで円買い

米国経済指標が予想を下回ったことで米中通商摩擦激化による世界経済への影響が出始めたとの見方が広がった。これを受けNY株式市場が三指数ともに下落。リスク回避の円高と同時に債券買いが進み米長期金利が低下。
結果的に円高と同時にドル安が重なりドル円は109円46銭まで売り込まれた。
先週13日に付けた安値109円02銭を再び試しに行く勢いだ。
しかし、来週月曜日は米国のメモリアルデーで休場となることからそろそろポジションの巻き戻しが入る可能性が高い。
109円のすぐ下にはボリンジャーバンドの下限が位置するなど強いサポートとして意識される。
米中摩擦は長期戦に入ったとみられることから目先新たな材料がないようならそろそろ売りも一巡。
109円レベル付近で下げ止まるようなら買いを入れていきたい。
ドル円予想レンジ:110円10銭~109円00銭(5月13日安値)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[ポンド米ドル]英政治不安も織り込む

ロンドン市場が始まったところでメイ首相の早期辞任の噂が広がるとポンドは1.26ミドルから1.2605まで下落した。しかし噂の域を出ないことから買い戻しが入り下落前のレベルまで上昇。
NY時間に発表された米経済指標が軒並み予想を下回ったことで米金利が低下しドルが全面安となったことでポンドは1.2683まで上昇した。
NY市場の引けにかけて「メイ首相は24日に辞任時期の発表の公算」と報じられたが市場は既に辞任を織り込んでおり影響は限定的となった。
しかし、メイ首相の辞任後に離脱強硬派が就任する可能性が高いことから不透明感は依然として燻る。
来週月曜日はスプリング・バンクホリデーでロンドン市場が休場となることから短期的なポンドショートカバーが入る可能性が高い。
しかし、下落トレンドは継続しており戻り売りスタンスで臨みたい。
ポンドドル予想レンジ: 1.2730(61.8%)~1.2600(前日安値)
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[南アフリカランド円]ハト派的SARB政策会合

昨日の欧州時間に開かれた南ア中銀SARB政策会合では現行の政策金利6.75%を予想通り据え置くことを決定。
その後クガニャゴSARB総裁が「2名のメンバーが利下げを主張」「GDP成長率見通しに下振れリスクがあると認識」など今後利下げの可能性が示されたことでランド売りが強まった。
また、NY株式市場が下落したことでリスク回避の円買いが進みランド円は7円54銭まで売り込まれた。
このレベルにはボリンジャーバンドの下限も位置していたことから下げ止まった。
3月に付けた安値7円47銭付近を底とみて7円50銭付近では買いを入れてみたい。
南アランド円予想レンジ: 7円66銭(50%、BB中心)~7円50銭
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[全般]米中摩擦激化と軟調な米経済指標
昨日の東京市場では米中貿易摩擦激化への懸念から日経平均株価や上海総合指数が下落して始まるとドル円も前日のNY市場からの軟調な地合いを引き継いだ。
東京市場が引けた直後には英下院院内総務の辞任が伝わるとメイ首相の辞任の噂も広がり欧州勢によるポンド売りが先行した。
NY時間に発表された米5月製造業PMIやサービスPMI、そして総合PMIもそれぞれ予想を大きく下回ったことからドルが下落。その後発表された米4月新築住宅販売件数が-6.9%とこちらも予想の-2.8%を大きく下回ったことから更にドル売りが強まった。
米中通商摩擦激化が長期化するとの懸念が再燃する中でNY株式市場も三指数ともに下落。また原油価格も大きく下落するなどリスク回避の動きが強まり米長期金利も低下。
結果的にドル安と円高が同時に進行したことでドル円は110円を割り込み109円46銭まで下落した。
一旦はマーケットが落ち着くかと思われたが株安原油安債券安と、ここにきて再びリスクが高まり始めている。
米中摩擦だけではなく英国政治不安や欧州議会選挙で反EU派の動きが強まるなど不確実性が重なる中で不安感が高まる。
今日のNY株式市場が続落するようなら一段の円高ドル安が進みそうだが、来週は米国のメモリアルデーの休日を控えポジションの巻き戻しには注意が必要だ。
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
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