[米ドル円]NY株式市場の上昇継続で円安

NY株式市場が連日大幅高となったことでドル円クロス円ともに底堅い動きが続いた。
FRBの利下げ期待が背景にあるが、それに加えて昨日はメキシコへの関税が先送りされるとの観測が株価を押し上げた。
ドルの上値は依然として重いもののリスクオンの円安が進みドル円は108円56銭の高値を付けたまま引けている。
本日は米雇用統計の発表を控え、それまでは動きにくい展開が予想される。
雇用統計は既に発表されたADP雇用統計や新規失業保険申請件数などが予想を下回ったことで今日の雇用者数も悪化するとの見方が多い。もし、予想を下回ると一時的にドル売りに反応するとみるが既に織り込んでいることからその後反発に転じる可能性が高い。
また、賃金が予想を上回るようなら素直にドル買いに反応してくるとみる。
雇用統計はトランプ大統領の選挙にも関係することから注目度は高まる。
ドル円予想レンジ:108円90銭(50%)~107円90銭(BB下限)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[ユーロ米ドル]ECB理事会でユーロ上昇

昨日の欧州時間に開かれたECB理事会では予想通り政策金利は据え置かれた。声明では「少なくとも2020年上半期までは金利を据え置くと予想」とされ、これまでの「年末」を先送りしたことから発表直後ユーロ売りで反応。しかし、一部では利下げの可能性も期待されただけに上昇に転じた。
その後ドラギ総裁が「一部のメンバーが利下げの可能性を主張した」との発言でユーロは下落する場面も見られたが下げ幅は限られた。結局NY市場でユーロは底堅い動きが続いた。
市場は依然として利下げの可能性を排除していないことから上値も限定的とみる。
結局下降トレンドラインを上抜けすることは出来ずに前日の高値で押し戻されたことで短期的にダブルトップを形成した可能性が高い。
ただ、底値も1.1ドルでダブルボトムを形成しており目先は1.10ドルから1.13ドルのレンジ相場に入ったとみる。
ユーロドル予想レンジ:1.1300(下降トレンドライン)~ 1.1190(BB中心、61.8%)
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[カナダドル円]原油価格とメキシコ問題

メキシコに対してトランプ大統領が追加関税を課すと発言したことでカナダへの影響も懸念された。しかし、あくまで移民問題などが理由で、トランプ大統領はUSMCA批准には影響しないと述べている。
原油価格も1バレル50ドル付近で下げ止まりから反発に転じておりカナダドルにとっては買い安心感が広がっている。
先週末のカナダ1-3月期GDP発表以降カナダドルは上昇に転じており、この勢いは依然として衰えていない。
今日の カナダ雇用統計が予想を上回る結果となれば一段の上昇が見込めそうだ。
上値目途としてはボリンジャーバンドの中心線である81円40銭付近からフィボナッチ50%戻しとなる81円60銭付近がレジスタンスとして意識される。
カナダ円予想レンジ:81円60銭(50%)~80円80銭
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[全般]メキシコ関税問題と雇用統計
昨日の東京市場では前日のNY株式市場が三指数ともに続伸したものの日経平均株価は一時上昇。しかし、メキシコへの関税問題など不透明感が漂う中で慎重な動きが続きドル円も動意が乏しかった。
欧州市場ではECB理事会が開かれユーロを中心とした動きが目立った。
ECBは利上げ時期を従来の年末から来年上半期まで据え置くことを決定。発表直後ユーロ売りが先行したもののその後すぐに上昇に転じた。市場は低金利政策をより低く誘導するとの期待が後退したことでユーロ買いに反応した模様。
その後ドラギ総裁の記者会見では一部のメンバーが利下げを主張したことが分かるとユーロ売りが強まった。しかし、経済見通しについては大幅な悪化を見込んでいないなどと楽観的な見方を示したことで最終的にユーロは上昇。
NY市場ではこの日発表された新規失業保険申請件数が予想よりも悪化したことでドル売りが強まった。ドル円はこの日の安値となる108円03銭まで下落した。
しかし、その後メキシコへの関税引き上げが先送りする方向で検討しているとの報道を好感。NY株式市場は三指数ともに続伸。リスクオンの動きが強まりドル円は108円ミドルまで上昇して引けている。
本日は注目の米雇用統計が発表される。先に発表されたADP雇用統計は予想を大きく下回り、昨日の新規失業保険申請件数も悪化。
今日の結果も予想を下回る可能性が高いものの、既に市場は悪い数字を織り込んでいる可能性が高い。もし、予想通りか予想以上に賃金上昇などがみられるようならドル買いに反応するとみている。
しかし、メキシコへの関税引き上げの可能性が高まるようならドル円クロス円ともに下落に転じる可能性もあり注意が必要だ。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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注意喚起
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