ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-06

[米ドル円]メキシコ問題後退でも不安燻る

(米ドル円日足)



メキシコへの関税引き上げが先延ばしになったことを受け週明け東京市場でドル円は上昇。先週末の終値108円10銭付近から一気に108円55銭に上昇。その後欧州市場に向けて米長期金利の上昇によるドル買いが進むとドル円はこの日の高値となる108円72銭まで買われた。
しかし、NY時間にトランプ大統領がG20で習近平主席が出席しない場合には直ちに追加関税を発動すると発言。米中摩擦への懸念から円買いが進みドル円は108円32銭まで下落した。しかし、NY株式市場が三指数ともに上昇したことでドル円の下値も限定的となっている。
先週発表の米雇用統計が予想を下回るなど米中摩擦による景気への懸念が高まる中でドル円の上値も限定的とみる。
目先はフィボナッチ38.2%戻しの108円90銭、50%戻しでボリンジャーバンドの中心線が位置する109円20銭付近が上値目途となる。

ドル円予想レンジ:108円90銭(38.2%)~108円00銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]米金利上昇で上値抑えられる

(ユーロ米ドル日足)



上昇トレンドラインを上抜いたユーロドルも米長期金利の上昇により上値が一先ず抑えられている。
昨日の欧州時間にデギンドスECB副総裁が「ECBは現状の政策によりインフレ目標を達成することを確信している」などと発言。先週のECB理事会では利上げ時期を半年先延ばししており、市場は利下げ期待が寧ろ高まっているだけにこの発言による反応は見られなかった。
結局米長期金利が上昇したことでドル高の動きがユーロドルを押し下げた格好だ。
米長期金利の上昇は低下し過ぎた反動でもあり、市場のFRBに対する利下げ期待は依然として根強い。トランプ大統領は昨日「FRBの行動は破壊的だ」と発言するなどFRBに対する利下げ圧力をかけている。
下値押しはそれ程深いものにはならないとみており押し目買いスタンスで臨みたい。

ユーロドル予想レンジ:1.1340(50%)~ 1.1250

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[ポンド円]予想下回る英経済指標

(ポンド円4時間足)



昨日発表された英国4月GDPは-0.4%と予想の-0.1%を下回った。また、同時に発表された4月鉱工業生産は-2.7%と予想の-0.7%を下回った。4月製造業生産も-3.9%と予想の-1.0%を大きく下回るなど英国景気減速懸念が広がりポンドは下落。
また、この日は米長期金利が上昇したことでドル買いの動きも強まる中でポンドは137円48銭まで下落。ただ、このレベルは先週末の安値レベルでもあり下げ止まった。
短期的に見ると底値が切り上がっており一段の買いが入りそうなチャートの形をしている。
ただ、メイ首相の後任人事ではハードブレグジットを目指す候補が多いだけに上値も限定的とみる。
上値目途としては38.2%戻しとなる138円ミドル付近がターゲットとみて、戻り売りスタンスで臨みたい。

ポンド円予想レンジ:138円50銭(38.2%)~137円00銭

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[全般]クロス円の下落は一時的か

先週末にトランプ大統領が唐突にメキシコへの関税引き上げを撤回したことで市場はリスクオンの動きが強まった。
米中貿易摩擦への懸念は依然として燻るもののNY株式市場は先週に引き続き上昇が続く。過度な懸念が後退し米長期金利が反発したことでドル高と同時に円高の動きが強まる中でドル円は依然として綱引き状態が続いている。

週明け東京市場では前日トランプ大統領がメキシコに対して追加関税を先延ばしするとの意向を伝えた。これを受けドル円が108円ミドル付近に上昇すると日経平均株価も買い先行で始まった。米長期金利の上昇によりドルが全般に買いが進むなかでユーロやポンド、そして豪ドルなどの上値が抑えられた。
欧州時間に発表された英国GDPなど経済指標が軒並み予想を下回ったことでポンド売りが加速。ユーロもつられて売られるなどドル高が進んだことでドル円も底が押し上げられた。
しかし、NY市場に入りトランプ大統領がG20サミットに習近平主席が参加しない場合直ちに追加関税を発動すると発言。リスクオフの円買いの動きが強まるとドル円はこの日の安値となる108円32銭まで下落した。
結局メキシコに対する懸念は後退したものの米中摩擦は依然として市場のリスク要因であり、ドル円クロス円ともに積極的に買いにくい状況が続いている。
ドル高の動きは一時的な反発とみればクロス円も同様に一時的な下落にとどまる可能性が高い。
先週発表された米雇用統計など景気減速懸念はあるものの短期的にはクロス円の押し目買いを狙っていきたい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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