[米ドル円]FOMC利下げ期待先行の反動

ドル円は膠着状態が続いている。
昨日はG20で米中首脳会議が行われるとの発言で円安が進みドル円は一時108円67銭まで上昇。また、明日未明のFOMC会合では利下げに前向きな姿勢が示されるとの期待もドル円の下支えとなった。
しかし、今回の会合で金利は据え置きと予想されており注目はドットチャートとパウエルFRB議長発言に集まる。
ドットチャートではどの程度の利下げが示されるかによっては相場の波乱要因となりそうだ。市場は既に年内2回から3回を織り込んでいるだけに、ドルは一気に買い戻しの動きが強まりかねない。パウエル議長も来月の利下げを実施するといった内容には触れない可能性が高い。一先ず、市場が先行し過ぎた分だけドルの買い戻しが入る可能性が高い。
ただ、最終的に利下げに踏み切るとの見方は変わらないことから上値も限定的とみて戻り売りスタンスで臨みたい。
ドル円予想レンジ:109円10銭(61.8%)~107円80銭
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[ユーロ米ドル]ドラギ総裁のハト派発言

昨日の欧州時間にドラギECB総裁が「見通しが改善しなければ追加緩和が必要」「量的緩和は未だ余地がある」などのハト派発言によりユーロは急落。1.1245から一気に1.1180付近まで下落した。その後トランプ大統領が「ドラギ総裁の発言で米国との競争を簡単に不公平にさせている」などとドル高ユーロ安に対しけん制。しかし、一方でFOMCに対しても利下げを促すなどドル安を誘導する発言が相次ぐ。
明日の未明に発表されるFOMC会合でのドットチャート次第でドルが反発する可能性もあり、そうなればユーロ安が更に進むことになる。しかし、次回のFOMCでの利下げ期待は依然として強いことから、下げたとしても一時的な動きになりそうだ。
ユーロドル予想レンジ: 1.1240~1.1160(76.4%)
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[豪ドル米ドル]RBAとFOMC双方の利下げ期待

東京時間に公開されたRBA議事要旨では「インフレが暫く低下し続ける要因がある」「今後更なる緩和の可能性が大きい」との内容を受け豪ドルは下落。また、同時に発表された豪州1-3月期住宅価格指数も-3.0と予想の-2.6%を下回ったことも豪ドル売りを加速させた。
しかし、NY市場に入るとドル売りの動きが強まり豪ドルは上昇。
明日の未明に開かれるFOMC会合での利下げ期待により米金利が低下したことで豪ドルは反発。結果的にこの日の高値となる0.6880まで上昇して引けている。
5月17日に付けた安値とほぼ同レベルで跳ね返されたことで目先ダブルボトムを形成した可能性が高い。
FOMC会合前後に一段の買い戻しが入るとみているものの、今後更なる利下げの可能性が残るだけに上値も限定的。
豪ドルドル予想レンジ:0.6930(50%、BB中心)~0.6850
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[全般]FOMCとECB利下げ期待
昨日の東京時間に公開されたRBA議事要旨で更なる利下げの可能性が示され豪ドルは対ドル対円で売りが強まった。ドル円も日経平均株価の下落もあり上値の重い展開が続いた。
欧州市場が始まったところでドラギ総裁が「見通しが改善しなければ追加緩和が必要」「量的緩和は未だ余地がある」などと発言するとユーロが急落。
一方、トランプ大統領は「ドラギ総裁の発言でユーロが対ドルで下落している」「米国との競争を簡単に不公平にさせている」などドル高ユーロ安に対するけん制発言も聞かれたが影響は限定的となった。
一方、トランプ大統領が「G20サミットで習近平国家主席と会うだろう」と発言したことで市場に安心感が広がり円が全面安。NY株式市場も三指数ともに大幅高となった。
FOMC会合がこの日から始まり明日の未明に発表されることから利下げに対する期待も株価を押し上げた。
米中協議進展への期待や各国の利下げ姿勢が示される中で世界的に株価を押し上げるなど市場全体に楽観的なセンチメントが広がっている。
ただ、期待が先行し過ぎているだけに実際にFOMC会合終了後にポジションの巻き戻しが入る可能性が高く注意したい。
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注意喚起
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