ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-07

[米ドル円]米中協議進展による円売り

(米ドル円日足)


先週末に行われた米中首脳会談では協議再開から一先ず第4弾追加関税が先送りとなったことで市場の過度な警戒感が後退。
週明け東京市場でドル円は上昇して始まる可能性が高まった。
今後も米中摩擦の懸念は継続されることから上値も限られるとみるが目先はリスク回避の後退による円安が進むと考えられる。また、FRBの緩和政策でも予防的な利下げにとどまるとの見方が強まる可能性もあり、そうなればドル高も同時に進行しやすい状況が予想される。
今週は米ISM非製造業景況指数、6月雇用統計が発表される。前回の反動もあり予想以上に好結果となればドル買いの動きが強まりドル円は109円台も視野に入る。

本日のドル円予想レンジ:108円10銭(BB中心)~107円30銭
今週のドル円予想レンジ:109円00銭(BB上限、38.2%)~107円10銭(BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]ドル上昇によりユーロ反落

(ユーロ米ドル日足)


先週末の米中首脳会談で貿易協議が再開され追加関税も先送りされたことはFRBの緩和政策にも影響を及ぼす可能性が高まる。
過度な世界経済への懸念が後退しFRBの緩和スタンスが弱まるとの見方が広がり、そうなればドル買いの動きが強まる。
ユーロドルは4月と5月に1.11ドル付近でダブルトップを付けて上昇に転じたが、その主な要因は米金利低下によるものと思われる。
今週発表される米ISMや雇用統計が好調な結果を示すようならドル買いの動きが更に強まる可能性がある。
先週ユーロは1.14ドル付近で高止まり状態が続いているが、ドル高によりユーロ売りが再開する可能性が高いとみる。
もし、1.1410を上抜けしたとしても3月20日に付けた高値1.1450付近は強いレジスタンスとして意識されており、ここから下落に転じる可能性も残る。

今週のユーロドル予想レンジ:1.1450~1.1250(50%、BB中心)

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[豪ドル円]RBAの利下げは押し目買いのチャンス

(豪ドル円日足)


先週末の米中首脳会談で一先ず追加関税は先送りされ貿易協議が再開されることになった。これを受け中国経済への過度な警戒感が後退することで豪州経済への期待も高まる。
今週はRBA政策会合が開かれ政策金利を前月に引き続き0.25%の追加利下げと予想される。市場は年内更に0.25%の利下げをするとの見方がある。
それは中国景気減速への懸念が大きな要因であり、今回の結果を受け利下げペースが緩和される可能性が高い。
今回の利下げを既に市場は織り込んでおり、実際に利下げを実施すれば寧ろ買いのチャンスとみる。

今週の豪ドル円予想レンジ:77円30銭(50%)~75円00銭

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[全般]米中協議進展でリスクオンの円安

先週は週末のG20サミットでの米中首脳会談に注目が集まる中で各市場は様子見姿勢が目立った。
先週は週初トランプ大統領が日米安保を破棄するとの報道でドル円は107円を割り込み106円78銭まで下落した。しかし、その後ブラード・セントルイス連銀総裁が「7月のFOMCで50bpの利下げを実施する状況ではない」と発言したことでドル買いが強まりドル円も上昇。しかし、同時にNY株価も下落したことでドル円の上値も抑えられた。
その後ムニューシン財務長官が「米中通商交渉は90%完了」との報道でドル円は108円16銭まで上昇。しかし、実際の米中首脳会談を控え利食い売りなどに押された。
週末は月末と期末が重なったものの大きな動きは見られず、市場全体のポジションは軽くなっていると思われる。

その注目の米中協議では中国に対する追加関税実施が見送られることとなった。ファーウェイに対しても一部禁輸を解除するなど米国が中国への譲歩をみせる格好となった。
協議は今後も継続され、追加関税も期間が示されなかったものの一先ず目先は最悪な結果が回避されたことでリスクオンの円安が進行しやすい状況が予想される。
今回の結果を受け過度な中国の景気減速懸念が後退することからFRBの金融政策にも影響を与える可能性が高い。7月の利下げは予防的なものと市場が判断すれば米長期金利が上昇に転じドル買いの動きも強まる。一方で、金利上昇は株式市場にとってはネガティブ材料として捉えられるが、中国経済への期待から株価の下げは限定的となると予想する。
結果的にドル円は堅調な地合いとなるものの金利から見るとユーロやポンドの対ドルでの上値は重くなる。しかし、米金利低下時点で寧ろユーロやポンドは下落していることから反発する可能性も否定できない。そうなればクロス円は上昇に転じることになる。
また、今週は米国ISMや雇用統計の発表を控える。
5月の雇用者数が予想を大きく下回った反動が出るようなら米経済への期待の高まりからドル上昇に弾みがつく可能性が高い。

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