ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-07

[米ドル円]108円を挟んでのもみ合い

(米ドル円日足)

USD_JPY_20190715_hiashi.jpg

先週はFRBの利下げ観測からドルが売られた後にCPIで上昇。週末に再び利下げ期待によるドル売り圧力が高まるなどアップダウンの激しい動きが続いた。
今週は特に材料もなく、利下げ期待も織り込み済み。ポジションも大分こなれており大きな動きは期待しにくい。
NY株式市場が史上最高値を更新しても円売りに反応しにくく109円に一歩届かずに反落。全般にドル円は上値の重い展開が予想される。ただ、利下げ期待からのドル売りもほぼ一巡しており、更に下押しすればその反動で上昇に転じるとみている。
下値目途としてはボリンジャーバンドの下限でありフィボナッチ76.4%戻しとなる107円30銭。
107円ミドルから押し目買いを入れていく。

今週のドル円予想レンジ:109円00銭~107円30銭(BB下限、76.4%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]ドル安と欧米貿易摩擦

(ユーロ米ドル日足)


先週はパウエルFRB議長のハト派発言でドル売りが進むと1.12付近まで下落していたユーロドルは上昇に転じた。1.1180付近はヘッドアンドショルダーのネックラインとして意識されており、このレベルを下回ると今年最安値となる1.11ドル付近を試す展開が予想される。
辛うじて反発したものの欧米貿易摩擦やECBの緩和期待などもあり上値も限定的とみる。
目先はボリンジャーバンドの中心であり先週の高値1.1285付近がレジスタンスとなる。
ただ、米長期金利低下によるドル安が一段と進むようならショルダーのレベルである1.13ミドルが次の上値目途となる。

今週のユーロドル予想レンジ:1.1330(61.8%)~1.1200

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[南アフリカランド円]SARB政策会合の利下げ予想

(南アフリカランド円日足)


先週は財政難に陥っていた南アフリカの国営電力会社エスコムに対し南ア公共投資会社(PIC)が支援策を提案したことでランドは上昇。レジスタンスとして意識された7円70銭を上抜いてきた。
今週は南ア中銀SARBの政策会合が開かれるが、市場は現行の政策金利6.75%から6.5%に引き下げると予想。利下げ発表を受け一旦はランド売りに反応する可能性があるが、ランド買い意欲は依然として強い。
世界的な緩和競争の中で6.5%の政策金利は投資家にとって魅力的だ。
押し目買いスタンスで臨みたい。

今週の南アランド円予想レンジ:7.85円(BB上限)~7.54円(38.2%)

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[全般]材料出尽くし観で方向乏しく

先週は注目のパウエルFRB議長の議会証言で雇用の伸びなどで見通しは変えず、前回のFOMC以降の不透明感に警戒感を示した。これを受け市場は再び利下げ期待が高まったことでドルが全面安。しかし、その後発表された米CPIが予想を上回り再びドルは上昇。FRBは雇用より物価を重視するとの姿勢を示し反応したが週末には再び利下げへの思惑が高まりドルが下落するなど方向感の乏しい動きとなった。
先週末の東京市場では前日NYダウが史上最高値を更新したことから日経平均株価も小幅ながら上昇。欧州市場にかけてドル円は底堅い動きで推移していた。
しかし、NY市場が始まると再びFRBの早期利下げ観測への期待が高まり、米金利が低下してドルが全面安となった。
一方、NY株式市場は利下げ期待を背景に三指数ともに史上最高値を更新するなどリスクオンムードが広がった。
結局ドル安が進んだものの円買いの動きは見られずドル円は107円81銭まで下落。前日の安値107円86銭と面合わせとなった。
今週は特に目立った材料がない中でFOMC会合まではドル円クロス円ともに方向感の乏しい動きが続くとみている。
市場は今月のFOMCで利下げ幅を0.5%引き下げるとの見方が3割近くも占めており、ドル売りが進み過ぎている。
同時にNY株式市場も過剰といってよいほどの利下げ期待から買われ過ぎの観もある。
しかし、米中摩擦は依然として燻り続けておりイランなど中東の地政学的リスクや中国景気減速懸念などの懸念は払しょくされていない。
更に、先週はムニューシン米財務長官が「米債務は9月初めまでに上限に達する可能性がある」と発言するなど新たな問題が浮上し始めている。
株価が上昇してもリスクオンの円安が進みにくいのはこれらリスク材料が要因とも考えられる。
今週はドル安や株高の調整的な動きが入るとみているものの、大きな動きにはなりにくい。
クロス円、ドル円ともにレンジ相場に入るとみており、レンジの上限で売り下限で買う取引に徹したい。

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