ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-07

[米ドル円]リスクオンによる円安も限定

(米ドル円日足)


米国の債務上限問題が後退したことから市場に安心感が広がりドル円は底堅い動きが続いている。
来週のFOMC会合を控え動きの取りにくい状況ではあるがNY株式市場でナスダックやS&Pが史上最高値を更新するなどリスクオンの動きは継続。
しかし、欧州や米国のPMIが予想を下回るなど世界的な景気減速懸念が広がる中で円売りも限定的。
昨日は日銀が「ECBの緩和強化で円高進行なら日銀の追加緩和政策模索の可能性」との報道もあり、今日のECB理事会の結果次第では一時的な下振れリスクも頭に入れておきたい。
いずれにしても、来週のFOMC会合までは上下どちらにも大きく動きにくい状況が続くとみる。

ドル円予想レンジ:108円70銭(50.0%)~107円90銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]ECB理事会での利下げ期待

(ユーロ米ドル日足)


昨日の欧州時間に発表されたフランスやドイツの製造業PMIが予想を下回ったことでユーロは1.11ミドルから1.1125まで下落。その後は買い戻しが入ったものの上値の重い展開が続いている。
本日のECB理事会で市場の一部で0.1%の利下げ期待もありユーロ売りに反応しやすい地合いが続く。
ただ、来週のFOMC会合を控え利下げは見送られる可能性の方が高く、そうなればユーロの買い戻しが強まるとみる。
しかし、先日ドラギ総裁が利下げ姿勢を示しており、いずれ利下げに動くとみられるだけに上値も限られる。
もし、1.11ドルのサポートを下回るようなら利下げを待たずにユーロ売りが加速する可能性が高いことから注目したい。

ユーロドル予想レンジ:1.1220(61.8%)~1.1100(今年最安値)

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[トルコリラ円]トルコ中銀の利下げ

(トルコリラ円日足)


本日のトルコ中銀会合では現行の政策金利24%を21.5%に引き下げると予想されている。
先日エルドアン大統領は前回の会合で3%の利下げを強要したが、それを見送ったチェティンカヤ総裁を更迭。今回は新しいウイサル総裁の下で利下げが確実視されている。
しかし、5月のCPIは+18.7%と非常に高く、寧ろインフレ抑制の利上げを実施しなければいけない状況。政治的な圧力で中銀が動くこと自体リスクではあるが既に市場は織り込んでいる。
もし3%の利下げを実施すれば一時的にリラ売りに反応する可能性があるものの、最終的にリラ買いの流れは継続するとみる。
ボリンジャーバンドの下限でありフィボナッチ38.2%戻しとなる18円62銭付近に下落するようなら買いを入れてみる。

リラ円予想レンジ:19円30銭~18円62銭(BB下限、38.2%)

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[全般]材料難の中でECB理事会に注目

前日に米国債務上限問題が解決したことや英国新首相の誕生を機にドル高が進んだ流れが昨日も継続。今日はECB理事会が開かれることから材料難の中で市場の注目が集まる。
昨日の東京市場では前日のNY株式市場の上昇を受け日経平均株価も堅調な地合いでスタート。ドル円も108円前半での底堅い動きが継続。米国の債務上限引き上げが合意されたことを好感しリスクオンの動きが強まった。
欧州市場に入ったところでフランスやドイツのPMIが予想を下回ったことでユーロ売りが先行。今日のECB理事会を控え利下げの思惑が高まったとみられる。結果的にクロス円の売りが強まりドル円も108円を瞬間割り込む場面も見られた。
一方で、ポンドは堅調に推移。ジョンソン新首相の誕生によりEUとの合意無き離脱への懸念が高まったものの既に市場は織り込み済みでポンドのショートカバーが継続。
ユーロ安に対してポンド高といったまちまちの動きが目立った。
NY時間には米国7月製造業PMIが50.0と10年ぶりの低水準となった。また、6月新築住宅販売も64.6万件と予想の66万件を下回ったことからドル売りが先行。
ドル円も一時107円94銭を付ける場面も見られたが全般にリスクオンの動きが強まる中で買いが散見。
今日は材料難の中でECB理事会への注目度が高まっている。
市場の一部では今回の理事会で0.1%の利下げが実施されるとの見方もある。
もし、金利が据え置きとなれば一時的にユーロ買いで反応する可能性もある。しかし、ドラギ総裁がハト派的な姿勢を示すと予想され上値も限定的となりそうだ。
FOMC会合までは決め手を欠くなかでそれぞれの通貨は小手先の動きにとどまるとみている。

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