ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-08

[米ドル円]今年最安値104円台を意識

(米ドル円日足)


先週末にトランプ大統領がFRBに対して1%の利下げを要求。また、ファーウェイとの取引をするつもりはないと明言したことからドル円は一時105円27銭まで下落した。米中貿易戦争激化による世界的な景気減速懸念が広がり各国は利下げ競争に突入。日銀の緩和余力には限界があるとの見方が市場には根強く、ドルや他通貨との金利差縮小による円高圧力がかかる。また、今週は米国債の利払いに伴うドル円の売りが出るとの観測もあり一段のドル安が見込める。
一方、トランプ大統領はドル安誘導をするつもりがないと発言するなど、一先ず口先介入のリスクは消えた。また、各国利下げが既に実施されたことで目先は買い戻しの動きが入る可能性もある。
米中協議においてトランプ大統領が何らかの譲歩を見せるようなら一気にドル買い戻しの動きに繋がりかねない。
一先ず1月3日に付けた安値105円割れを試したとしても、目先達成感からの買い戻しが入るとみている。

今週のドル円予想レンジ:107円00銭~104円50銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]持ち合いから下放れ

(ユーロ米ドル日足)

EUR_USD_20190812_hiashi.jpg

先週はイタリア連立政権の「同盟」が不信任案を提出するなど「五つ星」との関係が悪化し総選挙の可能性が高まった。サービスPMIは予想を下回った。今週発表されるZEWやGDPも前回を下回るとみられる。特にGDPはマイナス成長に陥るとの見方もありユーロ売りが進む可能性が高いとみる。
また、米長期金利も下げ止まりから短期的にユーロ売りドル買いの動きに繋がりやすい。
テクニカル的に見ると1.10前半から1.12ミドルに反発後三角持ち合いが続いている。
今週はドイツの指標などの悪化を機にこの保ち合いから再び下に放れるとみており、1.12ミドル手前では売りを出してみたい。

今週のユーロドル予想レンジ:1.1230~1.1080(BB下限、76.4%)

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[豪ドル米ドル]追加利下げ期待

(豪ドル米ドル日足)


先週はRBNZが予想の0.25%を上回る0.5%の利下げを実施したことで豪ドルも攣られて下落に転じた。米中摩擦が激化する中で中国景気減速により豪州経済への影響が懸念されたためだ。前回は利下げを見送ったRBAも次回は追加利下げを実施するとの見方が広がった。
先週末にはロウRBA総裁が「長期的な低金利を予想することは合理的」「雇用やインフレ目標のために必要なら追加利下げの用意がある」「状況が正当化されれば非伝統的政策の用意がある」など、利下げに前向きな発言が相次いだ。
先週は0.6677の今年最安値を更新した後反発に転じた。
豪ドルショートカバーがもう少し入るかと思われたが0.6820付近で上値を抑えられた。
今週はRBAが注目する豪州7月雇用統計が発表されるが予想を下回るようなら豪ドルは再度先週の安値を試す展開を予想する。

今週の豪ドルドル予想レンジ: 0.6830(38.2%)~0.6680(8月7日安値)

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[全般]トランプ大統領発言、ドル円下落圧力

トランプ大統領の動向で相場は一喜一憂する展開が続いている。
先週は中国商務省が米国からの農産物購入を一時停止すると発表。また、人民元が11年ぶりに7元台まで下落するとトランプ大統領が「為替操作だ」と批判。次の日には中国を「為替操作国」として認定したことで更なる米中摩擦激化への懸念が広がった。
世界的な景気減速懸念が広がり各国株式市場は軒並み下落幅を拡大。ドル円も105円ミドル付近まで下落したが纏まった買いに反発する場面も見られた。
しかし、トランプ大統領は「FRBはより大幅により早く金利を引き下げ、ばかげた量的引き締めを今すぐやめるべき」などFRBへ圧力をかけた。
また、トランプ大統領はファーウェイなど5社からの政府調達を8月13日以降禁止する事を発表。これを受け中国外務省は「必要な措置を取り中国企業の合法的な権益を守る」など一歩も引かない姿勢を示すなど米中関係は泥沼化状態に突入。
週末には改めてトランプ大統領が「FRBは1%の利下げすることを期待」「ファーウェイとは取引するつもりはない」などと発言するとドル円は強いサポートとして意識された105円ミドルを下回り105円27銭まで下落した。NYダウも一時300ドル近く下落する場面も見られた。
しかし、トランプ大統領は「米国はドル安を誘導しない。するつもりもない」などと発言。FRBの利下げ期待もありNY株式市場は下げ幅を縮小しドル買い戻しの動きも強まるとドル円も105円ミドル付近まで押し戻されて引けている。
トランプ大統領の発言が出るたびに市場は一喜一憂する展開は今後も継続することになるだろう。また、中国やFRB に対する圧力は最終的にトランプ大統領の意向に沿った形で少しづつ動きだしているように見える。
結果として中長期でのドル安金利低下が続く可能性が高くなってきたともいえそうだ。
しかし、一方でニュージーランドやインド、タイ、フィリピンといった他の国々が利下げを追随。
ECBや日銀も今後利下げに踏み切るとみられるが、日銀の緩和手段は限りが見えるだけに円高圧力が高まるとの見方が多い。
また、今週は米国債利払いによるドル売りが強まるとのアノマリーもありドル円は更に一段の下値を試す可能性が高い。

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