ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-09

[南アフリカランド円]SARB政策会合に注目

(南アフリカランド円日足)

ZAR_JPY_20190919_hiashi.jpg

本日南ア中銀SARB政策会合が開かれるが今回も前回と引き続き6.5%の政策金利は据え置かれると予想される。前回は4-6月期GDPが持ち直したことやランド安が強まる中で利下げには慎重な姿勢が示された。
今回も同様に追加利下げに慎重な姿勢が示されるようならランド円は一段の上昇が見込める。
米中協議進展への期待やサウジショックも和らぐ中で昨日のFOMCイベントリスクが後退。NY株式市場もパニック的な動きにはつながらずダウは反発するなど安心感が広がっている。
低金利が続く中でリスクは高いものの高金利通貨であるランドは魅力的投資先に見える。
押し目があれば長期保有としての買いを入れていきたい。

南アランド円予想レンジ:7円55銭(BB上限、76.4%)~7円26銭(前日安値)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[全般]FOMCを受けドル全面高

注目されたFOMC会合では今後の緩和の道筋が明確に示されなかったことを受けドルは全面高。一方、NY株式市場は大きな下落もなくダウは上昇して引けるなど円も売られやすい地合いを保った。
昨日の東京市場ではFOMC会合を控え動意が乏しい中でドル円は108円台前半での小動きが続いた。
欧州市場に入ったところで英国CPIが予想を下回るとポンドが下落。米長期金利が低下する中でユーロも攣られ安となった。
しかし、FOMC会合を控え全般に値動きは小動きが続いた。
注目のFOMC会合では予想通り政策金利を7対3で0.25%引き下げ1.75%から2.0%にすることを決定。
ジョージ・カンザスシティー総裁やローゼングレン・ボストン総裁は据え置きを主張する一方でブラード・セントルイス総裁は0.5%の引き下げを主張したとされる。
最も注目された金利見通しでは年末が1.75%となり年内利下げは見込んでいないことがわかるとドルは全面安。NYダウも一時200ドルを超す下げとなった。
しかし、その後パウエルFRB議長が「経済が弱まれば利下げの可能性」「不透明性が存在し予想より早くバランスシートを拡大する可能性もある」と発言したことでNYダウは上昇に転じ小幅高で引けている。
トランプ大統領は「パウエル議長は失敗、ガッツもセンスもビジョンもない」などと批判したが市場は寧ろ政治的な圧力に屈していないことを評価した模様。
目先利下げの可能性が低下したことでドル高の流れは依然として強まるとみる。
一方、懸念された株式市場が落ち着いた動きで終了したことでリスク回避の動きは後退。サウジショックもここにきて落ち着きを取り戻すなど円安が進みやすい地合いが予想される。
ただ、米中協議の行方次第では再び利下げの可能性が高まることになる。
この動きもいつまで続くかはわからないが、それまでは流れについていきたい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]FOMCに注目

(米ドル円日足)


サウジアラビアの石油施設が攻撃されたことで地政学的リスクの高まりによる円高ドル高の動きも一日で回復。
サウジ石油相が「原油供給は完全に復旧している」と発言。また、トランプ大統領が「戦争を避けたい」といった発言なども市場に安心感を与えたことでNY株式市場も三指数ともに反発。ドル円も一時108円37銭まで上昇した。
市場の注目は明日未明に開かれるFOMC会合に集まる。
ここにきて米中対立への懸念が後退。原油価格の上昇によるインフレ懸念もあり今後の利下げに慎重な見方が示される可能性が高い。
一方、株式市場への影響などからドル高と円高の動きが強まるとなればドル円の値幅も限定的となる。
いずれにしても、市場は0.25%の利下げを完全に織り込んでいることからドル円の下値は限定的とみる。上値はボリンジャーバンドの上限となる108円70銭付近が最初のレジスタンスとなる。
もし株式市場が安定した動きを保つようなら円売りの勢いが強まり8月1日に付けた高値でありフィボナッチ61.8%戻しとなる109円30銭付近も視野に入る。

ドル円予想レンジ:108円70銭(BB上限)~107円60銭

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[ユーロ米ドル]FOMCとHICP

(ユーロ米ドル日足)


昨日発表されたドイツの9月ZEWは-22.5と予想の-37.0を上回った。ユーロ圏のZEWも前月から回復する兆しを見せる結果となったこともありユーロは堅調な地合いを見せた。
また、地政学的リスクの後退により米長期金利が低下したこともユーロドルを押し上げた。
結局前日の下落幅をほぼ解消する上昇となり往って来い。
しかし、前日の高値を上抜くことはなく下降チャネルの上限が依然上値を抑えている。
今日はユーロ圏8月HICPが発表されるがFOMC会合を控え反応は限定的とみる。
明日未明に開かれるFOMC会合では目先利下げに慎重な姿勢が示される可能性が高く、そうなれば金利は上昇しユーロドルの売りが再び強まるとみている。

ユーロドル予想レンジ: 1.1100~1.1000(61.8%)

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[豪ドル円]地政学的リスクの後退とFOMC

(豪ドル円日足)


東京時間に公開されたRBA議事要旨で必要に応じて追加の金融緩和を行うことが改めて示されたことで豪ドル売りが強まった。しかし、サウジアラビアの石油施設が攻撃されたことで高まった地政学的リスクが収まりを見せ豪ドル円は上昇。
東京の高値とほぼ同レベルの74円28銭まで上昇した。
NY株式市場も三指数ともに反発するなどリスクオフからリスクオンに変わるなど買い安心感が広がっている。ただ、今日のFOMC会合を控え積極的な豪ドル買いは見られなかった。
FOMC会合では今後の利下げに慎重な姿勢が示されるとの見方もあるが、いずれにしてもイベントリスクが過ぎ去ればリスクオンの豪ドル円の買いが入りやすくなるとみている。
ボリンジャーバンドの上限であり50%戻しとなる75円30銭付近が上値目途として意識される。

豪ドル円予想レンジ: 75円30銭(50%、BB上限)~74円00銭

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[全般]地政学的リスク後退とFOMC

サウジアラビアの油田が攻撃されたことで地政学的リスクが高まりドル高円高の動きが高まったが、昨日は一転してドル安円安が進んだ。
トランプ大統領はサウジへの攻撃はイランが関与していることを示唆したものの「戦争は避けたい」と発言したことで最悪な状況は回避されるとの見方が広がった。
また、高騰した原油価格も米国やロシアなどの増産余地や各国の備蓄も手厚いこともあり値を戻していることも安心感を与えた。
NY市場では前日下落に転じた株式市場も三指数ともに上昇に転じるなど、地政学的リスクの影響は一日で回復した。
注目は明日未明に開かれるFOMC会合に集まっている。
先週は米中協議への期待が高まったことで株式市場が再び最高値に迫る勢いの中で小売やCPI、そして昨日発表の鉱工業生産やNAHBなどの米経済指標も好調な結果を示している。
原油価格の上昇や中国も景気刺激策を打ち出すなど過度な景気減速懸念が後退する中で利下げに慎重な姿勢が示される可能性が高い。
市場は0.25%の利下げを織り込んでいるだけにドル買いの動きが強まることになりそうだ。
一方で、NY株式市場はネガティブ材料として受け止めかねないことから円高リスクも同時に高まることになる。
ただ、最近のNY株式市場は利下げ期待からの買いの動きはそれ程見られず、寧ろ経済指標や米中協議の進展などに素直に反応しやすくなっている。
株価の下押しが限定的となればドル高円安の動きが高まりドル円やクロス円は一段の上値を試す展開が予想される。

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[米ドル円]FOMCへの思惑交錯

(米ドル円日足)


週明けシドニー市場でドル円は107円50銭付近まで下落して始まった。先週末にサウジアラビアの石油施設が攻撃されたことで地政学的リスクの高まりから円買いが先行。
この日は東京市場が休場で特に流動性が低下している状況ということもあり下げ過ぎた観があった。結局、その後は窓を埋める格好でじりじりと上昇。
結局NY市場では108円17銭まで上昇。先週末の終値とほぼ同レベルまで回復して引けるなど往って来い。
ただ、全般にドル円のショートポジションは残っていると思われることから下げたところで買いが入りやすいとみる。
今日から始まるFOMC会合では年内の利下げ幅は縮小する可能性が高いが、今回の地政学的リスクがどう影響するか判断は更に難しくなった。
トランプ大統領はサウジが攻撃されたことでFRBに対して更なる利下げ圧力をかけてきた。しかし、原油価格の上昇は物価上昇を招く一方で景気減速も招きかねない。
金融政策への思惑が交錯する中で今日のドル円は狭いレンジ内での動きが予想されるが、下げたところは買いを入れたい。

ドル円予想レンジ:108円40銭(50%、BB上限)~107円90銭

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[ポンド米ドル]合意無き離脱の可能性

(ポンド米ドル日足)


ジョンソン英首相はこの日ユンケル欧州委員長とEU離脱問題について会談。
ユンケル委員長は「ジョンソン首相との会談は良かった」と発言。
ジョンソン首相は合意のために全力を尽くすとしながらも「合意できない場合は10月31日にEUから離脱する」と改めて主張したことでポンドは下落。
地政学的リスクの高まりによるドル買いが進んだこともありポンドは1.24ドルまで下落した。
一方でブレント原油価格が上昇したことはポンドの追い風となっており下げも限定的となった。
既に期限延期を求める新法が成立しており10月末の離脱の可能性は低いことからポンド買いの流れは継続。
今回の下げは一時的な下落とみるが、明日のFOMC会合を控え動きにくい状況となっている。
昨日の安値となる1.24ドル付近では短期的に買いを入れてみたい。

ポンドドル予想レンジ: 1.2500(38.2%、BB上限)~1.2400

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[豪ドル円]RBA議事要旨に注目

(豪ドル円日足)


サウジアラビアの石油施設が攻撃されたことで週明けシドニー市場で豪ドル円は73円70銭付近まで下落。東京市場が休場ということもあり薄商いの中での下げとなり窓が空いてしまった。その後は窓を埋める動きが強まり74円28銭まで上昇。ほぼ先週末のNY終値付近で上値が抑えられた。
一先ず地政学的リスクによる影響は一巡した観もある中で今日はRBA議事要旨が東京時間に公表される。
前回前々回と利下げを見送ったものの緩和継続姿勢が示されると予想される。
ただ、米中対立が緩和している中で中国政府は国内景気刺激策をも打ち出すなど過度な景気減速への懸念は後退している。
早期利下げ姿勢が示されないようなら豪ドル買いに反応してくるとみる。
ただ、明日のFOMC会合やサウジ問題なども燻る中でボリンジャーバンドの上限付近では上値が抑えられるだろう。勢いがつくようならフィボナッチ50%戻しの75円30銭付近が次の上値目途として意識される。

豪ドル円予想レンジ: 74円70銭(BB上限)~74円00銭

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[全般]サウジの地政学的リスクでドル高円高

週明けからドル円やクロス円の売りが先行。先週末にサウジアラビアの石油施設が攻撃されたことで地政学的リスクが一気に高まりドル高円高が進行した。
週明けシドニー市場で円が全面高でスタート。先週末にサウジアラビアの石油施設が無人機に攻撃されたことで地政学的リスクが一気に高まったためだ。
トランプ大統領は「サウジへの攻撃に対する反撃体制は整っている」と発言。イランによる攻撃の可能性が高く、米国との関係が一層悪化するとの見方が広がった。
この日は東京が祝日ということもあり薄商いの中でドル円クロス円ともに大きく下落したことから、その後はじりじりと買い戻しの動きが目立った。
欧州市場ではリスク回避によるドル高が進む中でユーロやポンドが下落幅を拡大。
ジョンソン英首相が「合意できない場合10月1日にEUから離脱する」と発言したことで再びハードブレグジットへの懸念が高まった。
NY市場では地政学的リスクを背景に株式市場が三指数ともに反落してスタート。
上昇が続いていた米長金利も下落に転じた。しかし、既にアジア市場で下落したドル円は底堅い動きが継続した。
地政学的リスクは一時的な影響はみられるが長くは続かないことが多く、短期的な円買いポジションが膨らんだ。
今日から始まるFOMC会合を控えポジション調整の動きはさらに進む可能性が高い。
FOMCでは過度なハト派寄りの見方が後退すると思われており、ドルが下振れするようなら買いのチャンスとみる。

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[米ドル円]FOMCと日銀会合

(米ドル円日足)

USD_JPY_20190916_hiashi.jpg

米中通商協議への進展期待からリスクオンの円安がすすむと同時に米金利上昇によるドル買いも進む。ただ、ユーロやポンドの上昇によるドル売り圧力もありドル上昇の勢いも抑えられている。
今週はFOMC会合と日銀会合が開かれるだけに先週のドル円も慎重な動きが続いている。
FOMC会合では0.25%の引き下げは既に織り込み済み。今回は米中協議進展期待から今後の利下げには慎重な姿勢が示されるとみている。
一方、日銀はマイナス金利の深堀りには触れても極端な円高に進まない限り現行の政策を維持するとみる。
ただ、NY株式市場が緩和期待の後退による売りがどこまで進むかが焦点となるが、最近の好調な米経済指標を背景に下値も限定的とみる。
日足チャートを見ると一目の雲を上抜きボリンジャーバンドの上限でバンドウォークが継続している。
結果的にドル円は109円台を試す展開を予想する。

今週のドル円予想レンジ: 109円30銭(61.8%)~107円30銭

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[ポンド円]BOE会合とリスクオン

(ポンド円日足)

GBP_JPY_20190916_hiashi.jpg

10月末の離脱期限を3か月先送りしたことでポンドは反転。先週は北アイルランドの民主統一党(DUP)がアイルランド国境のハードボーダー設定回避を保証するためのバックストップに変わる新たな取り決めを受け入れる意向を示したこともありポンド買いが加速。
126円ミドルでダブルボトムを形成して買いが進み、先週末には一目の雲の上限を上抜いた。
バンドウォークからの上昇トレンドは継続している。
先週末のポンド円は下落前のレベルである135円付近で上値が抑えられたものの高値引けとなった。
買いの勢いは依然として継続するとみる。
今週はBOE政策会合が開かれ現状維持が予想される。
合意無き離脱リスクが燻る中で金融緩和姿勢が示されるとみるものの、既に市場は織り込み済み。
米中協議進展への期待から円安が進みやすい地合いだけに、今週は135円を上抜き半値戻しの137円後半までの上昇を予想する。

今週のポンド円予想レンジ: 137円70銭(50%)~134円20銭

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[南アフリカランド円]SARB政策会合とリスクオン

(南アフリカランド円日足)


米中協議への進展期待から市場はリスクオンの動きが強まりランド円も上昇幅を加速している。
今週は南ア中銀SARBの政策会合が開かれるが今回は現行の政策金利6.5%据え置きが予想される。
市場の一部では追加利下げの観測もあり、据え置き決定でランド買いが強まる可能性が高い。
米中摩擦が後退する中で世界的な低金利により南アランドの6.5%という金利は魅力的だ。
6円77銭付近でダブルボトムを形成し、その後ボリンジャーバンドの上限でバンドウォークが継続。
下降トレンド76.4%戻しの7円55銭付近が意識される。

南アランド円予想レンジ: 7円55銭(76.4%)~7円30銭

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[全般]FOMC会合 緩和政策の行方

米中通商協議への進展期待からリスクオンの円安が進み先週はドル円クロス円ともに上昇。一方、ECB理事会で3年半ぶりに金融緩和に転じたものの批判的な意見が相次ぎユーロは寧ろ上昇するなど大きな相場の分かれ目ともいえる動きがみられた。
今週はFOMC会合が開かれるがその結果次第で更にドル高円安の流れが強まる可能性もあり注目が集まる。
先週は中国に対してトランプ政権は10月1日実施予定であった追加関税の2週間の延期を決定。その日は中国共産党建国70周年記念ということから「善意の意思表示」を示した。これに対して中国も知的財産の保護や米農産物の購入を受け入れることを検討するなど米中対立への懸念が後退。世界同時株高を背景にリスクオンの動きが強まりドル円クロス円ともに上昇。米長短金利も大きく反発するなど市場には安心感が広がった。
また、先週発表された米PPIやCPIコア指数、そして小売売上などの重要指標がそれぞれ予想を上回る好結果となったことも市場の楽観的なセンチメントを広げた。
先週はECB理事会では利下げに加え量的緩和実施を決めるなどほぼ満点ともいえる緩和政策に転じた。しかし、その実効性には懐疑的な見方もあり、多くの欧州中銀からも批判的な意見が出たことでユーロ買い戻しの動きが強まった。
これらの状況を背景に今週はFOMC会合が開かれる。
市場は0.25%の利下げを既に織り込んでおり、注目は声明の内容やパウエルFRB議長の発言、そして今後の利下げスケジュールに集まる。
各国金融政策へ最も大きな影響を与えているのが米中協議の行方であることは間違いない。
その米中対立がここにきて改善を見せており、一部では暫定合意に至るとの見方も高まっている。
また、NYダウなど米国株式市場の堅調な地合いが続くと同時に米長期金利も大きく反発。既に先週だけで0.35%近く上昇し、長短金利の逆イールドも解消されており市場の過度な利下げ期待は後退。経済指標も堅調な結果を示しておりハト派色が後退する可能性が高いとみる。
ただ、それに対して株式市場が下落する懸念もあり、ドル高と同時に円買いの動きが強まる可能性もある。
また、トランプ大統領はFRBに対して「政策金利をゼロかそれ以下に引き下げるべき」と発言するなど政治的な圧力をかけている。
これらの懸念はあるものの米中協議進展期待が続く限りドル円やクロス円の上昇の流れは継続するとみる。

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[米ドル円]リスクオンの円安と米金利上昇によるドル買い

(米ドル円日足)

USD_JPY_20190913_hiashi.jpg

早朝に米国が中国に対する関税引き上げを延期すると発表されたことでドル円は108円台に上昇。その後ECB理事会を控えポジション調整の売りが強まり107円80銭付近まで押し戻された。
ECB理事会では利下げに加え量的緩和再開が決定したことで107円50銭まで下落。しかし、その後ユーロが買い戻されたことでドル円も上昇。
また、関税先送りで中国との暫定合意を検討しているとの報道でドル円は108円台に上昇。その後暫定合意に対する否定的な報道もあり下落する場面もあったがそれも一時的。
米中対立緩和やコアCPIの結果を受けNY株式市場は三指数ともに上昇。また、米長期金利も再び上昇幅を拡大するとドル高円安の動きが強まりドル円は108円18銭の高値を付けた。
一目の雲を上抜けたことやボリンジャーバンドの上限でバンドウォークが継続。
米中関係の修復によりFRBの緩和姿勢にも変化がみられる可能性が高い。
FOMCを控えドル円の買い圧力は継続するとみる。

ドル円予想レンジ: 108円40銭(50%)~107円70銭

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[ユーロ円]ECB緩和政策の手詰まり感

(ユーロ円日足)


ECB理事会では予想通り中銀預金金利のマイナス金利を深堀。フォワードガイダンスの強化、そして量的緩和を再開するとしたことでユーロ円は119円から117円55銭まで下落。
しかし、その後ドラギ総裁が「財政政策が主要な手段となるべき」と発言したことで市場は緩和政策の効果に懐疑的な見方が広がった。結果、その手詰まり感からユーロの買い戻しが入り往って来い。更に、米中対立緩和による円売りが強まるとユーロ円はこの日の高値となる119円82銭まで上昇。ほぼ高値圏での引けとなった。
ECB理事会を終えたことで更なる緩和のリスクは後退。来週の日銀政策で更なる緩和への期待が高まればユーロ円は一段の上昇が見込める。
下降トレンドラインを上抜いたことで買いの勢いは止まらない。

ユーロ円予想レンジ: 120円30銭(38.2%)~109円00銭

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[豪ドル米ドル]米金利上昇で天井

(豪ドル米ドル日足)


東京時間の早朝にトランプ大統領が中国への関税引き上げ期間を10月1日から15日に延期すると発表。これを受け豪ドルは上昇に転じた。その後も底堅い動きが続きNY時間には1か月半ぶりの高値0.6894まで買いが進んだ。しかし、米金利の上昇とともに豪ドル売りが強まり0.6860まで押し戻された。
中国が米国に対して譲歩するということは最終的に中国経済にとってはマイナスということになり豪ドル売り材料ともなり得る。
豪州経済は依然として雇用や企業の景況感が低迷する中でRBAの利下げは今後も継続されるとみられる。
日足チャートでは徐々に天井を形成。暫く上値の重い展開が予想される。

豪ドルドル予想レンジ: 0.6880~0.6810(38.2%)

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[全般]米中緊張関係緩和とECB利下げ

中国への関税引き上げ時期を米国が延期したことでドル円は上昇。また、ECBが3年半ぶりに緩和政策に転じたことでユーロ売りが進んだもののその後反発。既に織り込み済みということもあるが全般にリスクオンの動きが継続された。
昨日の東京時間早朝にトランプ大統領が「10月1日予定の対中関税引き上げを15日に変更する」と発表したことでドル円の買いが強まり108円台に上昇。クロス円も全面高となった。中国副首相が10月1日の建国70周年を配慮し米側に延期を求めた為である。
これを受け米中緊張関係が緩和されるとの見方が市場に広がった。
しかし、この日は注目のECB理事会を控えポジション調整と思われるドル円の売りが強まり107円後半に押し戻された。
ECB理事会では中銀預金金利を予想通り-0.4%から-0.5%に引き下げを決定。一旦はユーロ買いも見られたが量的緩和を再開するとの報道で急落。
ドラギ総裁の記者会見では物価や成長見通しを引き下げ「著しい下振れリスクを見込んでいる」と発言。しかし、市場は利下げや量的緩和の効果に対して懐疑的な見方が広がり、ユーロは反発。
また、NY時間に米大統領顧問などが「関税先送りで中国との暫定合意を検討している」との報道でドル円クロス円が上昇。その後、政府高官が「米政権は中国との暫定合意を全く検討していない」との報道でドルが押し戻される場面も見られた。
しかし、「トランプ政権は中国の知的財産権保護や米農産物の購入を受け入れることを条件に関税の延期や税率引き下げを検討している」との報道もあり株式市場は上昇。
米金利も再び上昇に転じたことでドル円クロス円の買いが強まった。
米中貿易摩擦への過度な懸念が後退したことで市場には楽観的なセンチメントが広がっている。
この日発表のコアCPIが予想を上回るなど、米中対立の後退や物価上昇によりFRBの利下げ期待は後退。今日の小売売上にも注目が集まる。
週末ではあるがドル円やクロス円はECBを挟んでガス抜きをしたことで小売売上の結果次第で一段の上昇が見込まれる。

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[米ドル円]ドル上昇も一服観

(米ドル円日足)

USD_JPY_20190912_hiashi.jpg

中国が米国製品への関税適用外リストを発行したことで米中協議への期待が高まりドル円は東京時間に107円85銭まで上昇。その後も底堅い動きが続きNY終値でもほぼ高値圏で引けている。
NY株式市場も三指数ともに大きく上昇するなどリスクオンの動きが強まり円売りの動きも継続。
一方、米長期金利の上昇に一服感が出始めておりドル買い戻しの動きがここにきて一巡した可能性が高い。
一目の雲を上抜けたことで買いの勢いはまだ続くとみるがフィボナッチ76.4%戻しのレベルとなる108円前半付近では売りが並ぶとみる。
ECB理事会で利下げに加え量的緩和が実施されるようならクロス円の売りが強まりドル円も攣られ安となる可能性が高い。
一旦は108円付近で売りを出しておきたい。

ドル円予想レンジ: 108円20銭(76.4%)~107円30銭

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[ユーロ円]ECB利下げ織り込み

(ユーロ円日足)


本日開かれるECB理事会では政策金利を0.1%引き下げ、マイナス金利がかかる対象を中銀預金の一部だけにとどめる負担軽減策の導入、フォワードガイダンスの強化などが予想される。それらを市場はほぼ織り込み済みとなっており注目は量的緩和を再開するかに集まる。もし、量的緩和も実施するようなら一時的にユーロ売りが強まるとみるが、来週にはFOMC会合が控えており対ドルでの下げ幅は限定的とみる。
もし、量的緩和を見送るようなら寧ろユーロ円は一段の上昇が見込める。
世界的な株高を背景にリスクオンの円安が進みやすい地合いが続く中でユーロ円は押し目買いスタンスで臨みたい。

ユーロ円予想レンジ: 119円20銭(BB上限)~117円90銭(BB中心、38.2%)

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[南アフリカランド円]バンドウォーク継続

(南アフリカランド円日足)


ランド円は8月に入り下落が始まり6円75銭の安値を付けたもののその後は上昇に転じている。
米中協議への過度なリスク回避の動きが後退したことから円安が進んだことが大きな要因となった。また、同時にランド自体の買いも強まっておりランド円はボリンジャーバンドの上限に沿ってバンドウォーク(上昇トレンド)が続いている。
昨日は7-9月期南アフリカ経済研究所の企業信頼感指数が21と予想の28を下回ったことでランドは下落。しかし、その後ムーディーズが「南ア債のジャンク級への格下げの可能性は現時点ではない」と発表したことでランド円の買い戻しがみられた。
全般にランド円は底堅い動きが続いており、押し目があれば長期ポジションとしての買いを入れるチャンス。

ランド円予想レンジ:7円40銭(61.8%)~7円28銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[全般]ECB控えるもののリスクオン継続

今日開かれるECB理事会を控えユーロは軟調な地合いとなったものの、米中協議への期待から株式市場は堅調な地合いが続いた。
前日にトランプ大統領が強硬派で知られるボルトン大統領補佐官を更迭したことで地政学的リスクが後退。昨日の東京市場では中国が米製品への追加関税免除のリストを発行したことで米中協議進展への期待も高まりドル円は底堅い動きが続いた。
欧州市場では本日開かれるECB理事会を前にユーロ売りが先行。理事会では利下げやフォワードガイダンスの強化、そして量的緩和を再び導入するとの見方も広がった。
ただ、全般にポジション調整の域を脱しておらず動意が乏しかった。
NY市場では株式市場が三指数ともに大幅高となった。
この日発表された米PPI、コアPPI が予想を上回ったことでドル買いが先行。
一方、ユーロやポンドが対円でも売りが強まりドル円の上値は抑えられた。
しかし、その後は米中協議への期待とともにボルトン氏辞任が市場への安心感を与えたことでリスクオンの円安が進みドル円は107円後半まで上昇。高値圏での引けとなった。
市場は米中協議への過度な警戒感が後退する中で下げ過ぎた米国債の買いの調整が入り金利が上昇してきた。しかし、その動きもここにきて落ち着きを取り戻すなど一先ず買い戻しの動きが一巡したように見える。
ドル円も108円を前にそろそろ売りが強まる可能性が高く、クロス円の上昇も一服感が漂う。
一旦は利食い売りを出して様子を見る方がよさそうだ。

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[米ドル円]107円ミドルのレジスタンスを上抜け

(米ドル円日足)



東京市場でドル円は節目とされる107円50銭を付けたが利食い売りなどに押されて押し戻された。
このレベルは一目の雲やフィボナッチ61.8%戻しでもあり意識された。
欧州時間にも再度107円49銭を付けたが東京の高値を超えられなかったことで107円19銭まで下落。
しかし、NY市場では株式市場が三指数ともに落ち着いた動きが続く中で前日に引き続き米金利が上昇。
落ち着いたマーケットの状態が続くことで安全通貨の円が売られやすい状況がしばらく続くとみる。
雲の上限となる107円70銭を上抜け108円台を試しに行くとみており、押し目買いを狙う。

ドル円予想レンジ: 108円20銭(76.4%)~107円20銭

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[ポンド円]市場の安定による買い戻し

(ポンド円日足)



世界的な株式市場の安定や米中協議への期待感から市場にはリスクオンの動きが強まり円売りが進行。
ポンド円の日足ローソク足チャートでは前日に相場の転換を示す包み線が現れたことで今日も堅調な地合いが予想される。
英議会は10月14日まで閉会となることから10月末までに解散総選挙は事実上不可能になったことから合意無き離脱リスクは後退。
また、昨日はカーニーBOE総裁が「BOEは景気低迷時に対処する手段を持っている」「英国経済は順調に進んでいる」と発言したことも安心感を与えた。
雲の下限でありフィボナッチ61.8%戻しとなる132円10銭付近を上抜いたことでポンド買いの勢いは残る。
雲の上限でありフィボナッチ76.4%戻しとなる133円ミドルが次のレジスタンスとして意識される。

ポンド円予想レンジ: 133円50銭(76.4%、雲の上限)~132円50銭

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[カナダドル円]好調な経済指標と原油価格

(カナダドル円日足)



昨日発表されたカナダの8月住宅着工件数や許可件数は予想を上回る好調な結果となった。
先週開かれたBOC会合ではインフレ目標を達成しているとして一先ず利下げを見送ったことでカナダドル買いがスタート。
原油価格もサウジの減産などから底堅い動きが続くなどカナダ経済にとっては追い風となっている。
一目の雲を上抜いており一段のカナダドル買いの動きは継続。
世界的な株高を背景にリスクオンの円安も重なりカナダ円は下降トレンドラインの上抜けを試しに行くとみる。

カナダ円予想レンジ:82円10銭~81円60銭

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[全般]米中協議進展期待でリスクオン継続

米中協議進展期待によるリスクオンの円安が継続しておりドル円は当面の節目とみられていた107円ミドルを一時上抜け。クロス円も全般に底堅い動きをみせている。
昨日の東京時間の早朝にトランプ大統領が「中国は貿易協議を望んでいる」「中国と来週協議する」との発言を受けドル円は一時107円50銭を付けた。このレベル付近はテクニカル的に強いレジスタンスがあり意識されたことから上値が抑えられた。
欧州市場ではポンドでブレグジットを巡り解散総選挙の可能性が事実上不可能になったことから上下に振らされる場面も見られたが最終的に底堅さを保った。
ユーロは木曜日に開かれるECB理事会を控え様子見姿勢が強く動意が乏しかった。
NY市場ではNYダウが一時100ドル超の下げで始まったことで107円前半まで押し戻された。
しかし、その後プラスに転じたことや米金利が前日に引き続き大幅上昇となったことからドル円は107円50銭を上抜きこの日の高値となる107円58銭を付けた。
結果的に円全面安の展開となりドル円だけではなくクロス円が上昇。
米中協議では中国が米国の関税の遅延とファーウェイに対する規制緩和と引き換えに米農産品の購入を申し出たこともNYダウを押し上げた。
また、トランプ大統領は強硬派で知られるボルトン大統領補佐官を解任した。これにより北朝鮮やイランとの関係が強まるとの期待感も市場に安心感を与えた。
株式市場やユーロ、ポンドといった主要通貨も落ちついた動きが続いていることから円は買われやすい状況となっている。
米中摩擦への警戒感は残るものの、少なくとも来週の協議やFOMC会合までは今の楽観的なセンチメントは継続されるとみている。

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[米ドル円]107円ミドルの雲

(米ドル円日足)



米中協議が10月初旬に開かれることで市場に安心感が広がりリスクオンの円安が進んでいる。
週明け東京市場でドル円は107円を割り込んで始まるなど上値の重い展開で始まった。しかし、その後ドイツの景気刺激策やEUからの合意無き離脱回避への動きなどから各国株式市場が堅調に推移。ユーロやポンドの上昇などからクロス円の買いも入りドル円は緩やかに上昇。米金利上昇以上にドイツや英国の金利が上昇しドル売りが強まったことでドル円の上値を抑えた。
しかし、市場全般に安心感が広がる中でクロス円の買いが久しぶりに強まっている。
これはドル円の底値を支えるものであり緩やかな上昇継続とみる。
ただ、107円ミドル付近はボリンジャーバンドの38.2%戻しであり、一目の雲の下限が位置する。一先ずこのレベルで試し売りを出してみたいが、もし雲の上限となる107円70銭付近を上抜くようなら108円ミドルを試す展開が予想される。

ドル円予想レンジ: 107円50銭(38.2%、雲)~106円90銭

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[ポンド円]つつみ線で相場転換

(ポンド円日足)



昨日のロンドン時間に発表された英国7月GDPや鉱工業生産、製造業生産、そして貿易収支がすべて予想を上回る好結果となったことでポンドは再び上昇。
また、離脱延期法案が正式に成立し安心感を与えたことでポンド円は132円55銭まで上昇。ほぼ高値圏での引けとなっており今日も上昇の勢いは継続するとみる。
日足ローソク足を見ると酒田五法でいう包み線(抱き線)の形が現れた。これは相場の転換の時によく見られる形であり一段の上昇が見込める。
また、126円ミドル付近でダブルボトムを形成したことも買いに安心感を与えている。
上値目途としては76.4%戻しの133円ミドル、あるいは下落が始まった135円付近が意識される。
ただ、包み線などはだましが多いこともあるので注意したい。

ポンド円予想レンジ: 133円50銭(76.4%)~131円90銭

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[豪ドル円]中国景気刺激策とリスクオン

(豪ドル円日足)



週明け東京市場で豪ドル円はじり高で推移。先週末に中国が預金準備率を引き下げるなど景気刺激策を打ち出したことを好感。アジア株式市場が堅調な地合いで推移したことも買い安心感が広がった。
欧米市場でもポンドやユーロが対円でも上昇するなどリスクオンの円安が進んだことでNY時間に豪ドル円は73円66銭の高値を更新。ほぼ高値圏で引けてきた。
米中協議が10月初旬にワシントンで開かれることで過度な警戒感は後退。
原油価格上昇など資源通貨全般が底堅い動きを示している。
ボリンジャーバンドの上限に沿ったバンドウォークが続くなど上昇トレンドが見られており、押し目買いを入れていく。

豪ドル円予想レンジ:74円70銭(76.4%)~73円20銭

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[全般]リスクオン相場継続

米中摩擦への過度な懸念の後退などから世界の株式市場が上昇する中でリスクオンの円安と金利上昇によりドル円と同時にクロス円が上昇。目先この流れは継続しそうだ。

週明け東京市場では先週末に発表された米雇用統計で雇用者数の伸びが鈍化したことを受けドル円は上値が抑えられた。
しかし、日経平均や上海総合指数が底堅く推移し安心感が広がる中で英国経済指標が予想を上回るとポンドが上昇。
また、ドイツが景気底入れを目指し予算修正の意向を示したことからユーロも上昇。
ユーロやポンドは対ドルだけではなく対円でも買いが入りドル円クロス円ともに上昇。
NY市場ではムニューシン財務長官が「来年更なる税金引き下げを検討」「中国との交渉では為替についても話し合う」と発言したが相場への影響は限定的となった。
NY株式市場は落ち着いた動きが続く中で米長短金利が大幅に反発。欧州や英国の金利も上昇しユーロやポンドに対してはドル安が進んだものの、ドル円は金利差を反映した買いが入り上昇。
この日は主要通貨全般にクロス円の買いがみられるなど、相場の流れに少しづつ変化があった。
10月初旬に米中協議が再開することから、それまでは大きなリスクはないとの見方がクロス円の買いを誘ったとみられる。
しかし、米中協議では依然として警戒感が漂う。ブレグジットに関しても合意無き離脱を先送りしただけとの見方もある。
欧州でもイタリアやドイツなどの政局不安は払しょくされていないこともあり、このリスクオン相場が長続きしないとの見方が根強い。
それだけに、市場は大分織り込んでいるとみてよいだろう。
このリスクオン相場は意外に長く続くかもしれない。

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