ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-09

[米ドル円]リスクオンの円安継続

(米ドル円日足)



先週は米中貿易摩擦への懸念、香港の地政学的リスク、英国の合意無き離脱懸念などがそれぞれ後退し市場の過度に悲観的な見方が後退。
堅調な株式相場を背景にリスクオンの円安が進みやすい地合いが継続。
パウエルFRB議長もこれまでの予防的な利下げスタンスを崩していないと思われるだけにドルの下落圧力は抑えられるだろう。
結果的にドル円は目先底堅い動きが続くとみるが米中摩擦などのリスクは依然として燻る中で上値も限定的とみる。
107円ミドル付近はフィボナッチ61.8%戻しのレベルでありレジスタンスとして意識される。このレベルを上回るようなら108円前半まで特に目立ったレジスタンスはない。
107円ミドル~108円にかけては戻り売りスタンスで臨みたい。

今週のドル円予想レンジ:107円50銭(61.8%)~106円00銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ポンド円]3か月間の猶予で上昇継続

(ポンド円日足)



10月末に迫った英国のEU離脱時期は3か月延長された。ジョンソン首相は解散総選挙に向け動議を提案したが難しい状況となった。
結果的にEUとの離脱交渉が3か月間で合意無き離脱を回避できるのではといった期待感がポンド買い戻しの動きに繋がっている。
また、世界的な株高を受けリスクオンの円安も進みやすい地合いが続くことから今週のポンド円は一段の上昇を見込んでいる。
上値目途としてはフィボナッチ38.2%戻しとなる135円付近が戻り高値とみており、その近辺では売りに転じたい。

今週のポンド円予想レンジ: 135円00銭(38.2%)~130円00銭

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[ユーロ円]ECB理事会と米金利

(ユーロ円日足)



先週のユーロ円は今年最安値となる115円87銭まで下落した後上昇に転じ、ボリンジャーバンドの中心線や下降チャネルの上限を上回って引けている。
前週末に行われたドイツの州議会選挙で極右政党が第二党に躍進。また、今週のECB理事会で利下げや金利の階層化、フォワードガイダンス強化など包括的な刺激策を打ち出すとの見方が広がったことでユーロ売りが強まった。しかし、その後ハードブレグジットへの過度な懸念が後退。また、米中協議進展への期待などからリスクオンの円安が進みユーロ円は反発。118円60銭まで反発したユーロ円だが、週末の米雇用統計の結果を受け上値が抑えられた。
今週開かれるECB理事会では大胆な緩和政策が打ち出されると予想される。しかし、市場は既にその動きを大分織り込んでいるだけにユーロの下値は限定的とみている。
寧ろ、材料出尽くしや株価上昇による円安がさらに進むとみておりユーロ円の一段の上昇を見込む。
上値目途としてはフィボナッチ38.2%戻しとなる120円付近が意識される。

今週のユーロ円予想レンジ:120円00銭(38.2%)~117円00銭

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[全般]楽観的センチメント継続

先週末に発表された米雇用統計は雇用者数が予想を下回りドルが下落したが、賃金上昇が予想を上回った事から下げ幅は限定。その後パウエルFRB議長が予想よりもハト派的ではなかったことでドルが上昇。市場全体に安心感が保たれた。
先週は夏休み明けとなったNY市場でISM製造業が予想を下回ったことで株式市場が下落し金利は低下。ドル円も105円後半まで下落するなど悲観的なセンチメントで始まった。
ところが次の日からはリスクオンの動きに一変。香港政府が逃亡犯条例案を撤回したことで一先ず地政学的リスクが後退。また、10月末に迫った英国のEUからの離脱期限を3か月延期することがほぼ決定。ジョンソン首相は総選挙に向けた動議を提案したが却下。一先ずその間に合意交渉が続くことで市場にはハードブレグジットへの懸念が後退。
難航していた米中協議日程で10月初旬に貿易交渉が開催されることが決まり市場には安心感が広がった。
更にISM非製造業景況指数が予想を大きく上回ったことでNY株式市場が上昇幅を拡大。また、中国政府が預金準備率を引き下げるなど景気刺激策を打ち出しリスクオンの円安が進みドル円は107円台に上昇。クロス円も全般に買いが進むなど楽観的なセンチメントが広がった。
注目の8月米雇用統計は雇用者数が13万人と予想の15.8万人を下回ったことでドル売りが先行。しかし、同時に発表された平均時給は3.2%と予想の3.1%を上回るなど13か月連続3%台をキープ。結果的にドル売りが抑制された。
また、パウエルFRB議長はこの日討論会で「FRBは景気拡大を維持するために適切に行動する」「米経済は良い改善が続いている」「リセッションは予想しない」など、前回とほぼ同様の内容を踏襲。市場はハト派的な内容を予想していたのか発言でドルが上昇。
結局NY株式市場はこの1週間で三指数ともに上昇。米金利も長短ともに上昇するなど楽観的なセンチメントが維持された。
これまでは米経済指標が予想を下回るとFRBへの利下げ期待から株価が上昇し金利が低下していた。
しかし、先週の株と債券、そして為替の動きを見ると経済指標に素直に反応。予想を上回ると株価が上昇し金利も上昇。そしてドル高円安の動きが強まるなど素直な反応が見られた。
9月に入り市場に楽観的なセンチメントが広がり始めており、この流れは今週も継続するとみる。
ただ、米中貿易摩擦や合意無き英国のEU離脱問題、そして香港の地政学的リスクが消えたわけではない。問題山積状態の中での一時的な安定でありいずれリスク回避の動きに戻る可能性が高い。
ポジションも一方向に持つのではなく、利食いと損切りを早めに入れるなどフットワークを利かせておきたい。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
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