ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-09

[米ドル円]FOMCに注目

(米ドル円日足)


サウジアラビアの石油施設が攻撃されたことで地政学的リスクの高まりによる円高ドル高の動きも一日で回復。
サウジ石油相が「原油供給は完全に復旧している」と発言。また、トランプ大統領が「戦争を避けたい」といった発言なども市場に安心感を与えたことでNY株式市場も三指数ともに反発。ドル円も一時108円37銭まで上昇した。
市場の注目は明日未明に開かれるFOMC会合に集まる。
ここにきて米中対立への懸念が後退。原油価格の上昇によるインフレ懸念もあり今後の利下げに慎重な見方が示される可能性が高い。
一方、株式市場への影響などからドル高と円高の動きが強まるとなればドル円の値幅も限定的となる。
いずれにしても、市場は0.25%の利下げを完全に織り込んでいることからドル円の下値は限定的とみる。上値はボリンジャーバンドの上限となる108円70銭付近が最初のレジスタンスとなる。
もし株式市場が安定した動きを保つようなら円売りの勢いが強まり8月1日に付けた高値でありフィボナッチ61.8%戻しとなる109円30銭付近も視野に入る。

ドル円予想レンジ:108円70銭(BB上限)~107円60銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]FOMCとHICP

(ユーロ米ドル日足)


昨日発表されたドイツの9月ZEWは-22.5と予想の-37.0を上回った。ユーロ圏のZEWも前月から回復する兆しを見せる結果となったこともありユーロは堅調な地合いを見せた。
また、地政学的リスクの後退により米長期金利が低下したこともユーロドルを押し上げた。
結局前日の下落幅をほぼ解消する上昇となり往って来い。
しかし、前日の高値を上抜くことはなく下降チャネルの上限が依然上値を抑えている。
今日はユーロ圏8月HICPが発表されるがFOMC会合を控え反応は限定的とみる。
明日未明に開かれるFOMC会合では目先利下げに慎重な姿勢が示される可能性が高く、そうなれば金利は上昇しユーロドルの売りが再び強まるとみている。

ユーロドル予想レンジ: 1.1100~1.1000(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[豪ドル円]地政学的リスクの後退とFOMC

(豪ドル円日足)


東京時間に公開されたRBA議事要旨で必要に応じて追加の金融緩和を行うことが改めて示されたことで豪ドル売りが強まった。しかし、サウジアラビアの石油施設が攻撃されたことで高まった地政学的リスクが収まりを見せ豪ドル円は上昇。
東京の高値とほぼ同レベルの74円28銭まで上昇した。
NY株式市場も三指数ともに反発するなどリスクオフからリスクオンに変わるなど買い安心感が広がっている。ただ、今日のFOMC会合を控え積極的な豪ドル買いは見られなかった。
FOMC会合では今後の利下げに慎重な姿勢が示されるとの見方もあるが、いずれにしてもイベントリスクが過ぎ去ればリスクオンの豪ドル円の買いが入りやすくなるとみている。
ボリンジャーバンドの上限であり50%戻しとなる75円30銭付近が上値目途として意識される。

豪ドル円予想レンジ: 75円30銭(50%、BB上限)~74円00銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[全般]地政学的リスク後退とFOMC

サウジアラビアの油田が攻撃されたことで地政学的リスクが高まりドル高円高の動きが高まったが、昨日は一転してドル安円安が進んだ。
トランプ大統領はサウジへの攻撃はイランが関与していることを示唆したものの「戦争は避けたい」と発言したことで最悪な状況は回避されるとの見方が広がった。
また、高騰した原油価格も米国やロシアなどの増産余地や各国の備蓄も手厚いこともあり値を戻していることも安心感を与えた。
NY市場では前日下落に転じた株式市場も三指数ともに上昇に転じるなど、地政学的リスクの影響は一日で回復した。
注目は明日未明に開かれるFOMC会合に集まっている。
先週は米中協議への期待が高まったことで株式市場が再び最高値に迫る勢いの中で小売やCPI、そして昨日発表の鉱工業生産やNAHBなどの米経済指標も好調な結果を示している。
原油価格の上昇や中国も景気刺激策を打ち出すなど過度な景気減速懸念が後退する中で利下げに慎重な姿勢が示される可能性が高い。
市場は0.25%の利下げを織り込んでいるだけにドル買いの動きが強まることになりそうだ。
一方で、NY株式市場はネガティブ材料として受け止めかねないことから円高リスクも同時に高まることになる。
ただ、最近のNY株式市場は利下げ期待からの買いの動きはそれ程見られず、寧ろ経済指標や米中協議の進展などに素直に反応しやすくなっている。
株価の下押しが限定的となればドル高円安の動きが高まりドル円やクロス円は一段の上値を試す展開が予想される。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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