ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-09

[米ドル円]米中協議の動向と米経済指標

(米ドル円日足)


先週末に中国代表団が米農家の視察を中止して予定よりも早く帰国すると伝わったことで米中摩擦への懸念からドル円は107円53銭まで下落。ほぼ安値圏での引けとなった。
トランプ大統領が「中国の米国産農産物購入は合意成立には不十分」との発言など中国に圧力をかけただめだ。最終的に中国が譲歩するとの見方もあり、そうなれば再びドル円は反発することになる。
米中の要人発言などで相場は一転する可能性が高いということだ。
今週は重要な米経済指標が発表されるが、全般に米経済の強さを示すものと予想される。
本日は日本が休場ということもあり円高に振れやすい状況となりそうだが、底値を確認したところで買いを入れていきたい。
下値目途としてはボリンジャーバンドの中心で38.2%戻しの106円90銭。

今週のドル円予想レンジ:108円50銭(前週高値)~106円90銭(BB中心、38.2%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ円]下降トレンド継続

(ユーロ円日足)


先週末にメルケル首相が「ドイツは均衡予算を堅持する」と発言したことで財政拡張策への期待が後退しユーロ売りが強まった。
また、米中貿易協議進展への期待が後退しリスクオフの円買いが進んだことでユーロ円の下落幅が拡大。
下降トレンドラインを一瞬上抜けたかとみられたが結局ラインを下回って引けてたことで下落圧力は継続しそうだ。
ただ、米中協議への期待が再度高まるようならユーロ円も上昇に転じることになる。
また、今週は重要な米経済指標も発表され米経済の強さが改めて示されるようなら円安が進むことになる。
米経済指標と米中協議の行方がカギを握る状況に変わりはない。

今週のユーロ円予想レンジ:119円50銭~117円40銭(61.8%)

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[NZドル円/NZドル米ドル]RBNZ政策会合に注目

(NZドル円日足)


(NZドル米ドル日足)


NZドル円の下げが止まらない。
先週末の東京市場で一旦は下げ止まったかと思われたNZドル円は欧米市場で再び下げ幅を拡大。
合意無きブレグジットや米中貿易協議への期待の後退などによるリスクオフの動きもあったが、それ以上にNZドル自体の売りが強まった。対ドルではすでに今年最安値を下回ったことで弱気なセンチメントが拡大している。
対円では半値戻しとなる69円70銭付近で上値が抑えられたことで上値の重さが意識されたと思われる。
今週開かれるRBNZ政策会合では一先ず政策金利は据え置かれると予想される。
前回の会合で0.5%の利下げを実施しており声明では緩和政策の効果を見守るといった文言に加え今後も利下げの可能性が示されるようならNZドル売りが強まるだろう。
ただ、既にNZドル安は続いており材料出尽くしからの買い戻しが入る可能性もあり注意したい。
下値目途としてはボリンジャーバンドの下限となる66円60銭付近が意識される。

NZドル円予想レンジ:68円00銭~66円60銭(BB下限)

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[全般]クロス円の動向に注目

先週行われたFOMC会合では予想よりもタカ派的な内容となりドルが全面高となった。一方、週末にかけて米中協議への懸念再燃やブレグジットを巡り不透明感が広がりリスク回避の円買いが進んだ。結果、上昇を続けていたクロス円が下落に転じたことでドル円も上値の重い展開となった。
FOMCでは年内の追加利下げ期待の後退によりドル高が進んだもののNY株式市場は比較的落ち着いた動きで推移したことからドル円は底堅い動きが見られた。
しかし、先週末にはリスク回避の動きが高まりドル円とユーロやポンドを中心としたクロス円ともに下落に転じた。
メルケル首相が「ドイツは均衡予算を堅持する」と発言。財政拡張策への期待が後退したことでユーロが下落。
英国離脱担当相とEU離脱交渉官との会談では目立った進展が見られなかったことを受けポンドも下落した。
NY時間には米中協議で訪問中の中国代表団が来週予定されている米農家の視察を中止し、予定を早めて帰国するとの報道でNY株式市場は三指数ともに下落。
米長期金利も低下するなどリスク回避の円買いが強まりドル円は107円ミドルまで下落した。
また、ポンド円やユーロ円などのクロス円も下落に転じた。
米中協議進展への期待、サウジアラビア問題も後退。FOMCや日銀、BOE政策会合などのイベントが終了したことでリスクオンの動きが強まるかと思われたが一転。
今週は米中協議やイランへの制裁、合意無きEUからの離脱といった不透明感が燻る中でドル円やクロス円の下落が加速する可能性が高い。
ただ、直近では米小売売上や鉱工業生産、住宅着工や中古住宅販売などが予想を上回る好調な結果を示している。
今週も新築住宅販売やGDP、PCEデフレーターなどの重要指標が発表される。
低金利を背景に住宅関連などの回復が目立つ中で今週も予想を上回る好結果が示されるようならNY株価や金利の上昇に繋がる。
ここにきて相場は期待と失望が繰り返されるなど一進一退の動きが続いている中でクロス円主導の相場展開が目立つ。
9月に入りクロス円主導の動きが活発化しており、ドル円の方向性を左右している。
クロス円の下落が継続するようならドル円も107円を割り込む可能性もある。
しかし、これまでも同様なリスク時にも結果としてドル円の底値は固く、今回もクロス円の動向を見極めながら買いのチャンスを探る。

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