[米ドル円]米中協議の動向に注目

東京市場が休場ということもあり週明けアジア市場では動意の乏しい動きの中でドル円はショートの買い戻しも一部見られた。
しかし、欧州市場が始まったところでユーロが下落。ユーロ円などクロス円の売りが強まりドル円はこの日の安値となる107円31銭まで売り込まれた。
その後は買い戻しが見られたもののNY市場では株価が下落して始まったことで再びドル円の売りが強まり107円35銭まで下落したが、最安値まで届かずに反発。
日米通商協議が自動車を巡り難航しているとの報道もあり上値は抑えられている。
しかし、最終的に日米協議はウィンウィンで決着がつく可能性が高く、問題は依然として米中協議次第といったところだ。
米中協議も中国が最終的に何らかの妥協を示す可能性が高いとみており、ドル円も短期的に107円付近で買いを入れてみる。
ドル円予想レンジ:107円80銭~107円00銭(BB中心、38.2%)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[ユーロ円]117円ミドルを注目

欧州市場が始まったところで発表されたドイツの9月PMIは製造業とサービス業ともに予想を下回ったことでユーロは下落して始まった。
米中対立懸念が再燃したことでリスクオフの円買いも重なりユーロ円は118円75銭から117円75銭まで一円下落。その後NY市場に向けて買い戻しが入り118円20銭付近で引けている。
窓が大分空いたことで窓埋めの動きはもうしばらく続きそうだが、ユーロ円の下落トレンドは継続中。
昨日もドラギ総裁は「成長率は著しく減退しており、ECBはあらゆる措置を講じる用意がある」と発言。
今日はドイツのIFO景況感指数が発表されるが、悪い数字に反応しやすく注目。
ただ、117円ミドルはフィボナッチ61.8%戻しであり、ここで下げ止まるようなら9月12日に付けた安値と同レベルということからダブルボトムを形成する可能性もあり注意したい。
ユーロ円予想レンジ:118円80銭~117円55銭(9月12日安値)
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[ポンド米ドル]ブレグジット巡り期待と不安

ポンドは先週末に一旦は天井を付けた格好で売りが強まっている。
昨日も合意無きEUからの離脱懸念の高まりからポンドは上値の重い展開が続いた。
バルニエ英EU離脱欧州委員会主席交渉官が「バックストップを巡る提案は受け入れられない」「現時点で離脱協議が合意する根拠はない」と発言したことで先行き不透明感が高まった。
ポンドは1.2990から前半まで下落しほぼ安値圏での引けとなっている。
本日はジョンソン首相が決定した議会閉会の合法性について英最高裁判決が下される。
この結果次第ではポンドはどちらかに大きく振れる可能性が高まる。
休会が違法となれば市場は政局不安定によるポンド売りとなるか、合意に向けた期待感からの買いで反応するかに注目。
1.23ミドル付近にはボリンジャーバンドの中心線が位置し、フィボナッチ38.2%戻しでもあることから強いサポートとして意識される。
9月3日に付けた安値からのポンドの上昇は継続するとみており、その付近では押し目買いを入れみる。
ポンドドル予想レンジ:1.2490(前日高値)~ 1.2340(38.2%)
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[全般]市場リスク燻る中で慎重な出足
週明けアジア市場では東京市場が休場ということもあるがドル円は先週末に下落した反動もみられた。しかし、全般に参加者が少ない中で動意の乏しい動きが目立った。
しかし、欧州市場が始まったところでユーロが下落するとクロス円の売りが先行。
この日発表されたドイツの9月製造業・サービスPMIがそれぞれ予想を下回ったことでユーロが下落。
また、ブレグジットを巡りバルニエEU離脱交渉官「バックストップを巡る英国の提案は受け入れられない」と発言するなどポンド売りも重なりクロス円は全般に下落。
結果的にドル円はこの日の安値となる107円31銭まで下落した。
NY時間に発表された米9月PMIは製造業が51.0と予想の50.3を上回ったがサービス業は50.9と予想の51.5を下回るなどまちまちの結果となったことで市場の反応は限定的となった。
一旦は買い戻しが見られたもののNY株式市場は軟調な地合いで始まり米長期金利が低下。
また、日米通商協議が自動車関税の衝突で調印が遅れる可能性がありドル円は107円35銭まで下落。
しかし、その後NYダウが上昇に転じると米長期金利も1.7%台に上昇したことでドル円クロス円ともに下げ止まった。
米中協議やブレグジットへの懸念、イランの地政学的リスクなどが依然として燻る中でドル円クロス円ともにいつ下落してもおかしくない状況が続いている。
ただ、米国労働市場や住宅市場などを中心に米経済は底堅い動きがみられるなど、ドルが一方的に売られることはないとみている。
寧ろ、米中協議で何らかの進展がみられるようなら市場のセンチメントは一転する可能性が高い。
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
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