ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-09

[米ドル円]リスク回避の反動

(米ドル円日足)

USD_JPY_20190926_hiashi.jpg

トランプ大統領の弾劾訴追リスクの高まりでリスク回避の円買いとドル安が強まりドル円は一時107円を割り込む場面も見られた。しかし、この日公開されたウクライナ大統領との通話記録では軍事支援の見返り発言がなかったことで弾劾の可能性が低下。ドルは全面高となった。また、トランプ大統領は米中協議合意に関して「だんだんと近付いている」と発言。また、日米通商協議が最終合意に至ったこともありドル円は107円89銭まで反発。ほぼ高値圏での引けとなっている。
米中協議対立激化への懸念に加え大統領弾劾の可能性が高まったことによる円高ドル安の流れが一気に変わった。
108円ミドルから下落が始まり107円割れまで下落した反動は今日も継続するとみる。
ただ、米中協議は今後も予断を許さず上値も限定的とみる。

ドル円予想レンジ:108円10銭(76.4%)~107円30銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ポンド米ドル]下げ止まりか下抜けか

(ポンド米ドル日足)


英議会が再開されたことで一旦はポンド買いに反応したもののその後は反落。
議会ではジョンソン首相の辞任要求や離脱期限延長要請などが話し合われたが何の進展も見られなかったことで失望売りが強まった。
この日召集される下院への警戒感の高まりや英10年債利回りが0.5%台に低下したことなどからロンドン市場が始まったところでポンドは1.2440付近まで下落。その後首相報道官が「ジョンソン首相は屈しない」「EU離脱期限の延長を求めず10月末に離脱の伝達をすることを決意している」などの報道を受けポンド売りが加速。1.2410付近を下抜けると損切りも巻き込みながら1.23ミドルまで下落した。
このレベルはボリンジャーバンドの中心線やフィボナッチ38.2%戻しとなり下げ止まっている。
このレベルを下回ると次のサポートレベルは50%戻しとなる1.2270付近だが、このレベルを更に割り込むようならポンドの反発は終了する可能性が高い。
1.23ミドルを固めることができるようなら再び高値を更新するとみており、重要なポイントとして意識される。

ポンドドル予想レンジ: 1.2420~1.2270(50%)

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[NZドル米ドル]政策金利据え置きで材料出尽くし

(NZドル米ドル日足)


東京時間に開かれたRBNZ政策会合では予想通り政策金利1.0%据え置きを決定。声明では「政策金利を低い水準で維持することが必要」「8月以降の新たな情報が金融政策見通しの大幅な変更を正当化しないことで合意」など更なる利下げへの言及が見られなかったことでNZドルは0.63から0.63ミドルに上昇。材料出尽くし感もあって買い戻しが入ったとみられる。しかし、その後はじりじりと売りが強まり上昇時のレベル0.63を下回ると更に売りが加速。NY市場では米長期金利が上昇したこともありNZドルは0.6262の安値を付けて引けている。
RBNZ会合でNZドルのショートが巻き戻されたことから新たな売りが散見。
ボリンジャーバンドの下限であり今年最安値となる0.62ミドル付近を再度試しに行く展開を予想する。

NZドルドル予想レンジ:0.6300~0.6250(BB下限、今年最安値)

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[全般]弾劾リスク後退と米中協議への期待

トランプ大統領がウクライナ大統領にバイデン氏の調査要求をしたことで大統領の弾劾訴追の危機が高まったものの、電話記録公開でそのリスクは後退。米中通商協議も早期解決の可能性が示されたこともありドルは全面高。
昨日の東京市場ではトランプ大統領がウクライナのゼレンスキー大統領に軍事支援の見返りとしてバイデン氏の息子の調整要求をしたとの疑惑で弾劾訴追の可能性が高まった。これを受けリスク回避の動きが強まりドル円は107円前半で推移。米中対立懸念も燻る中でクロス円全般に上値の重い展開が続いた。
しかし、NY時間にトランプ大統領はゼレンスキー大統領との通話記録を公開すると一転してドルは全面高となった。疑惑の矛先となっていた軍事支援の見返りをしていなかったことが明らかになり今度はバイデン氏に矛先が向かう可能性が高まった。
これを受けリスク回避の動きが後退しドルは全面高となった。
また、トランプ大統領は米中協議に関して「中国との通商協議は予想よりも早くなるかもしれない」「中国との合意はだんだん近づいている」と発言。
米中協議早期解決期待からリスクオンの動きが強まる中さらに日米貿易協定が最終合意に至ったことからドル円は107円後半に上昇。
市場の懸念材料であった米中協議や大統領弾劾問題、そして日米通商協議の進展から市場のセンチメントは悲観から楽観へと変わり始めている。
また、この日発表された米8月新築販売も予想を大きく上回る好調な結果を示すなど米経済の底堅さが示された。
本日は米4-6月期GDP確定値が発表される。
改めて米国経済の強さが示されるようなら株や金利、そしてドル高の動きが更に強まる可能性が高い。
しかし、米中協議の行方は依然として不透明観が漂う中でドルの上値も限りがあり、利食いも早めに入れておきたい。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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