ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-10

[米ドル円]米中対立による不安と期待

(米ドル円日足)



107円ミドル付近まで上昇するなど堅調な地合いで推移するかと思われたドル円だが、ウイグル自治区を巡り再び米中対立の激化への懸念の高まりから下落に転じた。
一時106円81銭まで下落した後はユーロやポンドの下落によるドル買い圧力が増し再び107円30銭まで上昇。
しかし、その後パウエルFRB議長が短期金利の乱高下を防ぐためにFRBの保有資産を拡大する必要があると発言。これを受け106円95銭を付けたが量的緩和とは異なるとの発言を受け107円台を回復。そのまま引けている。
米中対立への懸念が高まったことでリスク回避の円買いが強まったが、10日から始まる閣僚会議で何らかの進展がみられるとの期待も残る。
暫く107円を挟んでの攻防が続くとみる。

ドル円予想レンジ:107円50銭(BB中心、50%)~106円50銭(BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ポンド米ドル]離脱を巡りEUとの対立激化

(ポンド米ドル日足)



10月末の離脱時期が迫る中で英国ジョンソン首相の提出した合意案に対してEU側と激しいやり取りが交わされた。EU側はジョンソン氏が責任のなすりあいをしていると非難。メルケル首相は合意の可能性は低いと発言するなど合意成立への期待が後退。
ポンドは1.23付近から1.22付近まで100ポイント下落し、そのまま安値圏での引けとなっている。
1.22付近はフィボナッチ61.8%戻しでありボリンジャーバンドの下限がすぐ下に位置することから下げ止まった。
このレベルを割り込むようなら76.4%戻しとなる1.2110付近が次のサポートとみる。
週内にEUは合意案を判断することから今後もEUとの交渉が一層激しくなる可能性が高い。それだけに、もし合意に近付くような動きがみられるようならポンドは大きく反発することになる。
1.22付近の底を固める動きがみられたら短期的に買いを入れてみる。

ポンドドル予想レンジ:1.2280~1.2110(76.4%)

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[ユーロ米ドル]1.11ドルを天井に下落

(ユーロ米ドル日足)



1.10ドルの天井を固めてそろそろ下落が始まる可能性が高い。
昨日も東京から欧州市場にかけてユーロはじり高となり1.0995まで上昇。しかし、結局1.1ドルには届かずに失速。ドイツ長期金利が急低下したこともありNY市場で1.0940まで下落した。
ただ、パウエルFRB議長が準備供給を拡大すると発言し米金利が低下したことでユーロも反発する場面も見られたが上値は限られた。
上値の重さが確認されており、ユーロ売り材料に反応しやすい状況が続く。

ユーロドル予想レンジ:1.1000(BB中心)~1.0900(BB下限)

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[全般]米中対立で円高ドル高

米国が中国ウイグル地区弾圧を巡り圧力をかけたことで中国との対立が再び激化するとの見方からリスク回避の円買いが強まると同時にクロス円も下落。ドル高円高の動きが強まった。
昨日の東京市場では日経平均株価が反発して始まるとドル円も底堅く推移。この日の高値107円45銭まで上昇した。しかし、その後米国政府が新疆ウイグル自治区でウイグル人弾圧に関与した中国当局者のビザ発行を停止すると発表。また、中国の監視カメラ大手ハイクビジョンなど企業への輸出を原則禁止すると発表。これを受け中国は内政干渉と批判。米中協議への懸念が再び高まりドル円は再び106円後半まで下落。
ロンドン市場では英国のEU離脱を巡り欧州での対立が激化。激しいやり取りが交わされたことで合意成立への期待が後退。ポンド売りが強まるとユーロも攣られて下落。
NY市場では米中問題やブレグジット問題などが拡大する中で株式市場は三指数ともに下落幅を拡大。
結局クロス円の売りが強まりドル高円高の流れが強まった。
この日発表された米9月PPIが予想を大きく下回り米経済への不信感が高まったものの市場への影響は限られた。
また、未明に行われたパウエルFRB議長の講演では中長期的な準備の供給を拡大する措置を近く発表するとの発言でドルが売られる場面も見られた。しかし、量的緩和とは異なるとし特に金融政策姿勢の変化が見られないことから反応は限られた。
再び米中関係が悪化したことで10日から始まる米中閣僚会議が難航するとの見方もありリスク回避の円買いが進みやすい状況となった。
しかし、毎回のことだが米国が中国に対して過度な圧力をかけた後は何らかの譲歩を見せてくることが多い。
失望と期待が日々入れ替わるだけに一喜一憂せず短期取引に徹したい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
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