ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-10

[米ドル円]米中協議期待とFOMC

(米ドル円日足)


先週末に行われた米中電話協議で交渉が最終段階に近付いたとの報道などから市場に安心感が広がった。今週も協議進展期待によるリスクオンの円安が進みやすい地合いが続くとみている。
その中で注目のFOMC会合が開かれるが今回の利下げを市場は既に織り込んでいる。
米中協議の進展やブレグジットの合意期待などが広がる中で利下げが見送られるようならポジティブサプライズとなりドル円は一気に上昇圧力を増すことになる。
今後の利下げに慎重な姿勢が示されたとしてもドル円の買いに繋がることになる。
或いは、これまでと同様に米中協議への警戒感から利下げ継続姿勢が示されるようならドル売りが進むことになるがその可能性は低いとみる。
もし、利下げ期待が高まるようならNY株式市場が上昇し円安は継続。また、金利低下によるドル安が進んだとしてもクロス円の買いがドル円の下支えとなる。
上値目途としてはフィボナッチ61.8%戻しでボリンジャーバンドの上限が位置する109円40銭付近が強いレジスタンスとして意識される。

今週のドル円予想レンジ:109円40銭(61.8%、BB上限)~107円80銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ポンド円]合意無き離脱回避期待から押し目買い

(ポンド円日足)


10月末の離脱はほぼ延期が決まり、それをEUも受け入れたことで一先ず合意無き離脱は回避された。28日には解散動議が議会で採決され、可決されるようなら12月の解散総選挙前に関連法案が成立される見通しだ。反対に11月6日までに可決できない場合でも来年1月には離脱が実現されると予想される。
いずれにしても合意無き離脱は最終的に回避されるとの見方が多いことからポンドも調整の売りが一巡したところで買いを入れておきたい。

今週のポンド円予想レンジ:143円60銭(BB上限)~137円40銭(38.2%)

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[カナダドル円]BOCとFOMC政策会合に注目

(カナダドル円日足)


先週のカナダ総選挙では与党が勝利したものの過半数割れとなったが市場は織り込み済みでありカナダドルは上昇。
原油価格も1バレル55ドル付近で安定していることもカナダドルには追い風となっている。
今週はカナダ中銀BOC政策決定会合が開かれるが現行の1.75%の政策金利を維持すると予想される。声明で利下げが示唆されるようならカナダ売りが強まる可能性もあるが、そのすぐ後にはFOMC会合を控えているだけに反応は限定的となりそうだ。
先週末にカナダ円は7月12日に付けた83円22銭とほぼ同レベルの83円24銭で上値が抑えられた。
このレベルで下落に転じるとダブルトップを形成することになる。
ただ、カナダ円はボリンジャーバンドの上限でバンドウォークが続いており、上抜くようなら今年最高値となる85円23銭を狙う展開が予想される。
上値が確認されるようなら82円60銭付近まで押し戻されるとみる。

今週のカナダ円予想レンジ: 83円80銭(BB上限)~82円60銭(61.8%)

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[全般]FOMC、雇用統計、日銀、米経済指標などイベント盛りだくさん

先週はECB理事会やペンス副大統領のスピーチなどのイベントを無難に過ごしたもののブレグジットを巡る不透明感が市場に影を落とした。一方、米中協議への期待から株式市場は堅調な地合いが継続する中で米長期金利が上昇。ドル円は108円ミドルを中心に50銭程度の狭いレンジ内での動きとなった。
先週末、10月31日の英国のEU離脱期限延期をEUが原則合意したものの離脱延期と総選挙を巡り依然として不透明感が漂った。
一方で米中協議進展への期待から株式市場や米金利は上昇。
この日ライトハイザーUSTR代表とムニューシン財務長官は中国の劉鶴副首相と電話協議で「交渉が最終段階に近付いた」と発言。また、ナバロ通商担当の「本日の米中協議は素晴らしいものだった」との発言を市場は好感。ドル円は一時108円77銭まで上昇した。
しかし、ドルが上昇する中でクロス円全般に売り圧力が強まるなど円高とドル高双方が綱引きとなりドル円も上値が抑えられた。
今週はFOMCや日銀、BOC金融政策会合といったイベント以外にも米雇用統計やGDPなどの重要な経済指標発表を控える。
この中で特にFOMC会合に注目が集まる。
今回の会合では政策金利を前回に引き続き0.25%の引き下げが予想されるが既に織り込み済みであり、今後の利下げ回数や利下げ幅が焦点となる。
FRBは米中協議やブレグジットなどによる景気減速を警戒して予防的な利下げを行ってきた。
その米中協議で進展がみられることやブレグジットでも合意無き離脱が回避されるとの見通しが示される中で利下げに慎重な姿勢が示される可能性が高い。
もし、利下げ打ち止め感が広がる様なら米金利が上昇しドル高が進行する一方で米国株式市場にとってはネガティブ材料となる。
ただ、これまでの株式市場の動向を見ると下げてもすぐに上昇するなど堅調な動きは今後も継続するとみており、下げ幅は限定的とみる。
日銀に関しては今回も緩和強化は先送りされ現状の緩和政策継続が予想される。
もし、次回以降に緩和強化が示されるようなら円安に振れる可能性もあるが市場への影響は限定的とみる。
週末の米雇用統計ではGMのストライキなどで雇用者数や失業率が前月から悪化すると予想されている。しかし、全般に堅調な労働市場は継続しており市場の注目度は低い。
今週も先週から引き続き米中協議への期待感が相場の下支えとなってドル円クロス円ともに上値を再度試す展開を予想する。

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