ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-12

[米ドル円]ゴールデンクロス

(米ドル円日足)


先週は香港人権民主主義法案をトランプ大統領が署名し成立したことで米中協議進展期待が後退。半年ぶりに109円60銭を付けたドル円は109円34銭まで押し戻された。しかし、堅調な米国経済を背景に市場の楽観的なセンチメントは継続する中で週末のドル円は109円66銭まで上昇するなど底堅さを示した。週末のブラックフライデーで薄商いの米国市場では株式市場が三指数ともに下落したものの、パニック的な売りは見られなかった。
今週は米国のISMや雇用統計などが前月よりも改善されると予想されることからリスクオンの動きが更に強まるとみている。
テクニカル的に見ると200日移動平均線を21日移動平均線が下から上に抜くゴールデンクロスがみられる。
市場には米中協議への懐疑的な見方が広がる中でドル円は買い遅れ観が根強く、下げたところでは買いを入れていきたい。

本日のドル円予想レンジ: 109円90銭~109円20銭
今週のドル円予想レンジ:110円50銭(76.4%)~108円80銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[豪ドル米ドル]RBA会合で利下げ示唆は

(豪ドル米ドル日足)


先週豪州大手機関ウエストパック銀行がRBAは2020年に2回の利下げを行い0.25%まで引き下げ、2021年には量的緩和も実施するとの予想レポートを発表。これを受け豪ドル売りが進んだがすぐに戻された。その後トランプ大統領が香港人権民主主義法案に署名したことが伝わると豪ドル円の売りが散見。対ドルでも下落した。
週末には一旦買い戻しが入ったもののNY市場にかけてドル買いが強まると豪ドルロングのポジション調整の売りが強まり0.6755の安値を付けそのまま安値圏で引けてきた。
今週はRBA政策会合が開かれるが、今回は現行の政策金利0.75%を据え置くとみられている。
しかし、市場は先行き利下げ期待が高いことから声明で追加利下げの可能性が示唆されるようなら仕掛け的な豪ドル売りが強まるだろうが大分織り込まれており下げ幅は限定的とみる。
反対に、現状維持が示されるようなら失望的な買いから予想以上に反発する可能性が高い。

今週の豪ドルドル予想レンジ:0.6820~ 0.6730(BB下限76.4%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[カナダドル円]USMCAとBOC会合

(カナダドル円日足)


先週のカナダ円は底堅い動きが続いた。
米中協議進展期待からリスクオンによる円安がカナダ円を仕上げた格好だ。
トランプ大統領が香港人権民主主義法案に署名したことで一時的に下振れ場面も見られたがその後も底堅い動きが続いた。
また、米国感謝祭の前日にUSMCAについてメキシコとカナダが会合を持ち民主党との最終協議の決着に動きがあった。週末にはメキシコ次官が「話し合いは大きく前進した」「米民主党による多くの提案は改善された」「年内の批准はまだ可能」と発言。
既にNY市場が半日で終了した後だけに市場への影響は連休明けになるとみている。
原油価格もこのところ堅調な地合いを継続していることもカナダドルにとっては追い風となる。
今週開かれるBOC政策会合ではこれまでのハト派姿勢に変化がみられるようならカナダ円買いが更に強まるとみている。
反対に、利下げ姿勢が示されたとしても全体に楽観的なセンチメントが広がる中で下げ幅は限定的とみる。

今週のカナダ円予想レンジ: 83円00銭(BB上限、76.4%)~82円20銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[全般]連休明けNY市場、年末商戦期待

先週は香港人権民主主義法案をトランプ大統領が署名したことで米中協議が懸念された。しかし、堅調な米経済を背景に年末商戦への期待の高まりなど市場全体に楽観的なセンチメントが広がり始めている。

先週末はブラックフライデーということで市場は半日で終了。トランプ大統領が香港人権民主主義法案に署名したことから米中協議への影響が懸念され、市場のNY株式市場の反応に注目が集まった。
結果的にNY株式市場は三指数ともに下落したがパニック的な動きは見られず調整程度の下げ幅となった。米長期金利も感謝祭前のレベルとほとんど変わらないなど予想されたほど影響は見られなかった。
寧ろ、連休明けから本格的に始まる年末商戦では前年よりも消費が高まると予想されるなど、楽観的なセンチメントが広がる可能性が高い。
半年ぶりにドル円が109円61銭の高値を更新した後は株価の下落に伴い押し戻されたものの109円40銭で下げ止まっている。
今週も米中協議を巡り中国側の報復措置などへのヘッドラインニュースでリスクオフの円買いが強まる場面も想定される。しかし、米中協議ではこれまでのように中国が最終的に歩み寄るとみており、下げも一時的とみている。
今週は米国ISM景況指数や雇用統計といった重要な米経済指標が発表される。
ISM製造業は依然として50を下回るものの前月から改善すると予想される。また、雇用統計も前月より雇用者数や平均時給が上昇すると予想される。先週発表された米GDPや耐久財受注に引き続き堅調な米国経済を示すものとなれば株価を押し上げリスクオンの円安が一段と進む可能性が高いとみる。
連休明けとなるNY勢は出遅れた観もあり、一時的な下振れがあれば買いのチャンスとなりそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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