ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2019-12

[米ドル円]年越しの円高リスク

(米ドル円日足)



週明けシドニー市場ではオセアニア通貨を中心にドル売りからスタート。その後はユーロ売りも加わるとドル全般に売りが強まりドル円は109円前半まで下落した。
NY市場ではNYダウが下落して始まるとドル売り圧力が拡大。今年1月3日のフラッシュクラッシュへの警戒感もありドルの持ち高を縮小する動きが目立った。
その後もNYダウの下げ幅が拡大するとリスクオフの円買いも重なりドル円は108円77銭まで下落。
日本は今日から1月6日月曜まで正月休みで円が狙われやすい状況となる。
年末年初は円高に振れやすいというアノマリーもあり一段の下押しリスクには要注意。
ただ、昨年末のリスクの高い状況とは異なり今回は短期的な下押しで終了するとみている。
一先ずフィボナッチ38.2%戻しとなる108円ミドルで下げ止まるようなら買いを入れてみたい。

ドル円予想レンジ: 109円20銭~108円50銭(38.2%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]欧州景気回復期待?

(ユーロ米ドル日足)



2020年に入ると米中貿易戦争への過度な懸念の後退や中国景気減速一服により欧州景気が持ち直し製造業が回復するとの見方も聞かれる。
週明け東京市場でユーロは対ドルで買いが先行し1.1210まで上昇。このレベルはフィボナッチ61.8%戻しでもあり意識された。
その後利食い売りに押されたもののNY市場ではドル売りが加速すると1.1220まで上昇した。年末年初にかけて昨年のようにドルがクラッシュするとの見方が記憶に残るだけにドルが売られやすい地合いとなった。
ただ、欧州景気回復期待は中国次第といったところで今後も米中協議は難航する可能性が高い。
ユーロ買いは年末年初の特殊要因とみておりユーロ下落トレンドに変化はないとみている。

ユーロドル予想レンジ:1.1210(61.8%)~ 1.1120

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[豪ドル米ドル]米ドル安で底上げ

(豪ドル米ドル週足)



週足チャートを見ると昨年12月から始まった下降トレンドはちょうど一年後に上抜けして上昇トレンドに転換している。ボリンジャーバンドの上限では日足に次いで週足でもバンドウォークが始まった可能性が高い。
昨日は米ドル安が先行したことで豪ドルは一段の上昇となったが豪ドル自体堅調な地合いが続いている。
米中協議が来週中にも第一弾合意署名に至ることや、中国政府の大規模なインフラ投資などにより豪州からの鉄鉱石などの輸出が再び活発になるとの期待もある。
ただ、米長期金利は依然として上昇余地があるだけに、米ドル買いが強まる時が豪ドル下落のサインとなる。

豪ドルドル予想レンジ: 0.7030(50%)~0.6970

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[全般]フラッシュクラッシュへの警戒感

今年1月3日に起きたフラッシュクラッシュへの警戒感からドルは全面安となった。
昨日のシドニー市場でオセアニア通貨を中心としたドル売りからスタート。
最初は豪ドルなどオセアニア通貨中心にドルが売られて始まるとユーロも攣られて上昇。早朝にはクロス円の買いも散見されたもののドルが全面安となった。
年末年始には相場が思わぬ動きを示すことや地政学的リスクなどへの警戒感などからポジション調整や思惑でのドル売りが強まった。
特に日本が正月休みで円が買われやすいといった過去の経験則などもあり、欧州市場にかけては円買いの動きも加わりドル円は109円付近まで下落した。
NY市場では「中国劉鶴副首相が今週米中による第一段階の通商合意書に署名するためワシントンを訪問」、「ナバロ大統領補佐官が第一段階合意は来週あたりに署名」などの報道があった。また、この日発表されたシカゴ購買部協会景況指数が予想を上回ったものの市場への反応は見られなかった。
その後発表された11月住宅販売保留指数が予想を下回ったこともありNY株価が下落。ドルも全面安となりドル売りが強まった。
その後もNYダウの下げ幅が拡大するとドル円は109円を割り込み108円77銭まで下落するなど悪材料に反応しやすい状況となった。
今年1月3日にドルが全面安となったフラッシュクラッシュへの警戒感から株式や為替市場でドル売りが強まったとみられる。
これまで史上最高値を更新していたNY株式市場だけに利食い売りが先行するのは自然な動きとみてよいだろう。
今日は2019年最後の日ということもありドル売りの流れが続く可能性が高いものの、この動きは短期で終了するとみる。
今回は米中協議やブレグジットの進展やFRBが当面現行の金利水準据え置き姿勢を示しているだけに下値リスクは小さい。
寧ろ警戒感で売られ過ぎたドルの買い戻しが年初に入る可能性が高いとみるが、短期的に上下に振られやすくなる時期だけに注意したい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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