ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2020-02

[米ドル円]リスク回避の円高継続

(米ドル円日足)


新型コロナウイルス感染の勢いが止まらない。英国やイタリア、ロシアなどの感染者が確認され、米国は中国全土への渡航を最高警戒レベルに引き上げた。これまでのSARSやMERS以上の勢いで広がっており、どの時点で収束するのかわからない状況。
春節明けの中国株式市場が混乱に陥れば経済への影響を読み切れないなか安全通貨の円を買う動きが強まるだろう。
一方で、過度な反応はそれ程長続きはしないことからちょっとした材料で一気にドル円の買い戻しが入る可能性もある。
いずれにしても下値が確認されるまでは値ごろ感で買いを入れるのは危険だ。
週末の米雇用統計が発表されるまでに一段の下げが進めば、結果次第で買い戻しのきっかけになるとみている。それまでは戻り売りスタンスで臨みたい。

本日のドル円予想レンジ:108円90銭~108円00銭(BB下限、38.2%)
今週のドル円予想レンジ:109円80銭~107円65銭(1月8日安値)

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[ポンド米ドル]保ち合いから上放れ

(ポンド米ドル日足)


先週はBOE政策会合で利下げが見送られたことでポンド買いが加速。一部では利下げ期待が燻っていただけに失望買いが入った。
先週末で英国はEUから離脱を実現。合意無き離脱が一先ず回避されたことで買い安心感が広がった。
三角保ち合いが収束する中で結果的に下値1.29ミドル付近を下抜け出来なかったことで上に放れた格好だ。
今後はEUとの交渉に入り6月には延長するかどうかを決定。それまでは少なくとも大きな混乱は予想しにくい中でポンドの上昇は続くとみる。
目先は三角保ち合いの上限である1.3280付近が上値目途とみる。

今週のポンドドル予想レンジ:1.3280(61.8%、12月31日高値)~1.3030

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[豪ドル円]RBA利下げ期待と春節明けの中国市場

(豪ドル円日足)


新型コロナウイルス感染者の世界的な拡大による経済への影響が見えないことから豪ドル売りが加速。景気減速懸念が拡大すればコモディティ価格が更に下落し資源国通貨が売られやすくなる。特に中国による影響が大きい豪州にとって豪ドルは売りの対象として格好の通貨だ。
大規模火災の影響が重なる中で今週はRBA政策会合で利下げ期待が高まる。
利下げを市場はある程度織り込みながら下落しているものの、ウイルス感染の影響がどこまで広がるか見えるまでは豪ドル売りは継続するとみる。
一方で、もし感染の広がりに目途が立つとの見方が広がれば一気に買い戻しが入ることになる。下げ過ぎた通貨だけに戻しも大きくなりそうだ。

今週の豪ドル円予想レンジ:73円80銭~71円50銭(76.4%)

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[全般]世界的なウイルス拡大に対する警戒感

緊急事態宣言発動で一旦安心感が広がったものの、世界的なウイルス感染の拡大で再び警戒感が高まり円高ドル安の動きが高まった。今週は春節明けの中国市場の動向や米雇用統計などの結果次第で更なるリスク回避の動きが進む可能性が高い。

先週末の東京市場では前日にWHOが緊急事態宣言が予想されたほど制限をかけなかったことで株価が上昇しリスク回避の動きが後退。日経平均や香港ハンセン指数も上昇して始まるとドル円も109円台に乗せて始まった。
しかし、後場にかけて香港ハンセン指数はマイナスに転じるなど不安感が残る結果となった。
欧州市場ではユーロ圏10-12月GDPや1月HICPといった重要指標が発表されたが殆ど反応を示さなかった。市場は新型コロナウイルスの影響に対する警戒心から動きにくい状況で始まった。
NY市場でも米PCEデフレーターやシカゴ購買部協会景気指数などが発表されたが反応は鈍かった。
新型ウイルス感染者が英国やイタリア、ロシアやスウェーデンでも確認されたことや、米国が中国本土への渡航を最高警戒レベルに引き上げ大手航空3社が中国への直行便を運休すると発表。WHOでの緊急事態宣言では感染拡大に歯止めがかからず各国が規制を拡大するなか世界景気減速への懸念が拡大。
リスク回避の動きから円高と同時にドル高の動きも強まりドル円は108円31銭まで下落しそのまま安値圏での引けとなった。
今週は春節明け上海市場がこの感染拡大の流れを受け下落して始まるようなら更なるリスク回避の円買いが進む可能性が高い。
これまでのSARSやMERS以上の勢いで世界的な拡大を続けるとの見方から、本格的な地政学的リスクの高まりから円買いに歯止めが掛からなくなる可能性もあり要注意。
また、中国景気減速によるコモディティ価格の下落により資源国通貨の下落幅が拡大。豪ドルやカナダドルの対円での売りが進んでおり値ごろ感からの買いを入れるのはリスクが高過ぎる。
今週は米雇用統計の発表もあり予想外に悪い数字に対して過剰に反応する可能性が高い。
下げ止まりから反発が確認するまでは買いを控えていきたい。

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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