ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2020-03

[米ドル円]乱高下でショートもロングも傷つく

(米ドル円日足)



ドル円は前日の安値101円18銭から昨日はNY市場で105円91銭まで4円73銭上昇。
昨日一日の値動きをみると東京市場で102円から105円までほとんど押し目がなく上昇。その後103円73銭まで1円30銭近く押し戻された後に欧州市場で再び105円21銭へ上昇。その後NY市場に入り103円22銭まで2円下落した後再び上昇に転じ105円91銭の高値を付け再び下落するなどジェットコースター相場が続いている。
ロングもショートもどちらも傷ついてしまいかねない騙しあいの相場展開であり、この動きはまだ継続するとみる。
どちらかのポジションを持ち続けると最後はやられてしまうという厄介な動きの中では欲を出さずに損切も利食いも早めに入れるということだ。
前日の101円を付けたことで一先ず底値を付けた可能性もあるが、まだ決めつける段階ではない。米経済対策は一つ間違えれば財政赤字垂れ流しとなりドル売りにもつながる応急処置。原油価格も底値が見えておらず油断は禁物。
スキャルに徹して上下を取っていきたい。

ドル円予想レンジ:106円70銭(50%)~103円20銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ユーロ米ドル]ドル買い戻しでユーロ値幅調整

(ユーロ米ドル日足)



朝方にトランプ大統領が給与税の引き下げを議会と協議するとの発言が伝わるとドルが上昇。ユーロは1.14ミドルから1.1332まで下落した。その後欧州勢が参入すると1.14ドルまで上昇したものの米長期金利の上昇により上値は抑えられた。
NY市場ではNYダウが大きく上昇して始まりドル買いが先行。一時株価がマイナスに転じる場面も見られたが結局ドル買いが優勢となりユーロドルは1.1270付近まで押し戻されて引けている。
明日はECB理事会が開かれ0.1%の利下げ以外にも社債を含め資産購入プログラムの拡大を決定するとの見方もありユーロの巻き戻しが入っている。
ただ、FRBの利下げ余地と比べればまだ欧米金利差は拡大する傾向にあり、明日のECB理事会後は再び上昇する可能性も残す。

ユーロドル予想レンジ:1.1380~1.1220

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[カナダドル円]原油価格反発でカナダドル買い戻し

(カナダドル円2時間足)



原油価格が急落したことで産油国であるカナダ円は78円ミドルから73円77銭まで下落。
昨日はロシアエネルギー相が「原油市場の沈静化のためOPECとの協調行動を排除しない」と発言。原油価格は反発に転じたもののサウジは依然として増産の姿勢を崩していない。
コロナウイルス感染拡大による世界的な石油需要が低迷する中での増産となると原油価格の上昇も限界がみえる。
結果的にカナダドル売りの流れは継続とみるがカナダショートの巻き戻しはまだ一巡していない観もある。
77円20銭付近が上値を抑えており、このレベルを超えないようなら再びカナダドル売りが強まるとみている。

カナダ円予想レンジ:77円60銭(50%)~75円00銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[全般]過度な下落に対する反動

前日史上最大の下げ幅を記録したNYダウは経済対策への期待から一転して大幅反発。
上下に大きく振れながらの反発となったことで市場は方向感を見つけにくい状況となった。
昨日の東京市場では前日のNY株式市場が大幅安となったことを受け日経平均株価は一時1万9千円を割り込む場面も見られた。しかし、トランプ大統領が給与減税を議会と協議するなど経済対策の検討を表明したことから株価は反発。また、日銀黒田総裁がETFの買い入れ枠を拡大することを検討すると発言。安倍首相は「日銀と連携して必要なら適切に対応する」と発言したことで株価は反発。最終的に168円の上昇となりドル円も介入への期待などから買い戻しの動きが強まり105円台を回復した。
欧州市場に入ると再びドル売りで参入。ドル円は103円台に押し戻されたもののその後米長期金利が上昇。原油価格も反発したことで再びドル買いの動きが強まりドル円は105円21銭まで上昇した。
しかし、その後トランプ大統領の経済対策の発表に目途が立っていないと報じられると一転。ドル円は103円台に押し戻された。
NY市場ではトランプ大統領が所得減税を含む経済対策を発表すると表明したことからNYダウは大幅反発でスタート。しかし、ホワイトハウスは劇的な経済対策案を用意できていないとの一部報道が伝わると株価の上昇幅が縮小しドル円は103円前半に押し戻された。
その後米政権が給与税を90日間停止を議論していると報じられると一転。ダウは再び上げ幅を拡大。前日に大幅安となり株価の急落を招くきっかけとなった原油価格も大きく反発。ロシアエネルギー相が「原油市場の沈静化のためOPECとの協調行動を排除しない」との発言で原油価格が持ち直してきた。
結局NYダウは一時マイナスに転じたものの1167ドル高と前日の約半値戻しとなった。
米長期金利は0.85台まで上昇。WTIも3ドル余り反発して引けている。ドル円は引けにかけ上昇幅を拡大し105円91銭の高値を付けた。
前日の安値101円18銭から5円近く上昇するなど悲観から楽観へと一変。
日中の動きも株式市場の動きに連動する格好で上下に激しく動くジェットコースター型相場が続く。
金融政策に手詰まり感が出たところで各国が経済対策を打ち出し始めていることを好感したものだが、ウイルス感染の拡大阻止にまだメドが立っていない。
また、米経済対策が実際に打ち出された場合に財政赤字が更に拡大することへの懸念も残る。
原油価格もサウジの増産などが今後始まることから底値はまだ見えてこない。
日ごとに一喜一憂する相場展開はまだこれからも続くとみており、ポジションは早めに手仕舞を入れておきたい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

 | HOME | 

注意喚起

店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。



商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
    日本証券業協会 日本投資者保護基金

 

岡安盛男のもりもりトレード情報!



新規口座開設はこちら

口座開設バナー


LION FX経済カレンダー信託保全確定申告について各国情報Q&A
初めてのFX
連絡先

カテゴリー

プロフィール

ヒロセ通商

Author:ヒロセ通商
毎日の売買ポイント
●ファンダメンタルズ
●テクニカル

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する