ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2020-04

[米ドル円]ドル円サポートレベルで下げ止まるか

(米ドル円日足)



昨日は東京市場が休場の中でドル安の流れが継続しドル円は欧州市場に入りこの日の安値となる106円36銭まで下落。106円ミドルの損切を巻き込んで下げたものの米GDP発表を控え106円76銭まで反発。
その後NY株式市場が大きく反発して始まったもののFOMC会合を控え106円ミドル付近でもみ合いが続いた。
FOMC会合では今後も緩和政策継続姿勢を示したものの市場の反応は限定的となった。
既にFRBは大規模緩和政策を実施しており更なる緩和策への期待は低かった。
結局目先のイベントリスクが通過し106円36銭で底値を付けた可能性が高い。
しかし、積極的なドル買いにはまだ材料が乏しく目先は107円台前半で上値が抑えられるとみている。
もし、106円36銭を下回るようならゴールデンウィークに向けて105円台を目指す展開も視野に入る。

ドル円予想レンジ:107円20銭~106円40銭(50%、BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]ECB理事会に注目

(ユーロ米ドル日足)



リスク回避の動きが後退したことでドル売りの流れが続きユーロはアジア市場から上昇。1.0873まで買われたが、その後欧州市場が始まるとポジションの巻き戻しが入り1.0838まで押し戻された。
NY市場に入り米GDP発表を挟み短期筋を中心とした動きが見られたものの最終的に底堅さをキープ。1.0885の高値を付けて引けている。
今日はECB理事会が開かれるが大きな政策変更はないと予想される。
コロナ対策として緊急債券買い入れプログラムの期間延長などが示されたとしても市場への影響は限られる。
ECBの政策手詰まり感からユーロ売りが強まる可能性の方が高いとみている。
1.09ドル付近はフィボナッチ61.8%戻しのレベルであり4月に入っても何度か上値が抑えられており目先の天井とみる。
発表後にこのレベルを超えられないようなら下落再開とみる。

ユーロドル予想レンジ:1.0900(61.8%)~1.0760(BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[豪ドル円]下落前のレベルまで往って来い

(豪ドル円日足)

AUD_JPY_20200430_hiasi.jpg


東京市場が休場の中で豪ドル円は69円74銭まで反発。薄商いの中で買われた反動もありその後欧州市場で69円28銭まで押し戻された。
しかし、NY市場では株式市場が三指数ともに上昇するとリスクオンの円安が進み豪ドル円はこの日の高値となる69円90銭付近まで上昇しそのまま高値圏で引けている。
ウイルス感染から急速に回復した中国経済への期待や原油価格が落ち着いたことなどが豪ドル買いを促している。
ただ、70円付近というのは3月前半に豪ドルが急落する直前のレベルであり達成感が広がる。
一旦は往って来いとなりそろそろ利食い売りなどが入るタイミングとなる。
日本がゴールデンウィークに入ることもあり明日にかけて一段の上昇があれば戻り売りを出してみたい。
戻り売りの水準はフィボナッチ61.8%戻しの70円20銭、或いはボリンジャーバンドの上限が位置する70円70銭。

豪ドル円予想レンジ:70円70銭(BB上限)~69円20銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[全般]イベントリスク終了でリスクオン

米国1-3月期GDPは予想以上のマイナス成長となり、FOMC会合でも緩和政策継続姿勢を示したことでドル売りに反応。リスクオンによるドル安円安の流れが既に進んでいたこともあり反応は限定的となった。イベントリスクが終了したことでこれまでの流れに変化があるか注目。

昨日は東京市場が祝日となるアジア市場でドル安の流れが継続。欧米の経済活動の再開への期待などから過度なリスク回避が後退する中でドル売り戻しが継続。
欧州市場では各国株式市場が上昇して始まると更にドル売りの動きが加速しドル円はこの日の安値となる106円36銭まで下落した。
NY時間に発表予定の米1-3月期GDPの発表を前にドルを買い戻す動きが強まりドル円は106円後半に押し戻された。しかし、発表されたGDPは-4.8%と予想の-4.0%を下回る大幅なマイナス成長となった。08年金融危機以来のマイナスの大きさであり発表後ドル売りで反応。しかし、この後発表のFOMC会合を控え下値も限定的となりドル円は106円52銭で下げ止まった。
その後NY株式市場が大きく反発してスタートしたこともドル円の下支えとなった。
新型コロナウイルス治療薬のレムデシビルの治験が著しい有効性を示したとの報道が株価を押し上げた。
注目のFOMC会合では予想通り0.0%から0.25%の政策金利を全会一致で据え置くことを決定。
声明では新型コロナウイルスが中期的な経済見通しに大きなリスクをもたらすとの強い懸念を表明するとともに米国債などを制限なく購入する量的緩和策の継続を継続。今後も追加策を引き続き検討する考えを示した。
パウエルFRB議長も記者会見で「追加措置が必要になる可能性が高い」との見方を示したものの市場の反応はほとんど見られなかった。
これらの内容は既に市場は織り込み済みであり、寧ろこれまでの大規模でサプライズ的なFRBの行動と比較して物足りなさも感じられた。
FOMCや日銀会合といったビッグイベントが終わり残るは本日のECB理事会のみ。
これが終了すれば目先のリスクは後退。
今日は月末であり日本はこれから本格的なゴールデンウィークが始まることから、これまでのドル安の流れに一服観が広がる可能性が高い。
株式市場は日毎に上下するものの上昇が続いている。原油価格もひと頃の乱高下は収まり低価格ながら値動きは落ち着いてきている。
しかし、第二次感染への恐怖も燻る中でいつまたドル需要が高まるか分からない状況下でドルの下値は限られる。
目先は株価の上昇によるリスクオンの円安が進みドルはそろそろ下げ止まるとみている。

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[米ドル円]FOMCは想定内

(米ドル円日足)



昨日の欧州市場が始まったところでドル円は107円を割り込むと損切を誘発。106円57銭まで下落した。欧州株価上昇によるリスク回避の動きが後退したことでドル売りが強まった。4月に入りドル円は107円付近で何度か跳ね返されていたこともありすぐ下には損切が大分並んでいた模様。結局NY市場では窓を埋める動きが強まり106円96銭まで買い戻されて引けている。
106円ミドルはボリンジャーバンドの下限であり50%戻しでもあり下げ止まった。
明日の未明にはFOMC声明が発表されるが既に市場は州・地方債購入範囲拡大を発表すると予想される。これまで大規模緩和政策を実施していることもあり市場へのインパクトは限られそうだ。
106円ミドルの底固さが確認されるようなら材料出尽くしからドル買い戻しの動きが強まる可能性が高いとみる。

ドル円予想レンジ:107円60銭~106円50銭(50%、BB下限)

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[ユーロ円]短期的なダブルボトム

(ユーロ円時間足)



ユーロ円は4月に入り上値の重い展開が続いており、昨日も先週末に付けた今年最安値となる115円55銭とほぼ同レベルの115円56銭まで下落し下げ止まった。
イタリアやスペインでの感染者拡大による経済への打撃などが懸念されたが、ここにきて経済活動の再開への期待も高まる。
既にユーロの悪材料は出尽くし観もあることからそろそろ下げ止まりから反発に向かう可能性が高い。
今日はドイツのCPIが発表されるが予想を下回る可能性が高いもののFOMCやECB理事会を控えるだけに反応は限定的とみる。
115円ミドルが瞬間下抜けの可能性もあるが、FOMC会合後にこのレベルを上回るようならダブルボトムを形成。
目先の底値を付け上昇に転じる可能性もあり注目。

ユーロ円予想レンジ:116円10銭(61.8%)~115円50銭

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[豪ドル米ドル]V字回復達成へ

(豪ドル米ドル日足)



昨日の東京市場でドル買いが強まると豪ドルはこの日の安値となる0.6434まで下落。しかし、欧州市場でユーロやポンドなどが上昇するとドルが全面安。豪ドルは0.6513まで上昇。その後0.64後半に押し戻されたもののそのまま高値圏で引けている。
リスク回避のドル買いの動きが後退したことで豪ドルは底堅い動きが続く。
明日の未明にFOMC会合が発表されるが既に追加緩和の内容を市場はほぼ織り込み済み。
大きな影響はないとみるが、FOMCというイベントリスクが通過すれば豪ドルは一段の上値を試す展開が予想される。
ただ、既にV字の下落幅をほぼ解消するレベルまで押し戻されており、そろそろ新たな売りが入る可能性が高い。
0.66ドル台で上値が抑えられるようなら打診売りを出してみる。

豪ドルドル予想レンジ:0.6670(76.4%)~0.6420

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[全般]FOMC控え調整の動き

株式市場が落ち着きを取り戻し始めたことで過度なリスク回避の動きが後退しドル高が徐々に解消に向かっている。しかし、依然として新型コロナウイルス感染による脅威が燻るなかでFOMC会合を控え調整の動きが強まる。

昨日の東京市場では欧米などで経済活動再開の動きなどから株や為替も落ち着いた動きで始まった。
日本はゴールデンウィークを直前に控え様子見ムードが強まりドル円や株式市場も小幅な動きで推移。
欧州市場では前日のNY株式市場の上昇の流れを継いで各国株式市場が堅調な地合いで始まるとリスク回避でドルが買われるといった動きの反動からドル売りの動きが先行。
ドル円でもドル売りが強まると107円付近まで下落。このレベルは3月後半から何度か跳ね返されたレベルでもあり下げ止まった。
しかし、日本の祝日前ということもあり参加者が少ない中で107円割れのところで損切を巻き込みドル円は106円ミドル付近まで売り込まれた。
ユーロやポンドも同様に上昇する過程で所々損切を付けながら上昇幅が拡大。
しかしFOMCやECB会合を控えNY市場にかけて徐々にポジション調整のドル買い戻しの動きが強まった。
NY市場ではNYダウが前日に引き続き大きく上昇して始まった。しかし、その後急速に上昇幅を縮小すると市場にリスク回避の動きが広がりドル買い戻しの動きが再開。
また、この日発表された米4月消費者信頼感指数やリッチモンド製造業景況指数が予想を大きく下回ったことも株価の重しとなった。
結局ドル買い戻しの動きが強まると同時にリスク回避の円買い圧力も重なりドル円は107円には戻せずに引けている。
欧米でウイルス感染拡大が鈍化傾向にあり一部で経済活動再開への動きが出始めていることから過度なリスク回避は既に後退。
ただ、経済活動の再開は再びウイルス感染拡大に繋がる懸念もあるだけに、市場の不安感は依然として燻る。
市場が正常な状態に戻るにはかなり時間が掛かることから、昨日のようなリスクとドルの関係は市場のセンチメントや需給で左右されやすい。
月末であり明日の未明にはFOMC会合の結果が発表されることから全般にポジションは軽く、それだけにちょっとした材料で短期筋が仕掛けやすい。
どちらかに急速に動いたとしても方向感が掴めない中で往って来いの動きになる可能性が高い。

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[米ドル円]日銀追加緩和も材料出尽くし

(米ドル円日足)


日銀は国債買い入れ額を無制限にし社債CP買い入れ枠を3倍にするなど大胆な追加緩和を発表。しかし、これは先週既に発表していたことからドル円は売りで反応。材料出尽くし観からの円買いが進みドル円は107円05銭まで下落した。その後買い戻しが入ったもののNY市場ではドル売りが進む中で一時107円を割り込む場面も見られた。
NY株式市場が3指数ともに上昇したことでリスクオンの円安と米長期金利の上昇によるドル買いからドル円は下げ止まった。
明日から日本の一部ではゴールデンウィーク入りとなることからポジション手仕舞いを中心とした動きが進んだとみる。
今日からFOMC会合が開かれるが、既に州地方債購入範囲拡大が示されることを市場は織り込んでいる。追加緩和で反応するよりも経済対策としてドル買いに反応する可能性が高いとみる。
目先ドル円は底を探る展開も想定されるが106円を割り込むほどの勢いはなく、寧ろ反発のタイミングを狙いたい。

ドル円予想レンジ:107円60銭~106円70銭(BB下限)

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[ユーロ米ドル]イタリア格付け据え置きを好感

(ユーロ米ドル日足)


先週末にS&Pがイタリア国債格付けをこれまでBBBに据え置くことを決定したことを市場は好感。過度な悲観的な見方が後退したことで週明けからユーロの買い戻しが先行。
また、イタリアやスペインで外出禁止制限が緩和されたこともユーロ買いを促した。
ただ、米国でもNY州が一部の地域で緩和される可能性があり、今日からFOMC会合も開かれることからユーロ買いもそろそろ終盤に近づいている。
1.09付近にはボリンジャーバンドの中心線やフィボナッチ61.8%戻しでもあり強いレジスタンスとして意識される。

ユーロドル予想レンジ:1.0890(61.8%)~1.0790

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[豪ドル米ドル]上昇継続

(豪ドル米ドル日足)


欧米で経済活動再開の動きが始まったことで週明けアジア株式市場は堅調な地合いでスタート。豪ドルは0.63後半から買いが強まり0.6470付近まで上昇。
その後も底堅い動きで推移。NY市場では米長期金利が上昇しても豪ドル売りには反応せずほぼ高値圏で引けている。
4月15日に付けた高値0.6444を上抜けたことで豪ドルは次の上値目途となる0.6670付近を試す展開を予想する。このレベルは3月9日に豪ドルが下落する直前の高値であり強いレジスタンスとして意識される。

豪ドルドル予想レンジ:0.6670(76.4%)~0.6420

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[全般]株価上昇でリスク回避後退

欧州各国の外出禁止令が緩和され経済活動も再開されるとの期待感から世界同時株高。リスク回避の動きが後退しドル安円安が進んだ。
週明け東京市場で日経平均株価の上昇に合わせるようにドル円も底堅い動きで始まった。
この日は日銀が政策会合を開き追加緩和への期待から買いが先行。
昼過ぎに日銀はこれまで年間80兆円までとした国債購入の制限を撤廃。CPや社債の買い入れ額をこれまでの3倍の20兆円残高を上限に買い入れを実施することを決定。しかし、この内容を市場は既に織り込み済みということから円が全面高となりドル円クロス円ともに発表後下落に転じた。
一方、アジアの株式市場が上昇幅を拡大するなかでリスク回避の動きが後退しドルが全面安となりドル円は107円前半まで下落した。
欧州市場ではドル安の流れを引き継ぎユーロ買いが先行。先週末にS&Pがイタリア国債の格付け据え置きを決定したことが好感しユーロ買いの安心感につながった。
NY市場でもダウが130ドル近く上昇して始まった。イタリアやスペイン、そしてNY州でも外出禁止制限が緩和され、経済活動も再開するとの期待感が広がった。
過度なリスク回避によるドル買いの巻き戻しが入りドル円は一時107円を片足割り込んだ。
しかし、株高により米長期金利が上昇するとドルは上昇に転じドル円も反発。
結果的に日銀の追加緩和に対しては材料出尽くしでドル円は下落。
一方で世界同時株高によるリスクオンのドル安と円安が進むなど大きな波乱はなく通常のマーケットの反応が戻っている。
明日から日本のゴールデンウイークがスタートするが日本はロックダウンの真っただ中で既にポジションの調整は進んでいる。
ゴールデンウィークは円高に反応しやすいというアノマリーは今回は通じないだろう。
寧ろ経済活動の再開などで株式市場が落ち着きを取り戻す中で円安の動きが強まる可能性が高いように見える。

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[米ドル円]もみ合いレンジ拡大

(米ドル円日足)


今週はこれまで続いた108円から107円のレンジ相場から抜け出せるか日米金融政策に注目が集まる。
27日の日銀会合では無制限の国債購入やCP・社債の額倍増などの追加緩和策を打ち出すことを既に先週検討していることを発表。実際に具体的な策を打ちだせば一時的にドル円は108円台を試す展開が予想される。ただ、次の日にはFOMC会合で州や地方政府への金融支援を拡大することを発表すると予想されることからドルの上値は限られる。もしドル売りが強まり107円を割り込んだとしても下げ幅は限定的とみる。
連休を控えポジションをどちらにも偏らせにくいことからレンジ相場は継続。
これまでの107円108円のもみ合いレンジの上下±50銭の108円50銭~106円40銭内での動きを予想する。

今週のドル円予想レンジ:108円50銭(BB中心)~106円40銭(50%)

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[ユーロ米ドル]ECB理事会とユーロ下落

(ユーロ米ドル日足)


先週行われたEU首脳会議ではコロナ債発行に関して難航。また、感染拡大収束後の経済対策の詳細について合意に至らなかったことを嫌気しユーロは下げ幅を拡大。
更に、先週発表されたユーロ圏PMIが過去最低を記録するなどユーロにとっては逆風が止まらない。
先週末にはこれまで強いサポートとして意識された1.0780付近を下抜けし1.0727まで下落。その後買い戻しが入り1.08台に乗せて引けたことで、週初は底堅い動きが先行するとみている。
今週後半にはECB理事会が開かれるが、やるべき緩和政策は出し尽くし観もあるだけに欧州経済の悪化を抑えるのは難しい。
また、経済対策においても米国に比べて規模やスピードに見劣りがする中でユーロ売り再開となれば今年最安値となる1.0727を試す展開が予想される。

今週のユーロドル予想レンジ:1.0900(50%、BB中心)~1.0650(3月23日安値)

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[豪ドル円]リスク回避後退で上値トライ

(豪ドル円日足)


4月7日にRBAが政策金利据え置きを決定したことで豪ドルは一段と上昇幅を拡大。
その後は68円台で基本的にもみ合いが続く中で先週は原油価格が暴落したことから67円前半まで押し戻された。しかし、これだけ原油価格が急落した割には資源国通貨としての豪ドル円がこの程度で下げ止まったこと自体底堅さを示すものとみることもできる。
欧米で経済活動再開に向け動き出しており市場全体に過度なリスク回避の動きが後退。
また、原油価格も上昇に転じていることで何らかのきっかけがあれば豪ドル買いに繋がる可能性が高い。
FOMCや日銀会合、そしてECB理事会がそのきっかけになるか注目。
上値目途としてはフィボナッチ61.8%戻しの70円付近は豪ドル円が下落に転じる3月6日の終値でもあり意識される。

今週の豪ドル円予想レンジ:70円00銭(61.8%、3月6日終値)~68円20銭

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[全般]日米欧金融政策の綱引き

先週は原油価格が暴落し史上初のマイナスに陥るなどパニック的な動きが市場の不安を拡大。リスク回避の動きから株式市場は下落し安全なドル買いが進んだ。一方で、欧米で経済活動再開に向けた動きへの期待から株式市場の下支えとなるなど最終的に落ち着きを取り戻して引けている。
先週末にはトランプ大統領が4840億ドルの新型コロナウイルス追加対策法案に署名。既に織り込み済みではあったもののNY株式市場は堅調な地合いで引けている。
一方、欧州市場では前日のEU首脳会議で感染拡大収束後の経済対策の詳細について合意に至らなかったことを嫌気しユーロは下げ幅を拡大。ユーロ円は3年ぶりの安値となる115円55銭まで下落した。
ドル円はドル高と円高の綱引き状態が続き107円台の狭いレンジ内での動きが続いた。
暴落して始まった原油価格は17ドル近いレベルまで戻るなど一先ずパニック的な動きは収まった。しかし薄商いの中で日中には上下に振れやすい動きが目立つなど依然マイナスに転落する不安は燻る。
今週は日米欧の中央銀行金融政策発表に注目が集まる。
FRBは既に実施している大規模金融支援策に含まれる州や地方政府への融資を拡大することを検討していると発表。実際に具体策が示されるようならドル売り要因となる。
日銀は27日と28日の2日間の政策会合を27日の一日に短縮。新型コロナウイルス感染拡大による実体経済に及ぼす悪影響への対策として企業への資金繰り支援策を一段と拡充すると予想される。FOMC会合前に発表することから一時的に円売り要因となるもののFOMC会合を控えドル円の上値も限られるだろう。
FOMC会合後にはECB理事会が控える。
ウイルス感染による欧州経済への悪影響は予想以上に大きく、リセッション懸念が広がる中でECBの追加緩和の限界が示されるようならユーロ売りが加速する可能性が高い。
米国でも感染による影響は大きいものの政府の経済対策は米国が日欧と比較して規模が勝る。
既にコロナショックで各国中銀や政府は既にやるべきことを施しているだけに日米欧の綱引き状態となる。その中で期待されるのは米国の回復であり、目先はドル買いの動きが優勢とみる。
ただ、各国中銀の協調緩和で市場に安心感が広がるようなら過度なリスク回避の動きが後退しドル売り円売りの動きが強まり、クロス円の押し上げ要因となる。
反対に、市場のセンチメントが悲観的な見方を変えないようならリスク回避の円買いドル買いからクロス円の下落幅は拡大することになる。

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[米ドル円]日銀の無制限国債購入とFRBの追加緩和

(米ドル円2時間足)


欧州市場でドル円はユーロやポンドのクロス円の売りが強まり107円35銭まで下落した。
しかし、NY市場が始まったところで日銀が27日の政策会合で無制限の国債購入やCP,社債購入額倍増などの追加緩和策を検討しているとの報道で一気に108円03銭まで上昇した。しかし、この2週間で何度かこのレベルで跳ね返されており、今回も上値が抑えられた。その後FRBが州地方債購入範囲の拡大を検討しているとの一部報道でドル円は反落。
コロナ治療薬として期待されたレムデシビルが治験に失敗したとの報道で株式市場も下げ幅を拡大したことから円買いが進みドル円は107円41銭まで下落。
日中はチョッピーな動きが目立つものの結果的に107円台でのもみ合いが続いている。
2時間足チャートでボリンジャーバンドが中心線から上下のバンドが横ばいからやや下向きに変わっていることから今日は107円前半を最初試しに行きそうだ。
107円手前では買いを入れて107円後半で売りを出す。

ドル円予想レンジ:108円10銭~107円20銭

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[ユーロ米ドル]EU首脳会議合意に至らず

(ユーロ米ドル日足)


昨日の東京市場終了後に発表されたドイツやユーロ圏の製造業・サービスPMIが予想を下回った。ドイツの製造業は過去最低のレベルまで低下したことでユーロ売りが先行。
4月6日に付けた安値1.0768とほぼ同レベルの1.0756まで下落した。
しかし、NY時間に発表された米新規失業保険申請件数が予想以上に増加し、新築住宅販売もさえない結果となったことからドル売りが先行。また、日銀が無制限の国債購入を検討しているとの報道でユーロ円の買いも入りユーロドルは1.0846まで反発した。
しかし、EU首脳会議でコロナ復興対策が合意に至らなかったことで再びユーロ売りが強まり1.0762まで下落したが下抜けに失敗。
短期的には底値の固さが示唆されたことで週末ということもあり買い戻しの動きが強まるとみている。

ユーロドル予想レンジ:1.0870~1.0710(BB下限)

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[豪ドル円]原油価格上昇で豪ドル買い

(豪ドル円日足)


急落した原油価格も反発に転じたことで資源国通貨に買いが入り始めている。
昨日の東京市場では原油先物価格が上昇したことで豪ドル円は67円後半から68円65銭まで上昇。NY時間に入り日銀が無制限の国債購入を検討しているとの報道で円が全面安となり豪ドル円はこの日の高値となる69円ちょうどまで上昇した。
その後はNYダウの上げ幅が縮小したことで68円ミドル付近に押し戻されたが底堅い動きは継続。
ウイルス感染拡大も全体的にピークアウトしたところが多く、経済活動再開に向けた動きが見られ始めている。
株価も全般に底堅さが目立つ中でリスクオンの円安も重なり豪ドル円は3月6日の下落前のレベルである70円付近までの上昇を目指す展開が予想される。
このレベルはボリンジャーバンドの上限でありフィボナッチ61.8%戻しでもあり意識されている。

豪ドル円予想レンジ:70円00銭(BB上限、61.8%)~68円20銭

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[全般]チョッピー相場は踊り場

NY時間に日銀が無制限の国債購入を検討していることで円が全面安となったが、その後FRBが州地方債購入範囲を拡大するとの報道でドルが下落。材料が出たところで一喜一憂するチョッピーな動きが目立つのは方向感を探るためであり、次の展開を待つ踊り場に差し掛かっていることを示すものだ。

東京市場で原油先物価格が上昇したことで豪ドルなどの資源国通貨に買いが集まった。
また、前日のNY株式市場の上昇の流れを受け日経平均株価も堅調な地合いで始まるとドル円は107円86銭まで上昇。しかし、動意は乏しく107円後半での膠着状態が続くなか欧州市場が始まったところでユーロが下落してスタート。
この日発表されたドイツやユーロ圏の製造業・サービスPMIが予想を下回る結果となった。特にドイツのPMIは過去最低の水準まで低下したことからユーロ売りが先行。対円でも売りが出たことでドル円も攣られて107円35銭付近まで下落した。
NY市場が始まったところで日銀が27日の金融政策会合で国債購入額を現行の80兆円目途を撤廃し無制限にする検討に入るとの報道で円が全面安。ドル円は108円03銭まで上昇したがこのレベルは先週から何度か上値が抑えられたレベルでもあり失速。
その後FRBが州地方債購入範囲の拡大を検討するとの報道でドル円は107円ミドル近辺まで押し戻された。
ユーロも軟調な地合いで推移。
この日はEU首脳会議で新型コロナ復興パッケージで合意に至らなかったことが伝わりユーロは下落。メルケルドイツ首相が「復興パッケージの詳細については合意できなかったが協調することは合意」などと発言したがユーロの下落を止められなかった。
原油価格が急速に回復したことやFRBの新たな緩和策などから上昇して始まったNY株式市場はその後失速。新型コロナ治療薬として期待されたギリアドのレムデシビルが初回治験に失敗したとの報道が足かせとなった。
結果的に500ドル超上昇したNYダウは23ドルの上昇にとどまりドル円も107円ミドル付近で終了。株や為替も含め日中は上下に所々で反応するチョッピーな動きが目立つのは次の方向性を見極める踊り場状態ともいえる。
チョッピーな相場展開は結果的に元に戻るため短期取引には向いている。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]リスクオンでも円高ドル高

(米ドル円4時間足)


原油価格が1バレル13ドル台に回復したことで市場リスクは一先ず後退。
昨日の欧米市場では安心感が広がり各国株式市場は軒並み反発。NY株式市場も大きく上昇したことで米国債が売られ金利が上昇。昨日は金利と米ドルの連動性が復活しドル高の動きが強まった。しかし、同時にクロス円も下落すると円買いが進みドル円は結局ドル高円高の綱引き状態となり107円台での小幅な動きで推移。
107円93銭を付けた後は107円70銭まで下落するなど動きの取れない状況となっている。
今日もこの動きは継続するとみるが市場が落ち着きを取り戻し時間の経過により徐々にリスクオンの円安に反応しやすくなる。
クロス円の買い戻しが入るようならドル円は108円台を回復するのは時間の問題とみるが、ウイルス感染への懸念も燻る中で上値も限定的。

ドル円予想レンジ:108円15銭(50%)~107円50銭

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[ユーロ米ドル]EU首脳会議

(ユーロ米ドル日足)

EUR_USD_20200423_hiashi.jpg

前日にイタリアのコンテ首相は来月4日から都市封鎖を段階的に解除する方針を示したことでユーロの下支えとなった。しかし、昨日は再び新型ウイルスによる死者が増加するなど不安は依然として継続。ユーロは終始下落が続きNY時間には1.08近くまで下落。ほぼ安値圏での引けとなった。
本日開かれるEU首脳会議ではユーロ共同債(コロナ債)の発行に向け進展がみられるようならユーロの買い戻しが一気に入る可能性が高い。しかし、欧州での財政負担が拡大する中でコロナ債発行は難航しそうだ。
もし、発行が決まったとしても今後のユーロ運営の足枷となりかねない。いずれにしてもユーロ売り圧力は残る。
一先ず上昇が始まる4月6日に付けた安値1.0770付近を試す展開が予想される。このレベルはフィボナッチ76.4%戻しでもあり意識される。

ユーロドル予想レンジ:1.0870~1.0770(76.4%、4月6日安値)

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[トルコリラ円]TCMB1%の利下げ実施

(トルコリラ円日足)


昨日の欧州時間に実施されたトルコ中銀TCMBの政策会合では現行の政策金利9.75%を8.75%に引き下げることを決定。市場は0.5%の利下げを予想していたことからトルコリラ円は15円43銭から一気に15円38銭まで下落した。しかし、利下げ自体はほぼ織り込み済みでその後は上昇前のレベルを上回る15円44銭まで買い戻された。
今回は新型コロナウイルスによる経済への影響を緩和するためのものだが、トルコはこの1年弱で8回目の利下げとなる。
実質金利から見るとトルコリラの金利は最低レベルであり、今後もリラの下落は止まる気配は見られない。
新型コロナ感染拡大による世界経済の低迷により、市場はリスクの高い通貨中心に売りが強まっているだけにリラは一段の下値を探る展開が予想される。

トルコリラ円予想レンジ:15円46銭~15円05銭(BB下限)

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[全般]原油価格上昇でリスクオン

原油価格が落ち着きを取り戻してきたことで株や債券、そしてゴールドなど市場全体が正常な動きに戻り始めている。
昨日の東京市場では前日のNY株式市場の続落で日経平均株価も大幅安で始まるとドル円も107円ミドル付近まで下落。
しかし、欧州市場にむけて原油価格が落ち着きを取り戻すと前日売られ過ぎた資源国通貨であるカナダドルや豪ドルなどの買い戻しの動きが入り上昇。
欧州株式市場も反発して始まるとユーロやポンドも底堅い動きで推移。ドル円もじりじりと値を戻した。
また、この日はトルコ中銀が政策会合を開き政策金利を現行の9.75%から8.75%へ1%の利下げを実施。市場は0.5%の利下げを予想していたことからトルコリラは発表後急落。しかし、利下げによるトルコ経済への期待が高まると買い戻しが入るなど往って来いとなった。
NY株式市場は三指数ともに大きく反発してスタート。
トランプ政権による4840億ドルの追加支援対策への期待や原油先物が落ち着きを取り戻したことを好感。
安全資産の米国債が売られ金利が上昇するとドル全般に買いが強まりユーロやポンドが下落。ドル円は107円93銭まで上昇。しかし、クロス円全般に売りが強まったことで円買いの動きがドル円の上値を抑えた。
一時マイナス40ドル近く下落した原油価格も昨日は13ドル台に回復。
OPECプラスが非公式ながらテレビ会合を開催したことで追加減産の思惑が原油価格を押し上げた。また、ムニューシン財務長官が「トランプ政権が米石油企業に対してこれまでの追加支援とは別の支援策を検討している」「原油価格は8月には1バレル30ドルに達するだろう」と発言したことも原油価格の下支えとなった。
原油価格は新型コロナウイルス感染による経済の落ち込みから需要は当面望めず今後も上値の重い展開が続くと思われる。
オイルマネーも当面慎重な動きが続くと思われるが、少なくとも原油が落ち着いている間は株式市場からの流出は抑えられそうだ。
昨日のゴールド価格も50.5ドル反発するなど株式市場の上昇も含めリスクオンの動きが戻り始めている。ただ、リスクオンによる円安の動きが昨日は見られないなど、依然として株、債券、円、ドルの連動性が完全に回復していない。
不安が燻る中で各市場がまちまちの動きを示す間は安全な基軸通貨である米ドルが買われやすい状況は続く。

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[米ドル円]リスクオフのドル買いと円買い

(米ドル円2時間足)

USD_JPY_20200422_2jikanashi.jpg

原油価格の下落が止まらず市場はリスクオフのドル高と同時に円高の動きが重なり合い狭いレンジ内での動きが今日も継続。
東京市場では株価下落によるリスクオフの円買いが進んだもののNY市場では一転。リスクオフは変わらないものの円ではなくドルが主導。原油価格の下落が止まらずキャッシュ化が進む中で安全なドルや米国債が買われる動きが強まった。
しかしリスクオフによるドル高の反応は短期的な動きになりやすいだけに、ドル円の上値も限られそうだ。
ウイルス感染拡大鈍化により米独などは経済活動再開に向けた動きがみられることから、原油価格の混乱が落ち着けば再びリスクオンに変わる。
この2週間近い間ドル円は108円前半から107円のレンジ相場に入っており、今日もこのレンジ内での動きが予想される。
目先はドル高の勢いが続く中で108円を試しに行くようなら売りを出しておきたい。

ドル円予想レンジ:108円10銭~107円30銭(61.8%)

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[ポンド米ドル]原油価格下落と経済活動再開延長

(ポンド米ドル日足)

GBP_USD_20200422_hiashi.jpg

ジョンソン首相の発言で外出制限が長期化するとの見方から景気減速懸念がポンドの上値を抑えた。そして、原油価格の急落が更に英国経済に打撃を与えるとの観測からポンドは下落幅を拡大。NY時間には1.2247まで下落し、そのまま安値圏で引けている。
原油価格の暴落によりNY株式市場が三指数ともに続落したことでリスクオフによるドル高も重なりポンドは一段の下値を試す展開が予想される。
下値目途としては4月7日に付けた安値1.2162の少し手前のフィボナッチ38.2%戻しとなる1.2170が意識される。
1.2160を下回るようなら1.20ドル付近まで特に目立ったサポートは見られない。

ポンドドル予想レンジ:1.2400~1.2170(38.2%)

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[カナダドル円]売り一巡で買い戻し

(カナダドル円日足)

CAD_JPY_20200422_hiashi.jpg

原油価格が暴落したことで石油産出国のカナダドル売りが加速した。
昨日は5月モノは買い戻しが入ったものの欧州時間に6月モノが大きく下落したことでカナダ円は75円31銭まで下落した。しかし、75円付近は4月2日に付けた安値が意識され下げ止まった。その後NY市場に向けてカナダ円は買い戻しも入り反発。NY株式市場が三指数ともに下落したものの円高よりもドル高の勢いが勝りドル円が上昇。
結果的にクロス円の買いが強まったことでカナダ円も76円10銭まで上昇。そのまま高値圏で引けている。
日足ローソク足が底値近辺でやや下ヒゲの長い寄り引き同時線が現れたことで短期的に底を打った可能性が高い。
ただ、本格的に買いが入るには原油価格が持ち直す必要があり上値も限定的とみる。

カナダ円予想レンジ:76円70銭(50%)~75円60銭

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[全般]原油安・株安・金安・ドル高

原油価格の暴落により投機マネーがキャッシュ化を急ぐとの見方から金や株式が売られる一方で安全な米ドルに買いが再び集まった。少し前の株価暴落時における動きが再現された格好だ。
昨日の東京市場では日経平均株価が下落でスタート。前日に原油価格が暴落しオイルマネーが株式市場から流出するとの見方が株価を押し下げた。また、北朝鮮の金総書記が心臓手術後に重体に陥ったとの報道で地政学的リスクが高まったためだ。
これを受けリスク回避の円買いが進みドル円クロス円ともに下落した。
欧州市場に入ると欧州株式市場が全面安で始まり、6月限の原油先物が続落となる中でドル円クロス円の下落幅は拡大。ドル円はこの日の安値となる107円28銭を付けた。
円高の動きはその後も続いたがNY市場に入ると一転。ドルが全面安で始まるとドル円クロス円ともに一気に上昇に転じた。
原油価格で5月モノは買い戻される一方で2か月先の6月モノが前日から70%近く下落したことでリスク回避によるドル買いに反応。
前回3月16日に原油価格が急落し株式市場暴落のきっかけとなった時のようにドル不足から金売りなどキャッシュ化が進んだ記憶が蘇った動きがみられた。
しかし、当時の時とは環境が大きく異なる。既にFRBは大規模資金供給を実施。世界各国も大胆な経済対策を打ち出しているなど状況は改善されており、今回の動きは一時的なものになりそうだ。
トランプ大統領は「戦略石油備蓄に最大7500万バレルの積み増しを検討している」と発言。OPECも来月の総会で追加減産を協議する可能性があるとしているが市場の反応は鈍い。
市場は株式市場が2番底を付けに行くとの見方が多いだけに、暫く下落がどこまで続くかを見極めるまではリスクオフの動きが続くとみる。
但し、今回はその周期が大分早まっており回復にそれ程時間はかからないとみる。

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[米ドル円]原油暴落でもドル円動けず

(米ドル円4時間足)


東京市場でドル円は株価が下落しても底堅い動きで始まり107円95銭の高値を付けた。
株価下落で円高ではなく円安で反応するなどこれまでとは異なる動きが目立つ。
欧州市場にかけて原油価格が下落するとドルも攣られて下落。通常であればドル建ての原油が下落すればドルは上昇するものだが、こちらも異なる動きとなった。
NY市場では株式市場が前日と打って変わり反落して始まると円高ではなくドル売りで反応。クロス円は寧ろ上昇するなど円売りの動きも見られた。
結果的にドル円は107円ミドル付近での小幅なもみ合いが続くなど、原油暴落でも動きは全くといってよいほどなかった。
方向感を見極めるまでは107円付近を底に108円での上値目途を試す展開とみる。

ドル円予想レンジ:108円10銭(50%)~107円30銭

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[ポンド米ドル]経済活動再開は延長

(ポンド米ドル2時間足)


コロナウイルスに感染したジョンソン首相が回復したことで一先ず政治の混乱は回避された。昨日は英国内でロックダウンの早期緩和圧力が高まったもののジョンソン首相が抵抗。外出規制が長期化することで経済への悪影響が懸念されポンド売りが強まっている。
また、原油価格が暴落したことも北海原油を持つ英国にとってはネガティブ材料となる。
短期的にポンドは上値が徐々に切り下がっており、強いサポートとして意識される1.24の下抜けを再度試す展開を予想する。
フィボナッチ61.8%戻しとなる1.2350を割り込むようなら1.22ドル付近までの下落も視野に入る。

ポンドドル予想レンジ:1.2490~1.2350(61.8%)

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