ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2020-04

[米ドル円]107円と108円レンジ

(米ドル円日足)


リスク回避によるドル買いも一巡。市場が落ち着きを取り戻し始めたことで過度なドル需要も後退しドル売りの動きが見え始めている。
一方、原油価格の下落によるドル買いも依然として強く買いと売りのシーソーゲームが続くとみる。
先週のドル円は107円を一瞬割り込んだものの結局下抜けに失敗。その後108円を2度試しに行ったものの108円10銭には届かず反落。結局1円程度の狭いレンジ内での動きで終始した。
今週は107円、108円のどちらかブレイクを試す展開が予想されるが、全体の流れからみると107円割れを先に試しに行くとみる。
ただし、下値も50%戻しの106円50銭からボリンジャーバンドの下限となる106円付近が精々。このレベルでは買いを仕込みたい。

今週のドル円予想レンジ:108円50銭~106円00銭(BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]三角保ち合いから下放れも

(ユーロ米ドル日足)


米国が経済活動を再開する動きが始まったことで過度なリスクオフが後退しドル売りが強まりユーロは下落。一方でドイツでも経済活動再開などの動きもありユーロ売りも限定的となった。
綺麗な三角保ち合いが形成されており今週は保ち合いが収束に向かいどちらかに放れる可能性が高い。
ウイルス感染拡大が鈍化したものの総体的に見て米国経済が欧州よりも先に回復する可能性が高い。
4月6日の安値1.0760は76.4%戻しであり強いサポートとして意識されている。
もしこのレベルを割り込むようなら今年最安値となる1.0635まで目立ったサポートは見当たらない。

今週のユーロドル予想レンジ:1.0920~1.0760(76.4%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[豪ドル米ドル]リスクオンによる豪ドル買い

(豪ドル米ドル日足)


先週発表された豪州雇用統計は予想よりも好結果となったが豪ドルの売りは止まらず0.6269まで下落。ドル買いの動きが豪ドルを押し下げた格好となった。しかし、その後リスクオフのドル買いの巻き戻しによるドル売りが強まり豪ドルは上昇に転じた。
中国貿易収支やGDPが予想以上に悪化したものの、豪州経済は比較的好調な動きがみられる。
0.6ドルで下げ止まり、先週は0.62ミドルで反発するなど底値が切り上がっている。
欧米の経済活動が再開される見通しとなっており、目先リスクオンの米ドル買い豪ドル売りの流れが強まりそうだ。
今週はドル売り継続の中でボリンジャーバンドの上限が位置する0.65付近を上抜き、下落が始まる前の3月9日に付けた高値0.66ミドル付近を試す展開を予想する。
このレベルはフィボナッチ76.4%戻しでもあり意識される。

今週の豪ドルドル予想レンジ:0.6650(76.4%)~0.6300

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[全般]有事のドル高修正の動き

トランプ大統領が段階的な経済再開を打ち出すと発表したことで市場に安心感が広がり株式市場は堅調に推移。また、週末にはバイオの治療薬が新型コロナウイルス患者の治療で効果が見られたことも株価を押し上げた。週末にはFRBが国債購入を減額するなどリスク回避のドル買いが一服するとその修正の動きが入りドル売りが強まった。
今週も過度な感染拡大への懸念が後退しドル高修正の動きを中心とした相場展開が予想される。
週末の東京市場ではトランプ大統領が新型コロナウイルスの感染者が少ない地域から経済活動の再開を認める指針を示したことで日経平均株価は上昇。リスクオンの円安が進みドル円クロス円ともに上昇。しかし、前日の高値を抜けることなく押し戻された。
この日発表された中国の1-3月期GDPが-9.8%と統計開始以降初のマイナスとなったが相場への影響は限られた。
アジア株全般の堅調な地合いを引き継ぎ欧州市場でも各国株式市場が上昇。米国の経済活動再開への期待感が広がる中で市場には安心感が戻り始めた。
一方、OPECプラスで減産額が期待を下回ったことから欧州市場にかけて原油価格が一段と低下したことでドル買いが先行。株価上昇にもかかわらずユーロやポンド売りが先行した。
しかし、前日にバイオ大手のギリアド・サイエンシズの治療薬が新型コロナ患者の治療で効果が見られたことなどもあり市場に安心感を与えた。
ウイルス感染拡大による過度なリスクオフのドル買いの動きが徐々に後退。ドルはユーロやポンドに対して反落するとドル円も107円前半まで下落した。
アジアや欧州の流れを継いでNY株式市場が大きく上昇してスタート。
原油価格が一層下落したこともありドルは上昇して始まったもののFRBが来週から国債買い入れを減額すると発表。ドルの過度な需要が収まったことを示すものでありドルは全般に上値が抑えられて引けている。
今週は特に注目材料はないものの、市場が全般に落ち着きを取り戻し始めておりこれまでのような乱高下は収束。
経済活動が徐々に再開し始めるなかでリスクオフのドル買いは後退しドル安の流れは継続。
また、これまでのFRBの大胆な緩和政策によるドル売りや将来的な財政悪化などを先取りする形でドル売りが先行しやすい状況が予想される。
一方、株式市場の堅調な地合いが継続する中で同時に円安も進行しやすいものの、ドル売りの勢いの方が優勢とみている。
結果としてクロス円全般に下値を試す展開が予想される。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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