ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2020-04

[米ドル円]リスクオンでも円高ドル高

(米ドル円4時間足)


原油価格が1バレル13ドル台に回復したことで市場リスクは一先ず後退。
昨日の欧米市場では安心感が広がり各国株式市場は軒並み反発。NY株式市場も大きく上昇したことで米国債が売られ金利が上昇。昨日は金利と米ドルの連動性が復活しドル高の動きが強まった。しかし、同時にクロス円も下落すると円買いが進みドル円は結局ドル高円高の綱引き状態となり107円台での小幅な動きで推移。
107円93銭を付けた後は107円70銭まで下落するなど動きの取れない状況となっている。
今日もこの動きは継続するとみるが市場が落ち着きを取り戻し時間の経過により徐々にリスクオンの円安に反応しやすくなる。
クロス円の買い戻しが入るようならドル円は108円台を回復するのは時間の問題とみるが、ウイルス感染への懸念も燻る中で上値も限定的。

ドル円予想レンジ:108円15銭(50%)~107円50銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]EU首脳会議

(ユーロ米ドル日足)

EUR_USD_20200423_hiashi.jpg

前日にイタリアのコンテ首相は来月4日から都市封鎖を段階的に解除する方針を示したことでユーロの下支えとなった。しかし、昨日は再び新型ウイルスによる死者が増加するなど不安は依然として継続。ユーロは終始下落が続きNY時間には1.08近くまで下落。ほぼ安値圏での引けとなった。
本日開かれるEU首脳会議ではユーロ共同債(コロナ債)の発行に向け進展がみられるようならユーロの買い戻しが一気に入る可能性が高い。しかし、欧州での財政負担が拡大する中でコロナ債発行は難航しそうだ。
もし、発行が決まったとしても今後のユーロ運営の足枷となりかねない。いずれにしてもユーロ売り圧力は残る。
一先ず上昇が始まる4月6日に付けた安値1.0770付近を試す展開が予想される。このレベルはフィボナッチ76.4%戻しでもあり意識される。

ユーロドル予想レンジ:1.0870~1.0770(76.4%、4月6日安値)

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[トルコリラ円]TCMB1%の利下げ実施

(トルコリラ円日足)


昨日の欧州時間に実施されたトルコ中銀TCMBの政策会合では現行の政策金利9.75%を8.75%に引き下げることを決定。市場は0.5%の利下げを予想していたことからトルコリラ円は15円43銭から一気に15円38銭まで下落した。しかし、利下げ自体はほぼ織り込み済みでその後は上昇前のレベルを上回る15円44銭まで買い戻された。
今回は新型コロナウイルスによる経済への影響を緩和するためのものだが、トルコはこの1年弱で8回目の利下げとなる。
実質金利から見るとトルコリラの金利は最低レベルであり、今後もリラの下落は止まる気配は見られない。
新型コロナ感染拡大による世界経済の低迷により、市場はリスクの高い通貨中心に売りが強まっているだけにリラは一段の下値を探る展開が予想される。

トルコリラ円予想レンジ:15円46銭~15円05銭(BB下限)

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[全般]原油価格上昇でリスクオン

原油価格が落ち着きを取り戻してきたことで株や債券、そしてゴールドなど市場全体が正常な動きに戻り始めている。
昨日の東京市場では前日のNY株式市場の続落で日経平均株価も大幅安で始まるとドル円も107円ミドル付近まで下落。
しかし、欧州市場にむけて原油価格が落ち着きを取り戻すと前日売られ過ぎた資源国通貨であるカナダドルや豪ドルなどの買い戻しの動きが入り上昇。
欧州株式市場も反発して始まるとユーロやポンドも底堅い動きで推移。ドル円もじりじりと値を戻した。
また、この日はトルコ中銀が政策会合を開き政策金利を現行の9.75%から8.75%へ1%の利下げを実施。市場は0.5%の利下げを予想していたことからトルコリラは発表後急落。しかし、利下げによるトルコ経済への期待が高まると買い戻しが入るなど往って来いとなった。
NY株式市場は三指数ともに大きく反発してスタート。
トランプ政権による4840億ドルの追加支援対策への期待や原油先物が落ち着きを取り戻したことを好感。
安全資産の米国債が売られ金利が上昇するとドル全般に買いが強まりユーロやポンドが下落。ドル円は107円93銭まで上昇。しかし、クロス円全般に売りが強まったことで円買いの動きがドル円の上値を抑えた。
一時マイナス40ドル近く下落した原油価格も昨日は13ドル台に回復。
OPECプラスが非公式ながらテレビ会合を開催したことで追加減産の思惑が原油価格を押し上げた。また、ムニューシン財務長官が「トランプ政権が米石油企業に対してこれまでの追加支援とは別の支援策を検討している」「原油価格は8月には1バレル30ドルに達するだろう」と発言したことも原油価格の下支えとなった。
原油価格は新型コロナウイルス感染による経済の落ち込みから需要は当面望めず今後も上値の重い展開が続くと思われる。
オイルマネーも当面慎重な動きが続くと思われるが、少なくとも原油が落ち着いている間は株式市場からの流出は抑えられそうだ。
昨日のゴールド価格も50.5ドル反発するなど株式市場の上昇も含めリスクオンの動きが戻り始めている。ただ、リスクオンによる円安の動きが昨日は見られないなど、依然として株、債券、円、ドルの連動性が完全に回復していない。
不安が燻る中で各市場がまちまちの動きを示す間は安全な基軸通貨である米ドルが買われやすい状況は続く。

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