ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2020-05

[トルコリラ円]通貨スワップ協定でリラ買い

(トルコリラ円日足)


昨日の欧州時間にトルコリラは15円60銭付近から一気に上昇に転じた。
「日英中銀との100億ドルのスワップ協定締結が近づいている」との一部報道でトルコリラ買いに安心感が広がったためだ。
しかし、実際にスワップ協定が締結されるかどうか市場は懐疑的であり、リラの上昇は一時的なショートカバーで終了する可能性が高いとみている。
ただ、市場全体にリスクオンの動きが高まる中で勢いがつけば一段の上値を試す展開も予想される。
フィボナッチ38.2%戻しでボリンジャーバンドの上限の位置する15円70銭を上抜いたことで次の上値目途としては半値戻しとなる16円03銭付近。勢いがあれば61.8%戻しとなる16円40銭付近も視野に入る。
しかし、政治不安などからリラ円の上値は限定的とみており、最終的に戻り売りを狙っていきたい。

トルコリラ円予想レンジ:16円03銭(50%)~15円60銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[全般]円全面安

日銀が今週末に臨時の金融政策決定会合を開くとの報道で円が主要通貨に対して売りが強まった。前日には独仏の5000億ユーロの復興基金創設を共同提案したことや、パウエルFRB議長がゼロ金利を維持し、長期緩和政策維持の姿勢を示した。また、ワクチン開発の進展期待などからリスクオンの円売りが強まりクロス円が全面高となっている。
昨日の東京市場で米株式市場がワクチン開発進展期待から三日続騰したことを受け堅調な地合いで推移。ドル円も107円前半で底堅い動きが続いた。
15時にはポンドや豪ドルなどの通貨が一気に上昇するなどオプション絡みと思われる纏まった買いが散見された。
その後日銀が22日に臨時の金融政策決定会合を開くとの報道を受け円売りが強まりドル円クロス円ともに上昇。中小企業支援の新制度を決定する見通しで日経株価押し上げ要因となり円売りに安心感を与えた。
欧州市場では前日に引き続き独仏がEU加盟国の経済再建のため5000億ユーロの復興基金設立を提案したことを受けユーロ買いが先行。
ユーロ円を中心としたクロス円の買いが継続しドル円を押し上げた。
NY市場でドル円は一時108円08銭まで上昇したもののその後NYダウが下落してスタートしたことで利食い売りなども入り下落に転じた。
NY株式市場は結果的に三指数ともにマイナスで引けたものの、3日続騰した反動という見方が多くリスクオンの動きは今日も継続するとみている。
日銀の臨時会合は本来それ程市場にインパクトを与えるものではないが、それだけ市場はリスクオンに動きたがっているということだろう。
一方、米中対立の動きが激しさを増しており、経済再開期待も二次感染拡大への懸念も燻る中でリスクオンの動きは一時的なものになりかねない。
節目では利食い売りを出しておきたい。

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[米ドル円]円安がドル安を上回る

(米ドル円日足)


ワクチン開発進展期待からリスクオンの円安と同時にドル安が強まりクロス円が全面高。
NY株式市場が三指数ともに大幅高の中で米長期金利も上昇。ドル安の動きが抑えられたことで円安の勢いが増しドル円は107円50銭まで上昇。その後ユーロが上昇幅を拡大するとドル売りが強まり107円20銭まで押し戻されたもののその後は再び上昇に転じた。
市場にはワクチンが実際に実用化されるかどうか見極めるまではいつ何時振り落とされるか分からないという恐怖も燻る。
その中でドル円は昨日高値を再度試しに行くとみている。
上値目途はフィボナッチ50%戻しであり、5月12日に付けた高値107円76銭付近が意識される。勢いがあればボリンジャーバンドの上限であり61.8%戻しとなる108円10銭付近も視野に入る。

ドル円予想レンジ:107円75銭(50%)~107円00銭

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[ユーロ米ドル]独仏の基金設立で安心感

(ユーロ米ドル日足)


週明け東京市場からユーロは1.0820付近でのもみ合いから欧州市場で1.08を一時片足割り込んだ。しかし1.08付近は4月から何度か下値を試したものの跳ね返された底堅いレベルとして意識された。
NY市場が始まったところで米医薬企業モデルナが新型コロナのワクチン開発で進展が見られたとの報道で一気にリスクオンの動きが高まりドルが下落。ユーロは1.0860付近まで上昇した。
その後ドイツとフランスがEU加盟国の経済再建のため5000億ユーロの基金設立を提案すると報じられるとユーロは上昇幅を拡大。1.0927までほとんど押し目のないまま上昇。ユーロの目先ショートポジションが炙り出された格好となった。
ほぼ高値圏で引けていることからまだショートの買いが残っているとみてよいだろう。
しかし、1.1ドルの上値を抜けない限りユーロの下落トレンドは継続となり、買いが一巡すれば再び1.08ドル割れを試す展開を予想する。

ユーロドル予想レンジ:1.0960(76.4%、BB上限)~1.0860

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[豪ドル円]中国の報復

(豪ドル円日足)


東京市場で豪ドル円は69円を挟んでのもみ合いが続いた。
先週中国は豪州に対して食肉輸出禁止措置を打ち出し、昨日は豪産大麦に対して追加課税をかけると発表。豪州が中国ファーウェイのを参入を禁じたことや、コロナ発生源の調査を求めていたことに対する報復措置とみられる。
一旦は上値が抑えられたものの原油価格先物が上昇し、アジアや欧州全体の株価が堅調な地合いの中でリスクオンの円安が進み豪ドル円は上昇。
NY時間に新型コロナウイルスワクチン開発の進展報道で更にリスクオンの動きが強まるとこの日の高値となる70円07銭まで上昇。しかし、このレベルはフィボナッチ61.8%戻しでもあり上値が抑えられた。
リスクオンの動きは継続するとみるが、一方で豪州に対する中国の報復圧力が増す中で上値も抑えられる。
目先ボリンジャーバンドの上限である70円50銭付近では売りを出していきたい。

豪ドル円予想レンジ:70円50銭(BB上限)~69円50銭

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[全般]ワクチン開発進展期待でリスクオン

米国医薬ベンチャー企業が新型ウイルスワクチン開発で進展があったとの報道でNY株式市場が大幅高となりリスクオンの円安と同時にドル安の動きが強まりクロス円が全面高。特にユーロの上昇が際立った。

週明け東京市場では先週末の米小売売上高などの経済指標が悪化したことや、米中対立激化への懸念などもあり一時日経平均株価は2万円を下回った。ドル円も107円前半での上値の重い展開で始まったもののその後は堅調な地合いで推移。
日本も含めウイルス感染者が減少する中で経済活動再開の動きへの期待感が相場を押し上げ株価は上昇、ドル円も107円付近で下げ止まった。
欧州市場では原油先物価格やNYダウ先物が堅調な地合いで始まると資源国通貨の豪ドルやカナダドルなどのクロス円の買いが散見。ドル円も攣られて底堅い動きとなった。
NY時間の早朝には米医薬ベンチャーのモデルナが新型コロナ向けワクチンの臨床試験で投与した患者全員抗体が確認されたと発表。この報道を受けNYダウは700ドル近い上昇で始まるとリスクオンの動きが一気に強まり円売りと同時にドル売りが活発となりクロス円が全面高。ドル円も107円ミドル付近まで押し上げられた。
その後独仏がEU加盟国の経済再建のため5000億ユーロの基金設立を提案するとの報道でユーロが上昇幅を拡大。ユーロ円は117円前半まで上昇するとクロス円全体も引き上げられた。
米中対立懸念やウイルス第2次感染への警戒感が燻る中で、ワクチンが開発されるとの報道はそれら悪材料を駆逐。戦後最悪の状況からの脱出への明かりが見え始めたことへの期待感は相場の最大の好材料となる。
しかし、このようなワクチンへの期待は過去にも何度かあり、結局実際にどこまでの効果があるかは今後の経過をみないと分からないという不安も残る。
株式市場ははしゃぎ過ぎといった観もありいつ失速するか分からない状況ではあるが、本日もリスクオンによるドル円クロス円の上昇は継続。一段の上値を探る展開が予想される。

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[米ドル円]1円から2円のレンジ幅

(米ドル円日足)


リスクオフやオンの時にドルと円は同じ方向に動き出すことからどちらにしてもドル円は狭いレンジに押し込められてしまう。
先週は前週末の米雇用統計の結果を受けドル円は週初106円58銭の安値から始まり高値となる107円76銭まで上昇。しかし、その後トランプ大統領がマイナス金利要求発言や中国への圧力を強めたことから反落。
パウエルFRB議長はマイナス金利の可能性を否定したものの景気悪化への懸念から株安円高が進みドル円は106円75銭の安値を付けた。
その後トランプ大統領のドル高容認発言などから107円43銭まで上昇したものの上値も限定的となった。
今週も米中対立によるリスクオフの動きから円高が進む可能性もあるが、原油価格や米長期金利の上昇などからドルの下げも限定的。
先週は1円と狭いレンジ内での動きとなったが今週は先週の安値106円75銭近辺を下抜けすればボリンジャーバンドの下限付近。
106円後半で底値を固めるようなら先週高値の107円76銭からボリンジャーバンドの上限付近の108円を試すといった2円レンジ幅の展開を予想する。

今週のドル円予想レンジ:108円00銭(BB上限)~106円00銭(BB下限)

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[ポンド米ドル]ダブルトップ形成

(ポンド米ドル日足)


テクニカル的にもファンダメンタルズ的にもポンド売りを止められなかった。
先週行われた英国とEUとのFTA交渉は平行線が続きなんの進展も見られずに終了した。
フロスト英EU交渉特使は「ブレグジット交渉の進展は殆どなかった」と発言。
バルニエEU首席交渉官も「6月30日の法定期間延長は受け入れられない」と発言したことからポンドは下落幅を拡大。先週のポンドは連日陰線が続き1.2124の安値で引けている。
トランプ大統領によるドル高容認発言もありポンドは更に下落を加速させた。
1.26ミドルのダブルトップのネックラインとなる1.2250を割り込み、ボリンジャーバンドの下限でバンドウォークが続いており今週も継続するとみるが新型コロナ騒動で欧州も英国双方が最終的に妥協に向かって動き出す可能性が高いとみている。
半値戻しとなる1.2030付近は過去にも下げ止まりを見せていることから買いを入れてみたい。

今週のポンドドル予想レンジ:1.2250~1.2020(50%)

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[南アフリカランド円]SARB会合で追加利下げ期待

(南アフリカランド円日足)


新型コロナ感染拡大によるリスクオフの影響でリスクの高い商品や通貨が売られる中でランドも狙い撃ちされた。原油価格が暴落し投機マネーが市場から逃避したことも大きな要因となった。
その原油価格は一先ず混乱が過ぎ安定した動きが続くなかで過度なリスク回避の動きは後退している。
ただ、まだ本格的な投資意欲が高まるのは新型コロナ感染への脅威が収まるまでは難しい。
今週は南ア中銀SARBの政策会合が開かれ、市場は追加利下げへの期待が高まる。
前回の会合では1%の緊急利下げを実施しランド円は史上最安値に迫る5.62まで下落が続いた。その後市場が落ち着きを取り戻す中で下げ止まった。
ただ、政府や中銀は低成長を予測する中で今回の会合では史上最低となる3.75%まで0.5%引き下げると予想される。
ただ、市場は大分織り込んできたことで発表後の下げ幅が限られるとみている。
長期保有としてのランド買いを出すチャンスとみている。

今週の南アランド円予想レンジ:5.90円(61.8%)~5.60円(BB下限)

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[全般]米中対立激化とトランプ、ドル高容認発言

先週はパウエルFRB議長がマイナス金利政策に消極的な姿勢を示したものの新型コロナ感染拡大で長期の経済打撃への懸念を示したことで株価が下落。リスクオフの動きが強まった。
また、トランプ大統領は中国に対しワクチンのスパイ行為や新型コロナウイルス発症起源の調査に関しても中国を非難。対中制裁を強化する一方で中国も報復措置を講じるなど米中対立激化への懸念が広がった。
一方で、トランプ大統領は「米国は強いドルを持っている。今はドル高がいい」などドル高を容認する発言からドル円は下げ止まり上昇に転じる場面もみられた。
週末には米小売売上が統計開始以来最大の落ち込みとなりドル売りが強まったが、NY連銀製造業景況指数や5月ミシガン大学消費者態度指数・速報値は予想を上回る結果となったことからドルは反発。ドルは全般に買い戻しが入りドル円も107円台で引けている。
新型コロナウイルス感染による外出禁止規制も緩和され、経済活動再開に向けた動きが始まったことで市場の過度で悲観的なセンチメントは後退。
原油価格も落ち着きを取り戻し週末には30ドル近くまで持ち直している。株価も日々乱高下はあるもののパニック的な動きは見られない中でリスクオンの動きも見られるようになった。
しかし、米中対立は激化する一方で今週も米中双方の駆け引きが更に活発になるなかリスクオフの動きが高まる。
トランプ大統領のドル高容認発言は米中対立によるドル安の動きを回避するための布石とも取れ、ドルの下値は限られるとみる。
今週はパウエルFRB議長の議会証言が行われ、その中でマイナス金利の可能性が示されるようならドル売りに反応する場面もありそうだ。ただ、それは同時に株高を促すものでドル安・円安の綱引きが強まりドル円は依然として狭いレンジ内での動きが予想される。
今週はドル円よりもポンドやユーロの動きに注目が集まりそうだ。
先週は英国と欧州とのFTA交渉に進展が見られなかったことでポンドが下落幅を拡大。
一方、ドイツ憲法裁判所がECBの量的緩和の一部を違憲とした動きや、イタリア債務問題などを抱えるユーロも売り圧力が燻る。
米中対立激化やFRBのマイナス金利の可能性などが高まればドル売り材料。
一方で、英国や欧州問題が高まればドル高材料となり、今週は方向性の定まらないどちら付かずとなり、最後は往って来いになるとみている。

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[米ドル円]ドル高容認発言で一段の上昇

(米ドル円日足)


パウエルFRB議長が景気に強い警戒感を示したことでドル円は106円75銭まで下落。昨日も東京時間では106円78銭まで下落するなど上値の重い展開が続いた。しかし、欧州時間にトランプ大統領が「今は強いドルがよい」と発言したことで一転。ドルが全面高となりドル円も上昇したが前日のNY高値107円15銭で上値が抑えられた。
NY株式市場が下落して始まると106円台に押し戻されたものの、その後株価が上昇に転じるとリスクオンの動きが強まりドル円も反発。
107円15銭を上抜き107円36銭まで上昇し高値圏で引けている。
引け際にはクロス円の買いも加わるなど円安がドル円を下支えする格好となった。
米金利のマイナス期待や米中対立といったドル円にとってはアゲインストの材料がある一方でトランプ大統領のドル高容認発言が綱引き状態となっている。
目先は週末ということもあるが、107円15銭を上抜いたことでドル高の流れが続くとみている。

ドル円予想レンジ:107円70銭(50%)~106円90銭

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[ユーロ円]下げ止まりから反発も

(ユーロ円日足)


東京市場でユーロ円は上値の重い展開で始まった。前日のNY株式市場が下落した流れを受け日経平均株価が下落したことからリスクオフの円高が進んだためだ。
その後トランプ大統領のドル高容認発言があったもののドル全面高となったことからユーロ円への影響は見られなかった。
NY市場ではNY株価が下落したことで115円33銭まで下落したものの115円付近には買いが見られ下げ止まった。
その後株価が反発したことでリスクオンの円安が進みユーロ円は引けにかけて115円93銭の高値を付けそのまま引けている。
原油価格も大きく反発するなどリスクオンの流れが今日も継続するとみている。
ただ、長期の下降トレンドは継続しており短期では買いを入れるが、最終的に戻り売りスタンスで臨みたい。

ユーロ円予想レンジ:116円50銭(61.8%)~115円50銭

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[豪ドル円]米中対立で上値抑えられる

(豪ドル円2時間足)


東京市場の豪ドル円は上値の重い展開で始まった。
株式市場が軟調な地合いを引きつぎ円買いが強まると同時にこの日発表された豪州新規失業者数が予想を上回ると豪ドル円は急落。69円10銭から68円61銭まで下落した。
その後も上値の重い展開が続いたがNY市場で反発。
NY株式市場が上昇に転じたことでリスクオンの円安が進んだ。また、原油価格も上昇したことで資源国通貨の豪ドルに買いが集まった。
米国は中国株投資を停止することを決定したことで中国経済にとってはネガティブ材料となる。
短期的に豪ドル買いが続く可能性はあるが最終的に上値の重い展開が続くとみている。
戻り売りスタンスで臨む。
上値目途としては69円50銭から70銭付近。69円75銭を上抜くようなら70円台までの上昇も頭に入れておきたい。

豪ドル円予想レンジ:69円70銭~68円60銭(61.8%)

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[全般]ドル高容認発言と米中対立

トランプ大統領が強いドルを容認するとの発言によりドルがほぼ全面高。中国に対してもスパイ行為や新型コロナウイルス感染発症などを背景に強硬姿勢を示すなど米中対立激化への懸念も高まり株式市場は下落して始まった。しかし、最終的にプラスに転じるなどリスクオンの動きが優勢となりドル高円安の動きが強まった。
東京市場では前日にパウエルFRB議長がマイナス金利に否定的な発言をしたことで株価が下落した流れを継いで日経平均株価も下落。リスクオフの円買いが強まりドル円クロス円ともに上値の重い展開で始まった。
欧州市場でもドル全般に上値の重い展開が続いたもののその後ドルは全面高に転じた。
トランプ大統領の「米国は強いドルを持っている。今はドル高がよい」との発言を受けたものだ。一方、中国に対しては「習近平とは今は話したくない」「中国と完全に断行した場合には何が起きるか思案」「米国で上場している中国企業を非常に厳しく注視している」などと発言。ドル上昇後は利食い売りなども入り上値も限られた。
NY市場ではNYダウが前日に引き続き大きく下落して始まるとドルは反落。リスクオフの円買いも強まり107円台を回復していたドル円は再び106円台に押し戻された。
しかし、その後は下落が続いた反動もありNY株式市場は三指数ともに上昇に転じるとドル円も107円38銭まで上昇。市場は楽観的なムードが広がりリスクオンからクロス円にも買いが入るなど円安ドル高の動きが強まった。
トランプ大統領は敢えてドル高を容認することで米国の強さを世界にアピール。トランプ大統領は中国と全面解決まで覚悟しているような言動を高め、同時にFRBにマイナス金利を求めるなどドル安要因を抑える目的で発言した観もある。
トランプ大統領の行動には不信感は残るものの目先ドル安の歯止めはかかったことで短期的に上値を試す展開が続くとみる。

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[米ドル円]パウエル発言で買い戻し

(米ドル円4時間足)


パウエルFRB議長の発言を控えドルは全面安となりドル円は107円を割り込んだ。
前日にトランプ大統領がマイナス金利を催促したことから市場はドル売りに傾いた。
パウエル議長の最初の発言は景気に対する悲観的なものであったことからドル円はこの日の安値となる106円75銭まで売り込まれた。
その後マイナス金利は現時点で検討対象ではないと発言したことからドルは一斉に買い戻しが入り上昇。ドル円は107円15銭まで反発。しかし、NY株式市場は三指数ともに大きく下げたことで円買いの動きが強まり106円90銭まで押し戻されたものの引けは107円台を維持。結局往って来いとなった。
株価がここまで下落し米長期金利が低下したもののドル円は107円付近で下げ止まったことから下値の堅さが改めて確認された。
一方、ドルを積極的に買いに行くには米中対立やウイルスの第2次感染といった不透明な動きが上値を抑える。
東京市場では株価下落が継続する中でドル円は上値が抑えられそうだが米株式市場がそろそろ反発する頃だけに、下値堅めから108円に向かった動きを予想する。

ドル円予想レンジ:107円70銭(50%)~106円90銭

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[ポンド米ドル]英GDPと米金利

(ポンド米ドル日足)


昨日のロンドン時間早朝に発表された英3月GDPは-5.8%と予想の-8.0%を上回った。また、1-3月期GDP速報値も予想ほど悪化していなかったことからポンド買いで反応。
欧州市場では原油先物価格が上昇したことからポンド買いが更に強まり1.2339まで上昇した。
その後パウエルFRB議長がマイナス金利に否定的な発言をしたことでポンドは急落。
また、新型ウイルスが経済に及ぼす悪影響が改めて意識されたことでFTが下落幅を拡大するとポンドもこの日の安値となる1.2210まで下落。そのまま安値圏で引けている。
1.26ミドルでダブルトップを形成し、そのネックラインがこの1.22付近ということから下げ止まった。
目先はポンド売りの勢いが残る中で短期的に1.22ドル割れを試す展開が予想されるが、最終的に買い戻しが入るとみている。

ポンドドル予想レンジ:1.2340~1.2170(38.2%)

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[NZドル円]RBNZ追加緩和でNZドル下落

(NZドル円日足)


昨日の東京時間に開かれたRBNZ政策会合では政策金利0.25%は予想通り据え置かれたものの量的緩和規模を600億NZドル拡大を決定。予想外の決定だったことからNZドルは急落。65円30銭付近から64円ミドルに下落。声明では「金融緩和は当面維持」「必要に応じて追加の金融政策手段を使用する用意がある」「将来的にマイナス金利も選択肢の一つ」など、今後も更なる緩和の可能性が示唆されたことでNZドル円は下落幅を拡大。
NY市場では株式市場が下落したこともありリスクオフの円買いが進みNZドル円は64円を割り込み、この日の安値となる63円98銭まで下落。
64円台前半で引けている。
流動性が低い通貨だけに一方向に傾きやすいこともあり過度に売られた観もある。
目先はまだ売りの勢いは残るものの63円台後半はレンジ相場の下限として意識されるだけに、そろそろ押し目買いのチャンスとみる。

NZドル円予想レンジ:64円70銭(38.2%)~63円70銭(BB下限)

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[全般]パウエル発言で株安ドル高

パウエルFRB議長の講演を控えドル売りが強まったが、長期の経済打撃への懸念が指摘されたもののマイナス金利に否定的な発言をしたことでドルは反発。株価は三指数ともに下落して引けている。
東京市場では米中関係の悪化や一部の国でウイルスの第2次感染が見られたことなどからドル円は上値が抑えられた。また、この日はNY時間にパウエルFRB議長の講演を控え慎重な動きが漂った。
欧州市場では前日にトランプ大統領がツイッターで「他国がマイナス金利の恩恵を受けている限り米国にも必要」とつぶやいたことからパウエルFRB議長もマイナス金利の可能性を示すのではといった見方もありドル売りが先行。
欧州各国の株価が下落する中でユーロやポンドが上昇幅を拡大させたことでドル売りが強まった。
NY市場が始まったところで発表された米4月PPIが-1.3%と予想の-0.5%を下回ったこともドルの下押し圧力となった。
注目のパウエルFRB議長は最初に「新型コロナ感染拡大で長期の経済打撃への懸念が高まった」「見通しは極めて不透明」「景気悪化の長期化回避のための追加政策が必要となる可能性」などと悲観的な発言で始まるとドル売りで反応。ドル円は106円75銭まで売り込まれた。その後「マイナス金利は現時点で検討対象ではない」と発言すると一転。ドルは全面的に買い戻しが入るとドル円は107円台を回復。ユーロやポンドは軒並み下落に転じた。
NY株式市場はマイナス金利への期待が後退したことや米経済指標の悪化を背景に三指数ともに続落。米中対立懸念なども重なりリスク回避のドル買いと同時に円買いの綱引きからドル円は107円を挟んでのもみ合いとなった。
市場は新型ウイルス感染の収束に向けた動きから経済活動への期待もあるが、一方で2次感染により再度経済が落ち込むリスクも抱える。
米中関係の悪化がどこまで拡大するかも不透明な中でポジションを一方向に傾けにくくなっている。
その中でも短期的に材料があれば一時的にポジションを膨らませるが、すぐに巻き戻すことから相場は往って来いになりやすい。
短期取引に徹して乗り遅れた列車を後追いするのは避けておきたい。

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[米ドル円]レンジの上限探る展開

(米ドル円時間足)



ドル円は107円70銭付近の高値で始まりその後は終日下落が続いた。
前日は米国債入札を控え米金利が上昇したことでドル買いが強まったが、この日は反対に金利低下によるドル売りに転じた。世界的な同時緩和政策の中で金利差による為替への影響は限定されていたがここにきて反応し始めている。
それは市場が徐々に落ち着きを取り戻したということが背景にある。
しかし、新型ウイルス感染による影響が消えたわけではない。
第二次感染拡大への警戒感と同時に経済活動再開に向けた期待感が入り混じる中で今の相場はセンチメント次第でどちらにも傾きやすい。
今日は昨日のNY市場の引け際に株価の下落幅が拡大したことで東京市場でドル円はやや上値の重い展開で始まる可能性が高い。
今日はパウエルFRB議長の講演がありマイナス金利に否定的な意見が出ると思われ、そうなればドル買いに反応しやすい。
短期的に見るとまだ上昇トレンドは継続しておりドル円のレンジの上限となる108円を再度試す展開を予想する。
押し目買いスタンスで臨みたい。

ドル円予想レンジ:107円60銭~106円90銭(50%)

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[豪ドル円]中国との軋轢

(豪ドル円日足)



昨日の東京時間に中国が豪州食肉工場からの輸入禁止を課したとの報道で豪ドル円は69円前半に下落。豪州は中国に対してウイルス感染による訴訟問題などを抱えており、その報復かと思われた。しかし、その後バーミンガム豪貿易相が「中国と技術的な問題が発生」「コロナウイルスとは関係なく、輸出業者が解決するだろう」としたことで豪ドルの買い戻しが強まり豪ドル円は70円15銭まで上昇。
しかし、NY市場で株価が下落したことからリスクオフの円買いが進み69円25銭まで1円近く押し戻されて引けている。
短期的に72円前半を上抜け出来なかったことでダブルトップを形成。
下値を探る展開が予想されるが、68円を下回らない限り中期的な上昇トレンドは継続。

豪ドル円予想レンジ:70円00銭~68円80銭(BB中心、50%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[NZドル円]RBNZ会合で追加緩和期待

(NZドル円日足)



昨日の東京市場では朝方豪ドル円が下落した動きに攣られNZドルも65円まで下落してスタート。その後買い戻しの動きが強まりNY市場が始まる前に65円72銭まで上昇。
しかし、NY株式市場が下落したことでリスクオフの円買いが進み東京市場の安値と同レベルの65円まで下落し往って来い。
今日の東京時間にRBNZが政策会合を控えポジションの巻き戻しが入ったと思われる。
今回の会合では何らかの緩和政策を打ち出すと市場は期待しており、もし具体的な緩和策が打ち出されるようなら一時的にNZドル売りが強まるとみている。
しかし、既に大分織り込んでおり下げたところでは買い戻しが入るとみている。
3月後半からレンジ相場が続いており、レンジの下限は63円ミドルから63円となっている。
底値の堅さが確認されたところで買いを入れて行きたい。

NZドル円予想レンジ:65円70銭~64円70銭(38.2%)

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[全般]リスクと安心が交錯

米中対立激化やウイルスの2次感染懸念、そして米経済指標の悪化などで市場の不安感が広がり株安債券高(金利低下)などからドル安円高が進んだ。

昨日の東京市場でドル円は久しぶりに107円後半で始まったものの日経平均株価の下落などから徐々に売りが強まり107円前半まで押し戻された。
ドイツや中国、韓国などでウイルスの2次感染への警戒感が強まったことや、この日発表された中国PPIやCPIが予想を下回ったことがドルの上値を重くした。
また、ユーロドルの買い戻しが強まったこともドル売りを促した。
欧州市場ではドイツの長期金利上昇などもありユーロ買いドル売りの流れは継続。
ウイルスによる2次感染への警戒と同時に経済活動への期待が入り混じり不安定な相場展開が続く中で米CPIが発表された。
結果はほぼ予想通りではあったが下落率は11年ぶりの大きさであったことなどからドルの上値は抑えられた。
一方、NY株式市場は上昇してスタート。トランプ大統領が「他国がマイナス金利の恩恵を受けている限り米国にも必要」など、更なる緩和圧力をFRBにかけたことも株価を押し上げた。
また、この日行われた10年債入札が順調に消化され米長期金利が低下したこともドルの上値を抑えた。
結果的に金利低下によるドル売りと同時に株価下落による円買いが進みドル円は107円近くまで下落して引けている。
市場ではウイルス感染による過度で悲観的な見方は後退したものの、第2次感染や米中対立激化への懸念が燻る中で方向感の掴みにくい状況が続いている。
市場の安心材料としてはOPECが6月からも減産維持を発表したことで資源国通貨にとっては買い材料であり市場の投機マネーも動きやすくなる。
また、日本も含め外出規制の緩和などから経済活動再開に向けた動きやワクチン開発への期待感が高まる。
一方、規制を緩和したことで第二次感染が再び拡大するとの懸念や米中対立が激化し始めるなど悪材料などもあり一方向にポジションを傾けにくい。
しかし、最悪な状況は超えたとみられる中で今日はやや悪材料が先行しやすいものの一歩下がって二歩進むといった動きを予想する。

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[米ドル円]雲の上限で抑えられ

(米ドル円日足)



週明け東京市場でドル円は各国経済活動再開に向けて動き出したことを好感し一時107円台を付けるなど底堅い動きで始まった。
欧州市場で米長期金利が上昇するとドルが全面高となったことからドル円は107円台にしっかりと乗せてきた。
NY市場では株式市場がマイナスで始まったものの円安の流れに変化は見られず結局ドル円クロス円ともに高値圏で引けている。
リスクオンといってもいつ流れが急変するか分からないリスクを抱えながらの上昇であり、ポイントでは利食い売りを入れておきたい。
ドル円はボリンジャバーンドの上限となる107円80銭の手前の50%戻しとなる107円76銭付近で上値が抑えられた。
しかし、買いの勢いは依然として強く、107円台の底値の堅さが確認されるようなら再度上値を試す展開を予想する。

ドル円予想レンジ:108円10銭(61.8%)~107円10銭

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[ユーロ円/ユーロ米ドル]ドル円がユーロ円を押し上げ

(ユーロ円日足)


(ユーロ米ドル日足)

EUR_USD_20200512_hiashi.jpg



ユーロ自体は上値が重い中でドル円がユーロ円を押し上げた格好となった。
ユーロはドイツの憲法裁判所がECBの量的緩和の一部を違憲とした問題や、ドイツ内で感染者が再び拡大するなどユーロにとってはネガティブ材料が重なり上値が抑えられた。
更に、昨日は米長期金利が上昇したことでドル高ユーロ安となったがドル円はリスクオンの円安が進みドル高と相まって大きく上昇。
ユーロ円も東京市場から買いが強まりNY市場でこの日の高値となる116円51銭まで上昇。そのまま高値圏で引けたものの、そろそろ天井に近づいた可能性が高い。
116円ミドル付近はフィボナッチ61.8%戻しでもありボリンジャーバンドの中心線も位置するなど強いレジスタンスとして意識される。
このレベルを上抜けするにはドル円の一段の上昇が条件となる。
ユーロ自体は今の段階で買い材料が乏しく、押し上げるにはドル円頼みということになる。
もし、この116円ミドルを上抜けするようなら117円が次のレジスタンスとみるが、そこのレベル付近では売りに転じたい。

ユーロ円予想レンジ:117円00銭~115円70銭(38.2%)

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[豪ドル米ドル]米中対立激化と中国経済指標

(豪ドル米ドル日足)



米中貿易協議による対立の可能性が燻る中でトランプ大統領はワクチン開発に対し中国がスパイをしているとの発言。また、武漢でのウイルス研究所が発生源として中国を告発する動きもある中で豪ドルの上昇は目先一服感が出始めている。
週明けの東京市場で豪ドルドルは0.6561まで上昇。しかし4月30日に付けた高値の0.6570には届かずに失速。米ドル金利が上昇する中で豪ドルは下落幅を拡大しNY市場ではこの日の安値となる0.6457まで下落した。
目先ダブルトップを付けた可能性があり、0.65ドル台では売りが並ぶとみている。
今日は中国4月PPIやCPIが発表されるが前月から悪化していると予想される。
中国国内でのコロナウイルスの感染者が再び増加しているとの報道もあり、結果次第では豪ドル売りが強まる可能性もある。
ただ、豪ドル上昇の流れは継続しており最終的に押し目買いを入れておきたい。

豪ドルドル予想レンジ:0.6520~0.6420(BB中心、50%)

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[全般]恐々とリスクオン

各国が外出制限などの規制を緩和し経済活動再開に向けて動き出したことから市場は株高ドル高、そして円安が進んでいる。一方で中国や韓国、イランなどの国で感染者が再び増加するなど第二次感染拡大への警戒感も広がる中で恐々とリスクを取り始めているようにも見える。
昨日の週明け東京市場では前週末の米雇用統計の結果を受け株価が上昇した流れを継いで日経平均株価も上昇。英国も外出制限を11日から段階的に緩和するなど各国で感染拡大のピークアウトによる規制緩和が進んだことを好感。ドル円も片足107円台を付ける場面も見られた。
欧州市場では時間外の米長期金利が上昇するとユーロやポンドが対ドルで下落してスタート。ドル円は107円前半まで上昇するなどドル全面高。
NY市場では株式市場が三指数ともに下落して始まったことで一時的にドル売りが強まったものの米金利上昇の動きが継続するとドル高円安の動きが再び強まった。
結果的にドル高以上に円安の流れが優勢となりドル円クロス円ともに上昇して引けている。
しかし、中国や韓国、イランなどで規制緩和後に感染者が再び増えるなど第二次感染に対する警戒感も広がり始めている。
リスクを取り始めてはいるが株価や原油価格の下落がいつまた始まるかといった恐怖感もチラつく。
今の相場展開は先週の米雇用統計の結果を見ても分かるように、経済への過度な悪い見方の反動からのものであり、壊れやすい相場ともいえる。
ドル高の動きも短期的なものとみれば、そろそろガス抜きの調整が入る可能性が高い。

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[米ドル円]狭いレンジ内での動き継続

(米ドル円日足)


先週ドル円は連休最後の日に106円を片足割り込むなど安値付近で東京市場は始まった。
連休前のレベルは107円付近でもあり東京勢にとって106円付近は買いやすいレベルでもあり上昇してスタート。
週末には米雇用統計が予想ほど悪くなかったことから106円74銭の高値を付けそのまま高値圏で引けている。
新型コロナウイルス感染による警戒感は徐々に後退していることも円安の追い風となっている。一方、米中貿易交渉を巡り今週は米中対立が激化する可能性もあり一時的にリスク回避の円買いには注意したい。
ただ、同時にドル買いの動きも強まることからドル円の下値は限定的とみてよいだろう。
先週からの株高円安の流れを継いでドル円は週前半にどこまで上値を試すか注目。
しかし、値幅は依然として狭いレンジ内での動きが続くとみており、天井を見極めたところで売りに転じたい。

今週のドル円予想レンジ:107円60銭(38.2%、BB中心線)~105円20銭(61.8%)

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[ユーロ円]憲法問題と米金利動向

(ユーロ円日足)


先週はドイツの憲法裁判所がECBの量的緩和が違憲であると判断したことでユーロ売りを加速させた。しかし、連休明けの東京市場辺りからドル円の買いが強まるとユーロ円も反発。また、米金利が低下する中でユーロは対ドルでも買いが強まった。
週末には米雇用統計の結果が好感されリスクオンの円安が進みユーロ円は115円後半に押し戻されて引けてきた。
今週もユーロ円は底堅い動きで始まりそうだが、年初からのユーロ円の下落トレンドは継続しており、戻りは限定的とみる。
今週は再び憲法問題や新型ウイルス感染による影響などから最終的にユーロ売りが強まるとみている。
上値目途としては下落が続くボリンジャーバンドの中心線付近であり61.8%戻しとなる116円ミドル付近が意識される。

今週のユーロ円予想レンジ:116円50銭(61.8%)~112円50銭

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[豪ドル円]米中対立と中国経済

(豪ドル円日足)


70円付近で一旦は天井を付けたかと思われた豪ドル円だが67円ミドルで下げ止まり再び上昇に転じるなど底堅さが寧ろ確認された格好だ。
今週は原油高や各国経済活動再開に向けた動きを好感し再度高値70円を上抜き一段上のレベルを試す展開を予想する。
一方、米中対立が激化する懸念もあり一方向に上昇するのは難しいものの全般に過度なリスクオフの動きが後退。もし、米中協議で何らかの歩み寄りがあれば豪ドル買いに弾みが付きそうだ。
上値目途としては76.4%戻しの71円付近、或いはもみ合いが続いた72円から72円ミドル。

今週の豪ドル円予想レンジ:71円00銭(76.4%)~69円00銭

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[全般]過度な悲観論後退から米中協議へ

先週は各国の経済活動再開に向けた動きを好感し株式市場は週を通して世界同時株高となった。一方、欧州ではドイツの憲法裁判所がECBの量的緩和は違憲との判断を下したことや米中対立への懸念も燻る。ただ、週末に発表された米雇用統計の結果を受け市場は過度な警戒感は後退し楽観的なムードで引けている。

先週末に発表された米4月雇用統計は雇用者数が2050万人減と予想の2200万人減を下回った。また、失業率も14.7%と戦後最悪となったものの予想の16.0%は下回った。
これまでADP雇用や新規失業保険申請件数の結果を見ると米労働市場はかなり予想よりも悪いとの見方が広がっていただけに市場に安心感が広がった。
この結果を受けドルは全面高となりドル円も106円72銭まで上昇。NY株式市場も三指数ともに続伸したことからリスクオンの円安からクロス円もほぼ全面高となるなどドル安以上に円安の勢いが勝った。
結局連休中に下落したドル円クロス円は連休明けとともに反発して引けるなどポジションは巻き戻されて引けたとみることができる。
今週は各国の経済活動再開に向けた動きや、原油価格が回復し落ち着きを取り戻したことや先週末発表された米雇用統計が予想ほど悪くなかったことで市場の過度な警戒感が後退し全般にリスクオンの動きが強まり始めている。
一方米中対立への懸念が市場の不安を再び拡大させる可能性が出始めている。
先週末にムニューシン財務長官とライトハイザーUSTR代表が中国の劉副首相と電話会談を行い第一段階の合意履行を確認したとの報道を株式市場は好感。しかし、トランプ政権は中国に対してウイルス感染問題なども含め強硬姿勢を強めるなかで今週は改めて米中対立が高まる可能性がある。
市場の注目が一時的にウイルス懸念から米中対立に移るようなら再びドル円クロス円が押し戻されることになりかねない。
ただ、貿易問題は米中にとって早急に決着をつけるものではなく、一時的な円高で収まる可能性が高い。
先週はユーロが為替市場のけん引役となっており、今週もその流れが続くとみている。
ユーロの買い戻しが一巡し下落が強まるようならクロス円の下押し圧力となりドル円も上値が抑えられることになり注目したい。

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