ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2020-05

[米ドル円]連休中の円高リスク

(米ドル円日足)



先週末のドル円は前日に上昇した反動で107円45銭から106円60銭まで85銭近く下落。特に材料があったというわけではなく欧州がメーデーで祝日の薄商いのポジション調整とみてよいだろう。結局往って来いで終値である107円付近がドル円の居心地の良い場所とみられる。
今週は日本が大型連休ということからアノマリー的には円高が進みやすいという経験則からどこかで下値を探る動きがありそうだ。
材料としては株価が下落しリスクオフの円高が進む時と考えれば米中報復合戦や米雇用統計への思惑などが挙げられる。
下値目途としては先週の安値106円35銭付近か、フィボナッチ61.8%戻しの105円20銭。
もし、106円35銭付近で下げ止まるようならダブルボトムで底堅さが確認され108円付近を試す展開が予想される。

今週のドル円予想レンジ:108円00銭~105円20銭(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ円]最終的なユーロ下落継続

(ユーロ円日足)



先週行われたECB理事会ではパンデミック緊急プログラムPEPPの規模7500億ユーロの据え置きを決定。全般に追加緩和も含め予想通りの結果となったものの一方でFRBや日銀のように国債購入上限を撤廃しなかった。結果的にサプライズ的な内容とならずにユーロ円への影響は限定的となった。ところがその直後のロンドンフィキシングに向けたユーロ円の纏まった買いが入り一気に上昇に転じた。
これまで売られたユーロ円のポジションの買い戻しと見られその後も下押しが殆ど見られず高値圏で引けている。
今週メーデー明けとなる欧州勢は先週の流れを継いでユーロ買いで参入するとみている。
一方、今週5月6日までに欧州委員会が1兆ユーロ規模の景気対策緊急基金の財源の詳細案を提示する予定となっており、再び欧州内での混乱が高まる可能性が高い。
一旦高値を試した後に上値の重さが確認されたところで最終的に下落基調に戻るとみている。
上値目途としては半値戻しの118円前半か、或いは61.8%戻しの119円付近。勢いがなく117円60銭付近で足踏み状態となればそのまま下落に転じる可能性もある。
 
今週のユーロ円予想レンジ:119円00銭(61.8%)~116円00銭

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[豪ドル米ドル]往って来いで達成感

(豪ドル米ドル日足)



先週の豪ドルは0.6570まで上昇後下落に転じている。
0.66ドル付近は豪ドルが急落する直前のレベルでありほぼ買い戻しは一巡しており達成感が広がり始めた。
ただ、豪ドル上昇基調は依然として残っており、下押し後再び上値を試す展開を予想している。
下値目途としてはボリンジャーバンドの中心線が位置する0.63ドル付近。このレベルはフィボナッチ38.2%戻しでもあり意識される。
もし、直近の安値となる0.6250を下回るようなら本格的な下落とみて0.6ドル付近が次の下値目途となる。
上値は先週の高値0.6570からボリンジャーバンドの上限となる0.66ドル付近。このレベルを上抜けるようなら0.6750付近が次のターゲット。

今週の豪ドルドル予想レンジ:0.6600(BB上限)~0.6320(BB中心、38.2%)

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[全般]大型連休中の円の行方

先週は日銀、FRB,そしてECBの金融政策会合などのイベントを控え週初はドル安が先行。FRBは現状の大規模緩和政策継続姿勢を示し、日銀も国債購入の制限を撤廃するなど追加緩和を実施。しかし、それらは既に市場が織り込んでいたことで影響は限定的となった。一方、米国1-3月期GDPが予想以上に落ち込んだことや原油価格が反発したことからドル売りを加速させた。
ドル円は日本が祝日となる29日の薄商いの中で106円36銭まで下落。クロス円も資源国通貨以外全般に下落した。
しかし、その後ロンドンフィキシングにかけユーロで対ドル対円の纏まった買いが入り上昇すると一転。ドル円クロス円の買いが一気に強まりドル円は107円50銭まで上昇。円が全面安となった。しかし、週末にかけてドル円やクロス円が反落して引けている。
日本が本格的にゴールデンウィークに入ることやアジアや欧州各国がレイバー・デーで祝日となることからポジションの巻き戻しが入ったと考えられる。
今週は日本が大型連休中ということから過去の統計からみると円高に振れやすいというアノマリーがある。今回もどこかでドル円の売りを仕掛けてくる可能性も頭に入れておきたい。
ただ、これまでと今回はコロナ騒動中ということもありこれまでの統計は当てにならないとみている。
全体のポジションを見ると殆ど偏りが見られず、市場はその時のセンチメント次第でどちらにも振れやすい状況となっている。
先週末のNY市場ではクロス円中心の相場展開となった。
今週は米ISM非製造業、そして週末に米雇用統計が注目される。
ISM非製造業は先週のISM製造業の結果に素直に反応を示しているだけに今回の予想を上回るようなら円安に反応しそうだ。
問題は米雇用統計の結果だ。
既に新規失業保険申請件数の結果を見るとかなりの失業者数が増加していることは明らか。
今回の非農業部門雇用者数の予想は前回の-70万人から-2100万人に減少すると予想される。しかし、新規失業保険申請件数の状況を見るとこの数字には驚きがない。寧ろ予想通りであれば株式市場の上昇を促し円安が進む可能性が高い。
一方で、トランプ政権は新型コロナウイルス感染を巡り中国に対する報復措置を検討しているとの報道で米中対立が再燃すれば株価下落による円買いが、今後高まる可能性もある。
今週はゴールデンウィーク中のドル円の下落リスクは燻るものの、新型ウイルス感染が中心の相場展開であり短期的な相場展開を予想する。
短期中心の相場展開が継続するとみており往って来いになりやすく、どちらかに大きく動いた後は逆張りで臨む。

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