ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2020-05

[米ドル円]休み明け東京勢の動きに注目

(米ドル円日足)


昨日のアジア市場の早朝にドル円は106円ミドル付近の損切りを巻き込み106円20銭に下落して始まった。その後買い戻しが入ったものの106円44銭で上値が抑えられ再び下落。欧州勢がユーロ売りで参入するとクロス円の売りが強まりドル円も106円付近まで下落。
NY時間にトランプ大統領が中国は貿易協定を維持するか分からないと発言したことで更にリスクオフの円買いが進みドル円は一時106円を片足割り込んだ。
東京市場は今日からゴールデンウィーク明けとなるところが多く、休み前と比べ106円付近のドル円は買いやすいレベルではある。
ECBや米中対立といったリスクはあるものの、欧米ではウイルス感染拡大のピークアウトから経済活動再開の動きが始まっていることを好感。
東京勢の出方次第ではドル円は底打ちから上昇に転じる可能性が高い。
ただし、106円を明確に下回るようなら105円前半まで目立ったサポートはないことから、底値を確認するまでは買いを控えたい。

ドル円予想レンジ:106円50銭~105円20銭(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]違憲問題と経済活動再開

(ユーロ米ドル日足)

EUR_USD_20200507_hiashi.jpg

アジア市場でユーロは1.0840付近で落ち着いた動きが続いていた。
しかし、欧州時間の早朝に発表されたドイツの3月製造業新規受注が予想を大きく下回ったことでユーロ売りが再開。また、欧州委員会の最新経済予測で欧州各国のGDPや失業率見通しが軒並み悪化したことでユーロドルは1.0782まで売り込まれた。
その後1.08台まで買い戻されたものの最終的に1.07台後半で引けるなど上値の重い展開が続く。
ドイツ憲法裁判所によるECBの量的緩和の一部違憲との判断についてコンテイタリア首相は「ECBの独立性はEU条約の根幹である」「加盟国の裁判所はECBの権限に介入できない」と発言。
メルケル首相は「新型コロナ感染拡大の第一段階は過ぎた」としロックダウン措置を緩和する意向を示した。
一先ずこの材料によりユーロドルは三日続落となりそろそろ売りも一巡する頃とみている。下値目途としてはボリンジャーバンドの下限となる1.07ミドル付近。

ユーロドル予想レンジ:1.0870(BB中心)~1.0750(BB下限)

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[ポンド円]BOE政策会合に注目

(ポンド円日足)


昨日のロンドン時間に発表された英国4月建設業PMIは8.2と予想の21.7を大きく下回ったことでポンド円は下落に転じた。
それまで132円ミドル付近を底にもみ合いが続いていたが、この結果を受け損切りを巻き込みながら131円ミドルまで下落。また、ユーロの下げが止まらないことからポンドも攣られ安となった。結局NY市場で130円60銭付近まで下落しほぼ安値圏で引けている。
本日のロンドン時間にBOE政策会合が開かれるが現行の政策金利や資産買い取りプログラムは据え置かれると予想される。
しかし、昨日のPMIの結果でポンドが売られるといったように、悪材料に対して敏感に反応しやすい。同時に発表されるインフレレポートなどの結果次第で一段のポンド売りが強まりかねない。
ボリンジャーバンドの下限を割り込んだことで下落の勢いが増す中、下値目途としては半値戻しの129円80銭付近。

ポンド円予想レンジ:131円60銭~129円80銭(50%)

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[全般]ユーロ売り止まらず円全面高

前日にドイツ憲法裁判所がECBの量的緩和策は一部違憲との判断を下したことでユーロは対ドル対円で下落。また、米中対立への懸念も加わり市場はリスク回避のドル買いと円買いが進みクロス円全般に下落幅を拡大させた。
この日も東京市場が休場、中国は連休明けとなり市場参加者は徐々に増えたもののドル円は上値の重い展開で始まった。
ドイツ憲法裁判所がECBの量的緩和の一部を違憲と判断したことでユーロが対ドル対円で下落。市場の不安感が増す中で円買いも進みドル円クロス円の売りを促した。
この日もドル円は108円60銭付近から108円21銭まで下落。豪ドル円やNZドル円も同時に売り幅を拡大させた。
その後は買い戻しの動きが入ったものの欧州勢は前日に引き続きユーロ売りで参入。
この日発表されたドイツの3月製造業新規受注が予想を下回ったこともユーロの下落幅を拡大。
その後発表された英国4月設PMIも予想を下回り統計以来最低の結果となったことでポンドも急落。ユーロ円ポンド円ともに下落しドル高円高双方が強まりドル円は106円前半でのもみ合いが続いた。
NY時間に発表されたADP雇用統計は-2023.6万人と予想の-2100万人を上回った。ある程度の悪化を織り込んではいたものの余りの数字の大きさに市場は動きが取れなかった。
一方、NYダウは140ドル近く上昇して始まったもののリスク回避の動きは継続しドル高円高の流れは継続。
引けにかけてトランプ大統領が「中国は貿易協定を維持するかどうかわからない」「来週か再来週には中国が貿易合意を履行するかどうか報告できる」と発言したことでダウはマイナスに転じるとドル円は一時106円を片足割り込んだ。
結果的にユーロの下げが止まらずクロス円も下落幅を加速。ドル高円高が進む中でやや円買いが優勢となりドル円は緩やかな下落が続いている。
今日から日本はゴールデンウィーク明けとなり、新たなポジション作りを始める。
休み前のドル円のレベル107円付近から見ると1円近くやすいレベルであり、様子を見ながら買いのタイミングを入れてくるとみている。
ただ、米中対立やECBの違憲問題などもあり買いも打診的なもので慎重なスタートになりそうだ。

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