ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2020-05

[米ドル円]狭いレンジ内での動き継続

(米ドル円日足)


先週ドル円は連休最後の日に106円を片足割り込むなど安値付近で東京市場は始まった。
連休前のレベルは107円付近でもあり東京勢にとって106円付近は買いやすいレベルでもあり上昇してスタート。
週末には米雇用統計が予想ほど悪くなかったことから106円74銭の高値を付けそのまま高値圏で引けている。
新型コロナウイルス感染による警戒感は徐々に後退していることも円安の追い風となっている。一方、米中貿易交渉を巡り今週は米中対立が激化する可能性もあり一時的にリスク回避の円買いには注意したい。
ただ、同時にドル買いの動きも強まることからドル円の下値は限定的とみてよいだろう。
先週からの株高円安の流れを継いでドル円は週前半にどこまで上値を試すか注目。
しかし、値幅は依然として狭いレンジ内での動きが続くとみており、天井を見極めたところで売りに転じたい。

今週のドル円予想レンジ:107円60銭(38.2%、BB中心線)~105円20銭(61.8%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ円]憲法問題と米金利動向

(ユーロ円日足)


先週はドイツの憲法裁判所がECBの量的緩和が違憲であると判断したことでユーロ売りを加速させた。しかし、連休明けの東京市場辺りからドル円の買いが強まるとユーロ円も反発。また、米金利が低下する中でユーロは対ドルでも買いが強まった。
週末には米雇用統計の結果が好感されリスクオンの円安が進みユーロ円は115円後半に押し戻されて引けてきた。
今週もユーロ円は底堅い動きで始まりそうだが、年初からのユーロ円の下落トレンドは継続しており、戻りは限定的とみる。
今週は再び憲法問題や新型ウイルス感染による影響などから最終的にユーロ売りが強まるとみている。
上値目途としては下落が続くボリンジャーバンドの中心線付近であり61.8%戻しとなる116円ミドル付近が意識される。

今週のユーロ円予想レンジ:116円50銭(61.8%)~112円50銭

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[豪ドル円]米中対立と中国経済

(豪ドル円日足)


70円付近で一旦は天井を付けたかと思われた豪ドル円だが67円ミドルで下げ止まり再び上昇に転じるなど底堅さが寧ろ確認された格好だ。
今週は原油高や各国経済活動再開に向けた動きを好感し再度高値70円を上抜き一段上のレベルを試す展開を予想する。
一方、米中対立が激化する懸念もあり一方向に上昇するのは難しいものの全般に過度なリスクオフの動きが後退。もし、米中協議で何らかの歩み寄りがあれば豪ドル買いに弾みが付きそうだ。
上値目途としては76.4%戻しの71円付近、或いはもみ合いが続いた72円から72円ミドル。

今週の豪ドル円予想レンジ:71円00銭(76.4%)~69円00銭

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[全般]過度な悲観論後退から米中協議へ

先週は各国の経済活動再開に向けた動きを好感し株式市場は週を通して世界同時株高となった。一方、欧州ではドイツの憲法裁判所がECBの量的緩和は違憲との判断を下したことや米中対立への懸念も燻る。ただ、週末に発表された米雇用統計の結果を受け市場は過度な警戒感は後退し楽観的なムードで引けている。

先週末に発表された米4月雇用統計は雇用者数が2050万人減と予想の2200万人減を下回った。また、失業率も14.7%と戦後最悪となったものの予想の16.0%は下回った。
これまでADP雇用や新規失業保険申請件数の結果を見ると米労働市場はかなり予想よりも悪いとの見方が広がっていただけに市場に安心感が広がった。
この結果を受けドルは全面高となりドル円も106円72銭まで上昇。NY株式市場も三指数ともに続伸したことからリスクオンの円安からクロス円もほぼ全面高となるなどドル安以上に円安の勢いが勝った。
結局連休中に下落したドル円クロス円は連休明けとともに反発して引けるなどポジションは巻き戻されて引けたとみることができる。
今週は各国の経済活動再開に向けた動きや、原油価格が回復し落ち着きを取り戻したことや先週末発表された米雇用統計が予想ほど悪くなかったことで市場の過度な警戒感が後退し全般にリスクオンの動きが強まり始めている。
一方米中対立への懸念が市場の不安を再び拡大させる可能性が出始めている。
先週末にムニューシン財務長官とライトハイザーUSTR代表が中国の劉副首相と電話会談を行い第一段階の合意履行を確認したとの報道を株式市場は好感。しかし、トランプ政権は中国に対してウイルス感染問題なども含め強硬姿勢を強めるなかで今週は改めて米中対立が高まる可能性がある。
市場の注目が一時的にウイルス懸念から米中対立に移るようなら再びドル円クロス円が押し戻されることになりかねない。
ただ、貿易問題は米中にとって早急に決着をつけるものではなく、一時的な円高で収まる可能性が高い。
先週はユーロが為替市場のけん引役となっており、今週もその流れが続くとみている。
ユーロの買い戻しが一巡し下落が強まるようならクロス円の下押し圧力となりドル円も上値が抑えられることになり注目したい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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