ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2020-05

[米ドル円]パウエル発言で買い戻し

(米ドル円4時間足)


パウエルFRB議長の発言を控えドルは全面安となりドル円は107円を割り込んだ。
前日にトランプ大統領がマイナス金利を催促したことから市場はドル売りに傾いた。
パウエル議長の最初の発言は景気に対する悲観的なものであったことからドル円はこの日の安値となる106円75銭まで売り込まれた。
その後マイナス金利は現時点で検討対象ではないと発言したことからドルは一斉に買い戻しが入り上昇。ドル円は107円15銭まで反発。しかし、NY株式市場は三指数ともに大きく下げたことで円買いの動きが強まり106円90銭まで押し戻されたものの引けは107円台を維持。結局往って来いとなった。
株価がここまで下落し米長期金利が低下したもののドル円は107円付近で下げ止まったことから下値の堅さが改めて確認された。
一方、ドルを積極的に買いに行くには米中対立やウイルスの第2次感染といった不透明な動きが上値を抑える。
東京市場では株価下落が継続する中でドル円は上値が抑えられそうだが米株式市場がそろそろ反発する頃だけに、下値堅めから108円に向かった動きを予想する。

ドル円予想レンジ:107円70銭(50%)~106円90銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ポンド米ドル]英GDPと米金利

(ポンド米ドル日足)


昨日のロンドン時間早朝に発表された英3月GDPは-5.8%と予想の-8.0%を上回った。また、1-3月期GDP速報値も予想ほど悪化していなかったことからポンド買いで反応。
欧州市場では原油先物価格が上昇したことからポンド買いが更に強まり1.2339まで上昇した。
その後パウエルFRB議長がマイナス金利に否定的な発言をしたことでポンドは急落。
また、新型ウイルスが経済に及ぼす悪影響が改めて意識されたことでFTが下落幅を拡大するとポンドもこの日の安値となる1.2210まで下落。そのまま安値圏で引けている。
1.26ミドルでダブルトップを形成し、そのネックラインがこの1.22付近ということから下げ止まった。
目先はポンド売りの勢いが残る中で短期的に1.22ドル割れを試す展開が予想されるが、最終的に買い戻しが入るとみている。

ポンドドル予想レンジ:1.2340~1.2170(38.2%)

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[NZドル円]RBNZ追加緩和でNZドル下落

(NZドル円日足)


昨日の東京時間に開かれたRBNZ政策会合では政策金利0.25%は予想通り据え置かれたものの量的緩和規模を600億NZドル拡大を決定。予想外の決定だったことからNZドルは急落。65円30銭付近から64円ミドルに下落。声明では「金融緩和は当面維持」「必要に応じて追加の金融政策手段を使用する用意がある」「将来的にマイナス金利も選択肢の一つ」など、今後も更なる緩和の可能性が示唆されたことでNZドル円は下落幅を拡大。
NY市場では株式市場が下落したこともありリスクオフの円買いが進みNZドル円は64円を割り込み、この日の安値となる63円98銭まで下落。
64円台前半で引けている。
流動性が低い通貨だけに一方向に傾きやすいこともあり過度に売られた観もある。
目先はまだ売りの勢いは残るものの63円台後半はレンジ相場の下限として意識されるだけに、そろそろ押し目買いのチャンスとみる。

NZドル円予想レンジ:64円70銭(38.2%)~63円70銭(BB下限)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[全般]パウエル発言で株安ドル高

パウエルFRB議長の講演を控えドル売りが強まったが、長期の経済打撃への懸念が指摘されたもののマイナス金利に否定的な発言をしたことでドルは反発。株価は三指数ともに下落して引けている。
東京市場では米中関係の悪化や一部の国でウイルスの第2次感染が見られたことなどからドル円は上値が抑えられた。また、この日はNY時間にパウエルFRB議長の講演を控え慎重な動きが漂った。
欧州市場では前日にトランプ大統領がツイッターで「他国がマイナス金利の恩恵を受けている限り米国にも必要」とつぶやいたことからパウエルFRB議長もマイナス金利の可能性を示すのではといった見方もありドル売りが先行。
欧州各国の株価が下落する中でユーロやポンドが上昇幅を拡大させたことでドル売りが強まった。
NY市場が始まったところで発表された米4月PPIが-1.3%と予想の-0.5%を下回ったこともドルの下押し圧力となった。
注目のパウエルFRB議長は最初に「新型コロナ感染拡大で長期の経済打撃への懸念が高まった」「見通しは極めて不透明」「景気悪化の長期化回避のための追加政策が必要となる可能性」などと悲観的な発言で始まるとドル売りで反応。ドル円は106円75銭まで売り込まれた。その後「マイナス金利は現時点で検討対象ではない」と発言すると一転。ドルは全面的に買い戻しが入るとドル円は107円台を回復。ユーロやポンドは軒並み下落に転じた。
NY株式市場はマイナス金利への期待が後退したことや米経済指標の悪化を背景に三指数ともに続落。米中対立懸念なども重なりリスク回避のドル買いと同時に円買いの綱引きからドル円は107円を挟んでのもみ合いとなった。
市場は新型ウイルス感染の収束に向けた動きから経済活動への期待もあるが、一方で2次感染により再度経済が落ち込むリスクも抱える。
米中関係の悪化がどこまで拡大するかも不透明な中でポジションを一方向に傾けにくくなっている。
その中でも短期的に材料があれば一時的にポジションを膨らませるが、すぐに巻き戻すことから相場は往って来いになりやすい。
短期取引に徹して乗り遅れた列車を後追いするのは避けておきたい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


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