ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2020-05

[米ドル円]円安がドル安を上回る

(米ドル円日足)


ワクチン開発進展期待からリスクオンの円安と同時にドル安が強まりクロス円が全面高。
NY株式市場が三指数ともに大幅高の中で米長期金利も上昇。ドル安の動きが抑えられたことで円安の勢いが増しドル円は107円50銭まで上昇。その後ユーロが上昇幅を拡大するとドル売りが強まり107円20銭まで押し戻されたもののその後は再び上昇に転じた。
市場にはワクチンが実際に実用化されるかどうか見極めるまではいつ何時振り落とされるか分からないという恐怖も燻る。
その中でドル円は昨日高値を再度試しに行くとみている。
上値目途はフィボナッチ50%戻しであり、5月12日に付けた高値107円76銭付近が意識される。勢いがあればボリンジャーバンドの上限であり61.8%戻しとなる108円10銭付近も視野に入る。

ドル円予想レンジ:107円75銭(50%)~107円00銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]独仏の基金設立で安心感

(ユーロ米ドル日足)


週明け東京市場からユーロは1.0820付近でのもみ合いから欧州市場で1.08を一時片足割り込んだ。しかし1.08付近は4月から何度か下値を試したものの跳ね返された底堅いレベルとして意識された。
NY市場が始まったところで米医薬企業モデルナが新型コロナのワクチン開発で進展が見られたとの報道で一気にリスクオンの動きが高まりドルが下落。ユーロは1.0860付近まで上昇した。
その後ドイツとフランスがEU加盟国の経済再建のため5000億ユーロの基金設立を提案すると報じられるとユーロは上昇幅を拡大。1.0927までほとんど押し目のないまま上昇。ユーロの目先ショートポジションが炙り出された格好となった。
ほぼ高値圏で引けていることからまだショートの買いが残っているとみてよいだろう。
しかし、1.1ドルの上値を抜けない限りユーロの下落トレンドは継続となり、買いが一巡すれば再び1.08ドル割れを試す展開を予想する。

ユーロドル予想レンジ:1.0960(76.4%、BB上限)~1.0860

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[豪ドル円]中国の報復

(豪ドル円日足)


東京市場で豪ドル円は69円を挟んでのもみ合いが続いた。
先週中国は豪州に対して食肉輸出禁止措置を打ち出し、昨日は豪産大麦に対して追加課税をかけると発表。豪州が中国ファーウェイのを参入を禁じたことや、コロナ発生源の調査を求めていたことに対する報復措置とみられる。
一旦は上値が抑えられたものの原油価格先物が上昇し、アジアや欧州全体の株価が堅調な地合いの中でリスクオンの円安が進み豪ドル円は上昇。
NY時間に新型コロナウイルスワクチン開発の進展報道で更にリスクオンの動きが強まるとこの日の高値となる70円07銭まで上昇。しかし、このレベルはフィボナッチ61.8%戻しでもあり上値が抑えられた。
リスクオンの動きは継続するとみるが、一方で豪州に対する中国の報復圧力が増す中で上値も抑えられる。
目先ボリンジャーバンドの上限である70円50銭付近では売りを出していきたい。

豪ドル円予想レンジ:70円50銭(BB上限)~69円50銭

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[全般]ワクチン開発進展期待でリスクオン

米国医薬ベンチャー企業が新型ウイルスワクチン開発で進展があったとの報道でNY株式市場が大幅高となりリスクオンの円安と同時にドル安の動きが強まりクロス円が全面高。特にユーロの上昇が際立った。

週明け東京市場では先週末の米小売売上高などの経済指標が悪化したことや、米中対立激化への懸念などもあり一時日経平均株価は2万円を下回った。ドル円も107円前半での上値の重い展開で始まったもののその後は堅調な地合いで推移。
日本も含めウイルス感染者が減少する中で経済活動再開の動きへの期待感が相場を押し上げ株価は上昇、ドル円も107円付近で下げ止まった。
欧州市場では原油先物価格やNYダウ先物が堅調な地合いで始まると資源国通貨の豪ドルやカナダドルなどのクロス円の買いが散見。ドル円も攣られて底堅い動きとなった。
NY時間の早朝には米医薬ベンチャーのモデルナが新型コロナ向けワクチンの臨床試験で投与した患者全員抗体が確認されたと発表。この報道を受けNYダウは700ドル近い上昇で始まるとリスクオンの動きが一気に強まり円売りと同時にドル売りが活発となりクロス円が全面高。ドル円も107円ミドル付近まで押し上げられた。
その後独仏がEU加盟国の経済再建のため5000億ユーロの基金設立を提案するとの報道でユーロが上昇幅を拡大。ユーロ円は117円前半まで上昇するとクロス円全体も引き上げられた。
米中対立懸念やウイルス第2次感染への警戒感が燻る中で、ワクチンが開発されるとの報道はそれら悪材料を駆逐。戦後最悪の状況からの脱出への明かりが見え始めたことへの期待感は相場の最大の好材料となる。
しかし、このようなワクチンへの期待は過去にも何度かあり、結局実際にどこまでの効果があるかは今後の経過をみないと分からないという不安も残る。
株式市場ははしゃぎ過ぎといった観もありいつ失速するか分からない状況ではあるが、本日もリスクオンによるドル円クロス円の上昇は継続。一段の上値を探る展開が予想される。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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