[米ドル円]107円台攻防継続

ワクチンの開発進展や経済活動再開期待が高まる中で世界的同時株高となりリスクオンの円安とドル安が進んでいる。
東京市場でドル円は107円92銭まで上昇したが108円には届かずに押し戻された。
欧州市場でもリスクオンの動きが強まりユーロやポンドが大きく反発したことでドル安が円安の勢いを抑えたことからドル円は107円40銭まで下落した。
しかし、連休明けNY市場ではダウが大幅高で始まると円安が先行。ドル円は107円69銭まで反発したものの結果的にドル売りが止まらず107円50銭付近で引けている。
クロス円の上昇がドル円の上値を抑えるなど、これまでドル円を押し上げる要因とは異なる動きがみられる。
逆に、クロス円が売られるようならドル円は上昇することになるということだ。しかし、それでも108円を超えていくような勢いはなく、綱引き状態はしばらく続くことになるだろう。
ただ、米中対立が激しくなる中でトランプ大統領が中国に対して具体的な制裁を科すようなら一時的にドル円の下振れ圧力が増し107円を割り込む可能性もあり注意したい。
ドル円予想レンジ:108円00銭~107円00銭(50.0%)
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[ユーロ米ドル]1.1ドルの上限

ワクチン開発の進展や世界的な経済活動再開期待からドル売りが強まる中でユーロは再びレンジの上限となる1.1ドルを目指す展開が再開。
アジア全体の株価上昇の動きを継いで欧州各国の株価が上昇して始まるとドル売りが先行。アジア市場で1.0890付近で始まったユーロは欧州市場で1.0970付近まで上昇。
一部で「ECBはドイツ連銀抜きで量的緩和を実施するための緊急案を作成している」との報道が流れ、ドイツとECBとの関係悪化が懸念された。
しかし、ユーロ買いの勢いは止まらずNY市場では1.0995まで上昇。ほぼ高値圏で引けている。
1.1ドルは3月以来何度もこのレベルで上値が抑えられるなど強いレジスタンスとして意識される。
今回も特にユーロ買いの材料があるわけではなく1.1ドル付近では売りを出しておきたい。
5月1日の高値でありボリンジャーバンドの上限が位置する1.1020付近を上抜くようなら買い戻しを入れる。
ユーロドル予想レンジ:1.1020(BB上限)~1.0920(38.2%)
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[ポンド円]133円台戻り売りスタンス

アジア市場からリスクオンの動きが強まりポンド円も131円前半から上昇が始まった。
ロンドン市場でポンド円は上昇幅を拡大し131円後半まで買いが進んだ。
一旦は押し戻される場面も見られたが連休明けNY株式市場が大きく上昇して始まると円安が進みポンド円はこの日の高値となる133円03銭を付けた。
このレベルは5月11日に付けた高値付近でもあり意識され利食い売りなどが散見。132円ミドル付近まで押し戻されて引けている。
ポンドの買い材料があるわけではなく、リスクオンの円安とドル安がポンド円を押し上げた格好だ。
最近のポンドは投機筋の動きが目立つ。
今回も短期的な投機筋の買いが入った可能性もあり133円台前半では戻り売りスタンスで臨みたい。
ポンド円予想レンジ:133円20銭(5月11日高値)~131円80銭
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[全般]リスクオンの円安ドル安でクロス円全面高
昨日のアジア市場では日本で緊急事態宣言が全面解除されるなど世界的に経済活動再開を好感し日経平均株価は大きく上昇。また、中国人民銀行総裁の景気下支え姿勢などから香港ハンセンや上海総合指数も堅調な地合いで推移する中でドル円は107円92銭まで上昇。クロス円も全般に底堅い動きで始まった。
欧州市場でもこの流れを継いで欧州各国の株式市場やダウ先物などが上昇してスタート。
リスクオンの動きからドル安が進みユーロやポンドが上昇する中でドル円はじり安となった。
連休明けNY市場ではアジアや欧州株式市場が上昇した流れからダウが610ドル高で始まった。米国メルクが新型コロナウイルスに対するワクチン臨床試験を開始したことなども市場に安心感を与えた。その後発表された4月の新築住宅販売件数が0.6%と予想の-23.4%を大きく上回ったことを好感。
リスクオンによる円売りの動きが先行すると107円40銭まで下落していたドル円は107円70銭まで反発。しかし、その後はドル安の動きが強まるとドル円の上値は抑えられた。
新型コロナウイルスワクチン臨床試験が進展していることや、ロックダウン解除による経済活動改善期待などが世界同時株高をもたらす結果となった。
リスクオンの高まりから安全通貨のドルや円が売られた結果クロス円が全面高。
ただ、忘れてはならないのは米中対立の激化や経済活動再開に伴う2次感染の恐れが依然として燻ることだ。
これまで押さえつけられていたストレスが解放されたことから出遅れまいとしたリスクを取り始めている。この流れは今日も継続するとみるがトランプ大統領の発言などによる突然の急落リスクも頭に入れておきたい。
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
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