ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2020-05

[米ドル円]保ち合い収束

(米ドル円8時間足)


東京時間にゴトウ日買いによりドル円は107円38銭から107円62銭まで上昇。日経平均株価も前日のNY株高の流れを継いで堅調な地合いで始まったものの既に織り込み済み。
107円ミドル付近でもみ合いが続いたが、欧州市場が始まると一転。リスクオンの円安が進みNY市場にかけて107円94銭まで買いが進んだ。
しかし、株高が進むと同時に米債券が買われ金利の低下とともにドル売りが強まりドル円は107円65銭まで押し戻された。
その後は引けにかけて株価が上昇を加速した事でドル円も107円80銭付近まで押し上げられた。
5月6日に105円99銭を付けた安値を底としてドル円は徐々に下値が切り上がっている。一方、108円付近は一度上抜きしたもののその後は堅いレジスタンスとして上値が抑えられる上昇三角形の形を示している。
収束から放れるとすれば上方向となるが、108円10銭付近では売りが並んでくると予想される。

ドル円予想レンジ:108円10銭~107円30銭(38.2%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ米ドル]7500億ユーロの基金創設

(ユーロ米ドル日足)


昨日の欧州時間にEU欧州委員会が「新型コロナウイルス危機からの経済再建に向けた7500億ユーロの基金の新設を提案する」と発表。ユーロは1.0935から買いが強まり断続的に損切りを巻き込みながら1.1031まで買われた。
1.1ドル付近は強いレジスタンスとして意識されていただけに損切りが大分散見された。
しかし1.1ドル台での買いは続かずNY市場では1.0956まで押し戻されたものの買い遅れたところが再び買いを入れてくると1.1ドル台に乗せて引けている。
7500億ユーロ基金は独仏がEU加盟国の経済再建のため提示した5000億ユーロを上回るもので市場に驚きがみられた。しかし、基金創設には全加盟国の同意が必要で、財政負担に消極的なオランダやその他の国の反対は根強い。
6月19日の協議まではまだ時間があり、その間には紆余曲折の動きがユーロの上値を抑えてくるとみる。
昨日の高値1.1031を上抜けないようならダブルトップ形成で再び下値を試す展開を予想する。

ユーロドル予想レンジ:1.1040(BB上限)~1.0930(61.8%)

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[ポンド円]年末ブレグジット期限変わらず

(ポンド円4時間足)

GBP_JPY_20200528_4jikanashi.jpg

東京市場でポンド円は上値の重い展開が続き132円13銭まで低下した。
ロンドン市場が始まるとポンド買いが先行しポンド円は133円01銭まで上昇したが133円台での売りが並ぶなど上値は抑えられた。
その後、英首相報道官が「政府見解に変更はない。Brexit移行期間は12月31日に終了」と報道。
移行期間の延長がないままでEUとのFTAなどの締結がなければ無秩序な離脱に陥るとの見方が広がりポンド円は反落。
NY市場で131円64銭まで下落した後は引けにかけてNY株式市場の上昇に伴い132円台前半まで買い戻されて引けている。
133円台の上値の重さが確認されたことで戻り売りスタンスは継続。

ポンド円予想レンジ:133円20銭(5月11日高値)~131円80銭

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[全般]リスクオン継続

新型ウイルス感染に対するワクチン開発や経済活動再開への期待により市場の楽観的なセンチメントが株価やドル円の下支えとなっている。
東京市場ではトランプ大統領が「中国に対する制裁、今週末までに更に明らかになるだろう」と発言するなど米中対立への不透明感が漂う中で日経平均株価は堅調な地合いで推移。ドル円も107円ミドル付近でのもみ合いが続いた。
欧州市場では軟調な地合いが続いていたユーロが一気に上昇に転じた。
EU欧州委員会が「新型コロナウイルス危機からの経済再建に向けた7500億ユーロの基金の新設を提案する」と発表したことでユーロは1.1031まで買われた。
一方、ポンドは急落。英国首相報道官が「政府見解に変更はない。Brexit移行期間は12月31日に終了」と報道。移行期間の延長をしないとの意向を強調したが、EUとのFTAの締結がないままでは無秩序な離脱に陥るとの見方が広がりポンド売りが強まった。
ただ、市場には新型コロナによる過度な悲観論が後退する中でリスクオンの動きは継続。
ドル円はNY株式市場が前日に引き続き大幅高となる中で107円94銭まで上昇。
しかし、米長期金利が低下する中でドルの上値は抑えられた。
上昇したユーロだが7500億ユーロの基金創設に対しては全加盟国の同意が必要となることから下落に転じた。ポンド円の売りなども加わりドル円も107円ミドル付近まで押し戻された。
ただ、引けにかけて株式市場が上昇幅を拡大するとリスクオンの円安が進みドル円クロス円ともに底堅い動きが強まった。
米中対立によるリスクは燻るものの、中国からの報復制裁は限定的とみる。
市場は米国だけではなく欧州や日本も香港問題に関しては否定的な見方を示している。
世界を相手に本格的に争うことは中国も避けたいところだろう。
最終的に米中対立によるリスクよりも新型ウイルスワクチン開発や経済活動再開への期待が上回ることからリスクオンの動きは今日も継続するとみてよいだろう。

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商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
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