ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2020-05

[米ドル円]トランプ発言待ち

(米ドル円日足)


東京市場ではリスクオンが先行するなかドル円は107円90銭まで上昇。しかし、108円台乗せには至らず高値圏でのもみ合いが続いた。
欧州市場に入るとユーロやポンドが上昇して始まるとドル全般に売りが強まりドル円の下押し圧力が高まった。
NY市場でも株式市場が三連続上昇して始まったことでドル売りが先行。ドル円は107円57銭まで下落した。一方、株価や原油価格の上昇などからリスクオンの円安の動きが強まると下げ止まりから上昇へと転換するかと思われた。
しかし、引けにかけてトランプ大統領が29日に対中政策に関する記者会見を行うと発表されたことで急速に株価は下落。リスクオフの円買いが強まるとドル円は107円60銭付近まで下落して引けている。
トランプ大統領の記者会見までは一段の調整売りが出やすいものの下値は限定的とみる。
米中対立が一気に激化するとの見方は少ないだけに、記者会見が終わったところでドル円が下げ止まるようなら買いを入れて行きたい。

ドル円予想レンジ:108円20銭(BB上限、38.2%)~107円20銭(BB中心線)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ユーロ米ドル]1.1前半の節目上抜ける

(ユーロ米ドル日足)


東京から欧州にかけてユーロドルは1.1ドル前半でのもみ合いが続いた。このレベルは過去に何度も上値が抑えられていただけに買い方は慎重姿勢を崩さなかった。
しかし、前日に欧州委員会で新型コロナウイルスからの経済復興案として7500億ユーロの基金を創設すると発表されたことを好感。NY市場に入るとリスクオンによるドル売りが先行するとユーロは1.1030を上抜け1.1093まで上昇。
節目の1.1前半をクリアに上抜いたことでユーロ買いに勢いがあり、一段の上値を試す展開を予想する。
次の上値目途としては3月30日に付けた高値1.1145、そしてフィボナッチ61.8%戻しとなる1.1170付近が意識される。
ただ、7500億ユーロの復興基金に対しては反対も多く実現できるか分からない状況だけに上値も限定的とみる。

ユーロドル予想レンジ:1.1145(3月30日高値)~1.1040

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[豪ドル米ドル]米国対中制裁によるリスク

(豪ドル米ドル日足)

AUD_USD_20200529_hiashi.jpg

東京時間にロウRBA総裁が「雇用情勢が回復するまでは量的緩和を継続する」「雇用情勢の更なる悪化を懸念」「マイナス金利の可能性は極めて薄い」などと発言したが反応は見られなかった。欧州市場で原油価格先物が上昇して始まると資源国通貨の豪ドル買いが先行。
0.6630近辺を上抜くと損切りを巻き込みながら0.6667まで上昇。リスクオンのドル安の動きも豪ドル買いを促した。その後はトランプ大統領が香港を巡り中国政策に関する記者会見を行うと発表。これを受け豪ドルは0.66前半に押し戻されている。
明日の未明とされるトランプ大統領の記者会見で中国に対してどれだけの制裁措置を科すのか注目。
発言内容が中国との対立がある程度抑えられるような内容であれば豪ドルの買い戻しが強まるとみている。反対に、関係が激化したとしても豪ドルの上昇トレンドは継続する中で底値は限定的とみる。

豪ドルドル予想レンジ:0.6680(BB上限)~0.6520(BB中心線、38.2%)

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[全般]トランプ発言控え調整

前日に引き続き世界的にリスクオンの動きが先行する中で、香港を巡りトランプ大統領の中国への制裁に対する警戒感が広がりポジション調整の動きもみられた。
連日のNY株式市場の上昇を受け東京市場では日経平均株価が大幅に上昇して始まるとドル円も107円90銭まで上昇。ドル安円安の動きが継続しクロス円も全般に底堅い動きとなった。
一方、中国全人代では香港における反体制活動を禁じる「香港国家安全法」を採択して閉幕。
これに対してトランプ大統領が中国に対して制裁発動を含めた対応措置を準備しているとの報道もあり米中対立懸念も燻るもののリスクオンの流れに変化は見られなかった。
欧州市場にかけて原油価格先物が上昇したことで資源国通貨の豪ドルなどの買いが先行。
これがドル安に拍車をかけると纏まったユーロ買いの動きがみられた。
前日に欧州委員会が総額7500億ユーロの新たな復興基金を創設すると発表したことを好感したものだ。
NY時間に発表された米GDPや耐久財受注が予想を上回ったものの、同時に発表された新規失業保険申請件数の増加が止まらない状況となるなどまちまちの結果となった。
一方、NY株式市場は連日の上昇で始まるとドル売りで反応。ユーロは対ドル対円で上昇幅を拡大するなどリスクオンの円安も進みクロス円全般を押し上げた。
ユーロドルは1.1ドルを完全に上回り1.10後半まで上昇。ポンドや豪ドルなどもつれ高となった。
しかし、本日29日に「トランプ大統領が香港を巡る対中政策に関する記者会見を行う」との報道で上昇が続いた株式市場で引けにかけてポジション調整と思われる売りが強まり三指数ともにマイナスに転じた。為替市場でもリスクオンの動きが後退しドル円クロス円ともに押し戻されて終了。
今日のトランプ大統領の発言次第では中国との対立が一気に高まるのではといった見方が広がった。
しかし、これまでの中国の動きをみると米国に対して強硬姿勢をとる可能性が低く口先での攻防が止まれば再びリスクオンの動きが高まるとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

 | HOME | 

注意喚起

当社の取扱う店頭外国為替証拠金取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や為替レートの変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、マイナー通貨(流動性の低い通貨)の取引をされる場合、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。加えて、スワップポイント(通貨間の金利差調整額)においては通貨ペアやポジションの状態(売りまたは買い)によっては、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、想定元本(為替レート×取引数量)× 4%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので最大25倍となります。法人のお客様の必要証拠金は、為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。 為替リスク想定比率は、通貨ペアごとに異なり、当社では、原則として一般社団法人金融先物取引業協会が金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1項に規定される定量的計算モデルを用いて算出する数値を利用します。なお、為替リスク想定比率は、原則として1週間ごとに見直しが行われ、レバレッジは、為替リスク想定比率の逆数(想定元本÷必要証拠金)となりますので、1週間ごとに変動します。

店頭バイナリーオプション取引「LION BO」は、判定時刻の為替レートが、当社の設定した最大7本の権利行使価格から、お客様が選択された権利行使価格よりも、上昇するか下降するかを予想するヨーロピアンタイプのラダーバイナリーオプション取引です。最大損失額は、オプションの取得対価の全額となります。取引単位は1ロット(1ロット当たりの価格は0~1,000円)、1回の取引あたりの最大取引単位は50ロットとなります。手数料は無料です。オプションの購入後において、取引をキャンセルすることはできません。購入したオプションを取引可能期間前に清算(売却)をすることはできます。但し、購入価格と清算価格にはスプレッドがあり、清算時に損失を被る可能性があります。「LION BO」は投資額に比べて大きな利益を得る可能性がある反面、投資元本の保証はなく、お客様にとって為替レートが不利な方向に変動することにより投資元本の全てを失う可能性のあるリスクが高い金融商品です。

当社の取扱う店頭CFD取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、原資産の価格の変動や為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や金融市場、為替相場の変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、流動性が低下している状況では、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。また、株価指数、ETF(上場投資信託)、ETN(指標連動証券)を原資産とするCFD取引は、金利調整額(買建玉を保有している場合は支払い、売建玉を保有している場合は受取り)が発生しますが、金利調整額は、金利水準が各国の経済事情や政治情勢等様々な要因を反映するため変動するので、売建玉を保有している場合でも、マイナス金利となる際は、当社への支払いとなります。加えて、配当金・分配金の各権利確定日の取引終了時点で建玉を保有していた場合、これらの権利調整額が建玉に発生します。一般に権利調整額は買建玉を保有している場合は受取り、売建玉を保有している場合は支払います。一方、原資産となる株価指数自体が配当金を考慮している指数の場合等は、使用するリクィディティプロバイダーによっては、権利調整額は売建玉を保有している場合は受取り、買建玉を保有している場合は支払います。この他、商品先物を原資産とするCFD取引は、当社が定める日の未決済ポジションに対して当社が定めた価格調整額が発生します。原資産にコーポレートアクションが発生した場合は、当社は決済期日を定めた上で新規取引を停止する場合があります。建玉を決済期日までに決済されなかったときには、当該建玉は当社の任意で反対売買により決済されます。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、原則、想定元本(基準値×1.1×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート)× 株価指数CFDの場合10%・債券CFDの場合2%・その他有価証券CFDの場合20%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので、それぞれ最大10倍・50倍・5倍となります。

当社は、インターネットを通じて店頭外国為替証拠金取引、店頭バイナリーオプション取引および店頭CFD取引サービスをご提供しておりますので、お客様のパソコン・インターネット環境や当社のシステムに不具合が生じた場合等、取引ができなくなる可能性があります。また、お客様の取引の相手方は当社(相対取引)となっており、取引所取引とは異なります。お客様におかれましては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。



商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
    日本証券業協会 日本投資者保護基金

 

岡安盛男のもりもりトレード情報!



新規口座開設はこちら

口座開設バナー


LION FX経済カレンダー信託保全確定申告について各国情報Q&A
初めてのFX
連絡先

カテゴリー

プロフィール

ヒロセ通商

Author:ヒロセ通商
毎日の売買ポイント
●ファンダメンタルズ
●テクニカル

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する